今日からはじめる就職活動①「自己分析ってなに?」
自己分析に業界研究、企業研究、インターン…就活にはやらなくてはいけないことがいっぱい。特に自己分析は大切で早めにやった方がいいっていうけれど…
・自己分析ってそもそも何?
・自己分析はどうやったらいいの?
・自己分析はどうして大切なの?
こんなこと思っている人はいませんか?実は私もそうでした。
自分のことだよね、とりあえず好きなことや苦手なことを考えてみる?ぐらいの認識しか持っていませんでした。
今回は自己分析がどうして大切なのか、どうやって進めたらいいのかというテーマでお話しします。
1.自己分析って何?
自己分析とはずばり「自分を知ること」です。
何当たり前のことを言っているんだ…と思いましたか?もっと詳細に言うのであれば、これまでの人生を振り返りながら、自分の好きなこと・嫌いなこと・得意なこと・苦手なこと、そしてその理由を詳しく考えることが自己分析です。大切なのは「理由」も合わせて考えること。
自己分析では、好きなことは?なぜ?いつから?どういうきっかけがあって?どういうところが好きなの?と、どんどん突き詰めていく必要があります。
またその他に、頑張ったことや感動したことなどについても振り返っていくことになります。
2.自己分析が大切な理由
業界を選ぶのにも、企業を選ぶのにも、そしてなんと面接においても、自己分析がしっかりとできていることは重要です。
さて、どうしてこんなにも自己分析が重要だと言われるのでしょうか。
それは…
「志望業界や志望企業が自分に合っているかどうかを正しく判断するため」です。
みなさん、やってみたい仕事、興味のある業界、様々あると思います。魅力的にみえる企業もありますよね。しかし、就活においては自分に合っているか、続けていけるかという視点を持つ必要があります。
悲しいことに、私たちは興味があることと得意なことが一致しているとは限りません。
・私の場合
治験に興味がある!患者さんにも関わりたい!
じゃあ治験コーディネーターはどうだろう?
⇒自己分析をしてみるとタスクを平行して進めていくのが苦手だとわかった。
治験コーディネーターは準備の段階から資料作成や病院の訪問など多くの種類の仕事があり、向いていないのではないかと感じた。
自己分析をしないまま業界研究や企業研究を行うと、面白そう!やってみたい!が先行してしまい、ミスマッチを起こす可能性があります。入社後、自分の適性と合わなかった…と早期退職してしまうことになるのは避けたいですよね。
実はこれ、企業側も同じなんです。
新入社員を採用するまでにはエントリーシートを読んだり、面接をしたり、選考をしたりと労力がかかります。その分、コストもかかっています。時間もお金もかけて採用した社員がすぐにやめてしまった…となると、企業としては損をすることになります。企業側もミスマッチによる早期退職は避けたい。そのため、面接時には「この学生はちゃんと自己分析ができているかな?その上で、うちの会社と自分が合うと考えて受けてきているかな?」という視点が生まれることになります。
自己分析をできていない学生Aが
「御社の△△という点に魅力を感じているため、私は御社の発展のために尽力していきたいと考えております」
と発言し、
自己分析をできている学生Bが
「自分は◯◯というところがあるので、御社の△△という点に魅力を感じ、✕✕という形で貢献できると考えております」
と発言したとすると、
自己分析をできているBの方が、説得力があるように感じますよね。採用担当者としても、AよりもBがうちの会社に合っている!と感じるはずです。
ここまで読んでいただいた方には、自分が希望する業界や企業に合っているのかを判断する上でも、企業側がこの学生はうちの会社に合っているのか?と判断する上でも、自己分析は欠かせないものだとわかっていただけたと思います。
3.自己分析のやり方
最後に自己分析のやり方を説明します。自己分析には正解はなく、あくまでも私が行った自己分析である点のみご了承ください。
① まず学生時代に頑張ったことを書き出す。
例:サークル活動
② ①の出来事をなぜ頑張れたのか?どのように頑張ったのか?を書き出す。
例:お互いに苦手な部分を教え合いながら切磋琢磨した。
③ ①②からみえてくる自分の資質を書き出す。
例:協調性、共感性など
④ これらを踏まえてみえてきた自分の価値観を書き出す。
例:人と協力して何かを達成することに喜びを感じる。
この作業はいつその価値観が養われたのか?を知るために、大学生活だけではなく、高校生活や中学生活を振り返ることが大切です。
続いてライフプラン。
3年後、5年後、10年後に自分はどうなっていたいのか?を具体的に書き出します。
結婚や出産を希望する人はそれも踏まえてライフプランを想像するといいと思います。
自己分析はこれで終わり。後はエントリーシートや面接に向けて、自己分析を踏まえた上での自己PRを考えていくことになります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
自己分析がこれからの人も、もう自己分析を終えた人も、一緒に頑張っていきましょうね。
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