まさかの記事がランクイン。年間PVの多かったnote記事TOP5!2018年版【書き返り】
2018年最後の書くメシ記事。テーマは「書き返り」。要するに、書くことについて振り返ろう!ということですね。
2018年のnote記事投稿を振り返ってみると、全部で29記事を書いていました。この記事でちょうど30記事。1ヶ月で2.5記事を書いた計算になりますね。2週間1記事くらいを目安に始めたので、個人的にも悪くないペースかなと思います。
書くメシのリレー記事が始まってからはほぼ毎週書くようになった(書かざるをえなくなった笑)ので、通勤途中の電車でスマホで少しずつ書き上げるスタイルもだいぶ板についてきました。
さて、今年の振り返りということで、僕が書いた今までのnote記事のなかで、最も読まれた記事TOP5をご紹介したいと思います。同時に「なんでそれが読まれるんだろ?」というのにも思案を巡らせつつ、来年の記事に活かせたらいいですが別にそんなにしゃちほこばらずに楽しく振り返りたいと思います。
noteのダッシュボード機能をご存知ですか? PV,コメント,スキのアクセス状況や、有料記事を出してる人は売上状況も見れる簡易アナリティクス機能です。ここから、2017/12/28 - 2018/12/28のPV数を基準に、2018年イッチーのnote記事 - TOP5を出すことができました。
では、いきます!!!
第1位:人類が農耕民をやめて狩猟採集民に戻ろうとしなかった4つの理由 (2446pv)
まさかのこれです笑。2017年7月、noteを始めたばかりの頃に書いた記事なんですけどね。毎月のPV数でもなぜかいつも上位にいて、今のところ一番のロングセラー(セルしてないけど)になってます。
そもそも題材にしてる「サピエンス全史」が傑作すぎるので、ほぼ僕の力というより著者ハラリ氏の力なのですが笑、切り口として、「農耕民から狩猟採集民になぜ戻らなかったのか?」という問いは面白かったのでしょうか。まあ、僕は面白いから書いているわけですが、わりと本著全部に対して僕は面白いと感じてしまうので、サピエンス思索日記シリーズのなかでこの記事だけがウケているのかが謎です。
記事の構成としては、1個の問いを出して、それに4つの理由があることをタイトルで明言して、ひとつひとつ写真と引用を挟みながら説明していき、最後に箇条書きで整理する、というザ・スタンダードな手法なのですが、スタンダードなだけに、この構成はキャッチーさと読みやすさを兼ね備えているのかもしれませんね。記事の構成で迷ったらこれをまた使おう。
第2位:農業革命は史上最大の詐欺だった!? 小麦によって家畜化されたサピエンスの真実 (1917pv)
またハラリ氏のおかげです。ありがとうございます。
この記事はもうタイトルのせいでしょうね。農業革命をディスる論考を、僕はサピエンス全史以外で僕は読んだことがないので、「農業革命っていいものじゃなかったの?!」という知的好奇心くすぐる系のタイトルは個人的に気に入っています。他ならぬ僕自身が惹きつけられます。
サピエンス全史は全部面白いのですが、面倒な人はこの記事だけでも読んでほしいです。うわーまじか!という驚きとともに、人類史って面白いじゃん!とワクワクしてくると思います。教科書はつまらなかったけど学問は面白いな!と現在の教育の問題点にまで思いを馳せられたら更に素敵ですがちょっと拗らせてしまっているようなのでそう言う人は僕と友達になってください。
第3位:人類に家畜化されて個体数を増やしたウシやニワトリの「進化上の成功」と「個々の苦しみ」 (792pv)
サピエンス全史、大人気ですね! 続編のホモデウスもいま読んでいるのですが全然まとめられてないので、これは年明け早々に本腰いれてサピエンス思索日記を書かないといけないと気を引き締めます。
この記事は2つの問いで構成されています。
サピエンスに家畜化されて個体数を増やした動物たちは進化上は成功したが、それは幸せなことなのか?
小麦に家畜化されて個体数を増やした私たちサピエンスは進化上は成功したが、果たしてそれぞれは幸せなのか?
前者の問いにNoと答えれば、後者の問いにもNoと答えざるを得ない、イジワルな構成にしています。そして後者の問いには僕も答えられないという締め方。けっこう面白いテーマだと思うので興味ある方は2019年にぜひ語らいましょう。
第4位:100兆円の高齢者市場、15兆円の介護市場。高齢化をニーズと捉えると面白い! (605pv)
ようやくハラリ氏の影響力の圏外に出ました。少子高齢化をテーマに、マクロ的に市場規模の調査と簡単な分析をした記事ですね。
いま勤めている福祉ベンチャーに転職する前に、少子高齢化について色々調査してたのですが、その際に集めた情報で書いた記事。高齢者市場100兆円ってけっこうビビっときませんか?
市場規模の金額はひとつの指標でしかないので、数字だけでああだこうだ言うのはナンセンスですが、想像以上に高齢者市場の可能性が高いことに気づかされました。あまりビジネスの文脈で語られることのない領域なので、全然ビジネスとしてもチャンスしかないじゃん!という面白さを感じてほしい。
少子高齢化は、日本が直面する最大規模の問題なだけあって、関わってくる市場やその規模も桁が違う、というのがよくわかる調査でした。
この記事は、少子高齢化に興味をもってないビジネスパーソンでも関心度高く読めることを目標に、その醍醐味も含めてわかりやすく書いたつもりなので、ぜひまだ読んでない方はチェックいただけると嬉しいです。
第5位:正論を言って相手を傷つけてしまうあなたへ - 【前編】(556pv)
これがランクインしてるのはすごく嬉しい。今年で一番想いを込めて書いた記事です。
ずっーーーーと違和感を持っていた、正論の凶器性や伝え方の重要性、何より善悪を断じない主観性について、誰でもピンとくるように丁寧に綴ったつもりです。そのぶん、極端な言い切りや意外性のある尖った意見が出てこず、バズ的な要素がほとんど均されてしまっています。だからあんまりWebマーケ的にはよろしくない書き方なのですが、読者の興味関心に一切迎合せずに自分が書きたいことを書き切ったのはこの記事が初めてでした。
そこまで多くの人に読まれた感触はないのですが、響く人には響いてくれたみたいで、友人知人からの反響はとても大きかった。自分が本気で考えて想っていることを書き切ってそれに共感してくれる人がいる。ということの素晴らしさ・ありがたさを感じました。
この記事は、きっと読むべきタイミングというのがあります。今は読んでも響かないけど、1年後には琴線に触れてしまう人もいるはず。あなたにとって、今がそのタイミングだと思えるならば、ぜひご一読いただけると幸いです。
以上、2018年のイッチーnote記事TOP5でした。
2019年も、自分の表現ツールとして、ひとつひとつ大事に書いていきたいと思います。みなさん、よいおとしを。
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