【14】ハルカリ『音楽のススメ』はDJ FUMIYA の音楽的欲望/妄想が詰まった名盤だ。
(2021_0416)
「ストロベリーチップス」、街で耳にしたときに体に衝撃が走りませんでしたか? わたしのハルカリとの強い付き合いはこの曲から。すぐにこの曲をチェックして、手帳にメモしたことを覚えています。
ハルカリの「2枚目のジンクス」を軽々と打ち破った1枚。
この時期のDJ FUMIYA は神がかっているなあ。1枚目に続き、2枚目もこのクオリティなので、3枚目になって多様なコラボが実現するわけです。
白状しちゃうと、「マーチングマーチ」「コンティニュード」はサンプリング/演出ネタとして使おうと今でも温めている音源です。今でも、聴くたびに力をもらえる音源。
なんというか、音そのものというよりも、その音のコンセプト、構想にグッと来ちゃうんです。簡単に言っちゃうと、DJ FUMIYA の音楽的な欲望と妄想が詰めこまれているところが好きなんです。
アナロジーで言うなら、Capusule で前衛/実験しまくった中田ヤスタカが、そこから溢れたポップな部分/剰余部分を Perfume とか きゃりーぱみゅぱみゅで試してみるというか。
ここだけの話、ストロベリーチップスはCDショップのNOW PLAYINGで刺激されてそのまま即買いしちゃった音楽なんですよ。
同じように即買いした音楽は他にもあって、Perfume の「チョコレイトディスコ」(これは確か北海道の新婚旅行中のどこかのHMV)、ジャック・ジョンソンの『ON AND ON』とか。
それにしても、なんでこんなにハルカリに惹かれるんだろう? 考えたら、この女性2人のツインボーカル、Dance Hall Crashers となんか似てるんですよ。あ、そういえばDHCのコレもショップで即買いしたものでした。今でもはっきり覚えてます、あれは京都VIVREのタワレコで、大学に入った年でした。
ハルカリ、もう少し楽しめそう。
ロイ・ハーグローヴの時のように、1週間ずっとハルカリになっちゃうかも。