これまでの統計結果から分かること。次世代Nintendo Switchで任天堂がやってはいけないことはローディング時間の短縮?
次世代Nintendo Switchで一つ任天堂がやってはいけないことが分かりました。
私が調べ上げた限り、一番危険な戦略はカスタムSSDなどによりローディング時間の短縮にコストをかけることです。「お前は何を言っているんだ?」と思われるでしょうが、これは少なくとも今までの統計結果を見る限りは事実です。
一部の方は不快になるでしょうが、要約するとこうなります。
1.スイッチより遥かにローディング時間が早いPS5とXBOXは売れてない。
2.SSD並みに高速のMicroSDはすでに販売されるほど一般化が進んでいる。
3.ローディング時間に拘ったはずのニンテンドウ64とゲームキューブは売れていない。
4.ローディング時間は手間はかかるがプログラムの工夫で高速化できる
5.WiiUはローディング時間により失敗したという考えは思い込み(バイアス)の可能性がある。
6.ローディング時間の短縮は他社との差別化にならない。
順に追って説明しましょう。
1.スイッチより遥かにローディング時間が早いPS5とXBOXは売れてない
皆さんにお聞きしましょう。
「スイッチより遥かにローディング時間が早いPS5とXBOXは売れていますか?」
答えは全員ノーでしょう。ローディング時間が早いのに現状、PS5とXBOXは全く売れてないのです。
つまり、(望んでいる人には非常に申し訳ないのですが)ローディング時間の短縮は所謂「ネットで声がでかいだけの人が言っているだけ」の可能性が非常に高いのです。
2.SSD並みに高速のMicroSDはすでに販売されるほど一般化が進んでいる
さらにPS5とXBOXのカスタムSSDほどではないものの、SSD並みに高速のMicroSDはすでに販売されるほど一般化が進んでおり、文字通り無益の長物になる可能性があります。
3.ローディング時間に拘ったはずのニンテンドウ64とゲームキューブは売れていない
ローディング時間に関する話はまだあります。ローディング時間に拘ったはずのニンテンドウ64とゲームキューブは売れていないのです。つまり、任天堂もローディング時間の問題に関して見誤った時期があったというです。
4.ローディング時間は手間はかかるがプログラムの工夫で高速化できる
スーパーマリオワンダーを見れば分かりますが、ローディング時間は手間こそかかりますがプログラム上の工夫により高速化できます。
これはPS4のGhost of Tsushimaなどでも証明されています。
5.WiiUはローディング時間により失敗したという考えは思い込み(バイアス)の可能性がある
「ではWiiUやネオジオCDはローディング時間で失敗したと言われているのは?」という指摘があるでしょう。これは思い込み(バイアス)であり、実際には関係ない可能性が大きいです。
さらに具体的に言うと「人は20秒~30秒のローディングだとかなり不快になるが、5~10秒ほどなら左程気にならない」という可能性があります。
実際スイッチ版ゼルダの伝説BotWでローディング時間を気にした人はいたでしょうか?
あまりいなかったのではないでしょうか?
この辺は認知心理学に基づいた調査と研究が必要でしょう。
6.ローディング時間を短縮する戦略は他社との差別化にならない
最後に3DSの時に「ただグラフィック性能を上げると他社と同じになってしまう」と宮本茂氏が語っていましたが、まさにそれでローディング時間の短縮は他社と被ってしまいます。この「他社と被る」という戦略はなんとしてでも避けなければなりません。
以上、ローディング時間の短縮はコストの問題があれば、の話ですが取るべき手ではないということです。
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