第二回 Riff 'em All
【第二回開幕】
やって参りました。
第二回、リフ・エム・オール!!
リフに関する説明は、第一回の方でざっくりがっつり致しましたので、
ご興味のある方は、そちらをご覧ください。
→ 第一回 Riff 'em All 記事
さて、今回の第二回以降は、よりコンパクトに、
素晴らしいリフを持った楽曲の受賞・紹介の方に、フォーカスして行きますので、よろしくお願いいたします。
【第二回・受賞曲発表】
いったい今回は、どんな楽曲が選出されるのでしょうか。
もったいぶっていても仕方がありません。
それでは早速参りましょう!
第二回、受賞曲は、
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IVORYLINE / Days End
(2008年・THERE CAME A LION収録)
Here it comes!!!
来ました!
ずっと言いたかった。
そう、、、
もっと知られていてもおかしくないのに!
と声を大にして言いたくなる、
そんな曲の代表格。
僕にとっては、正にそういう曲です。
どういうことかと言うと、このバンドのこと、知ってる方あんまり多くないんじゃないか、と思います。
曲のクオリティを考えると、もっともっと世に知られていても、おかしくないと思うのですが、どうでしょう。
動画のコメント欄でも、指摘されてる方が多い通り、僕もなぜこのバンドが、そんなに有名じゃないのか、よく分かりません。
近年、最も過小評価されているバンドの一つだと思います。
【解説】
特にこの曲は、冒頭のディレイの効いたギターの小フレーズからすでに、音選びのセンスの良さが窺えます。
そして開始6秒でぶち込まれる、破壊力抜群のリフは、四つ打ちの曲のお手本、みたいなフレーズになっております。
ちなみに、日本人は四つ打ちのリズムが好きな人が多いそうです。
4小節でひとまとまりのリフになっていて、まさに四つ打ちに合うフレーズで、
Aメロでは、リフをミュート弾きすることによって、また違った表情で、楽曲を牽引しています。
そして、サビの後半では、ボーカルの後ろで、裏メロの様な役割も果たしております。
その結果、楽曲全体を通して、このリフのイメージとノリがキープされており、
このフレーズがまさに、楽曲を頭から最後まで引っ張っている、そんな印象を与えます。
この様に、曲全体を、このリフのノリで統一することにより、この曲の豊かな歌メロを、更に際立たせるということにも、成功しています。特にこれは、隠し味的に発揮されております。
そして、全俺的に重要な、
「弾きたくなる・弾いてて楽しい」リフである、
というポイントも、しっかりと抑えられており、
これも受賞理由の重要な点であります。
また、リフとは関係ありませんが、ラストの終わり方も非常に秀逸です。
ちょっとしたことですが、こういう細かなところに、
そのバンドのセンスや、音楽的美意識を、感じ取ることができます。
更に、アレンジやミックス面も、やりすぎてなく、個人的にはちょうどいい塩梅だと思います。
特に、ギターフレーズの秀逸さと、エフェクトの選択、そして歌メロの良さが、功を奏しているのでしょう。
さて、「4小節でひとまとまりのリフと四つ打ち」という、
強力な黄金セットで構成された楽曲は、世に多く存在しますが、
間違いなくその、2000年代以降の代表的な曲のひとつ、と言っても、異論はないでしょう。
あっても受け付けません。僕の情熱がそれを焼き尽くしてしまうでしょう。
これだけの楽曲であるのに、なぜあまり知られていないのでしょうか。
助けてください!!
これは事件です。
広めてください!!
この事実を。
世の中には、そういう曲がいっぱいあります。
いち音楽家として、いち音楽ファンとして、
そして、いちリフ・ナード(リフおたく)として、悲しいことです。
ですがそんな時こそ、この曲を聴いて、元気を出しましょう!
MAKE・MUSIC・METAL・AGAIN!!!
MMMA!!!
の精神です。
【閉幕】
現在のIvorylineの活動は、調べてみたところ、
表立ったものは見つけられなかったのですが、
音源も買えるみたいですし、視聴もできる様です。
なお、本受賞により、
『IVORYLINE/Days End』の、
『全俺的・リフの殿堂』入りが、(勝手に)決定いたしました。
さあ、第二回 Riff ‘em All、いかがでしたでしょうか。
次回開催は、いつになるか分かりませんが、不定期で更新してまいりたいと思います。
ではまた、次回お会いいたしましょう!
JUST・RIFF・IT !!!
DON’T・PUSH・IT !!!