見出し画像

資格取得者向けセミナー資料公開! 読図編

この記事は登山好きな貴方がガイド資格取得を
目指すために必要な知識を学ぶストーリーです
チャレンジを躊躇している方もこれでバッチリ!
私の信念はガイドを増やすことで地球環境の保全を
実現する事です



「資格取得者向けセミナー資料公開!」
 読図編



<目次>
1まず、はじめに
2読図の目的と方法
3地形図の疑問を解決しよう
4コンパスを使いこなそう
5読図研修実務マニュアル
6ガイディング中、山名をわりだすテクニック




1まず、はじめに

まず、はじめに理解て欲しいことは
ここ数年のインターネット等のテクノロジーの進歩
により現在はG P Sやスマホアプリ等でほぼ読図は
完了してしまいます
車のカーナビ同様、目的地まで連れて行ってくれ
ます
現在は読図の方法よりはスマホアプリの使い方を
学ぶ方が現実的です
この記事においてはあくまでも資格取得を目的と
した机上のセミナーの資料という事なので
その資料としての情報を記載します




2読図の目的と方法
そもそも読図とは地図を読む事です
地図には言葉が少なく記号や線が多いです
現実的には平面である地図から立体的な地形をイメ
ージしましょうという事になります
読図の目的としては4つあります
<読図の4つの目的>
・現在地を知る
・進行方向を知る
・距離・標高差を知る
・先の状況を知る

(解説1)
 地図を読みましょう
 地図を「読む」とは
  □歩き出す前にこれから現れる場所を想像
(イメージ)できるということです
 
 地図が読めると
  □自分が現在、立っている場所を把握出来ます
  □山の構造や形・生い立ちや植生も分かります
  □これから進む先のことが分かる
    ~より詳細な計画が立てられる~


<読図の上達するためのステップ>
1ピーク・コル・尾根・沢を瞬時に判別できること
 を目指しましょう
2地形のシステム(構造)を歩いて体験しましょう
3必要な情報を先読みしましょう
4傾斜・距離・大きさ・標高差の感覚をみがましょう
 「イメージをつかむ事が大事です」  
5山の地形について理解しましょう
 ・尾根と沢(谷)で構成
 ・ピークから伸びる尾根をイメージする
 ・尾根と尾根の間には沢がある
 ・川・沢を読む ピークに近づくほど分岐する
 ・尾根を読む  ピークから離れるほど分岐する

(解説2)
 ルートをシュミレーションしよう
 (地形図上でガイドしてみましょう)

<○○山を登ってみましょう>
 1スタート地点を把握する
 2破線(徒歩道をたどる)
 3歩行ルートを歩きながら地形や雰囲気を
  イメージする
 4地形図のマーキングする
 5周囲のランドマークを知る
(登山ルート上で左右の高い山と照らし合わせる)
 6登りか下りかイメージする
(△ピークを通過する場合ははじめ登りで通過後
 下りとなる)

「全体のイメージを把握するようにしましょう」




3地形図の疑問を解決しよう
 地形図に記載されている情報を把握しましょう
 ・距離 1cmは250m
 ・等高線  
  太い線  50m 100m 150m 200m
  細い線  10m  20m 30m
 ・地図記号を覚える(地図左上を参考にする)
 針葉樹 堰堤 広葉樹 高圧線  
 ササマーク→森林限界
   道路幅  建物 など

 道路幅の表現方法を覚える
   1車線 2車線 など

・山の様子を立体的にイメージする
  なだらかさと険しさをイメージする
 (直感的に把握する)
  直感的に多面的なイメージを持つ
 (慣れが必要である)

・視点ポイントを変えて多方向からイメージ
 (想像)する
  一般登山道以外でイメージしてみる

 ・ルートを想像する
 (ポイント)
  □絶えず現在地を把握する
  □バーチャル登山で楽しむ





4コンパスを使いこなそう
1ここに行きたいんですけど? 
(目的の方向を知る)
① 地形図上の現在地を磁針の中心に、目的地を
 プレート矢印で定める
(または現在地と目的地をコンパスの長編で結ぶ)
② 地形図の位置~地形図と磁北を合わせる
③ コンパスを胸の前に持ち、身体を回転させて
 磁北と磁針を合わせる
④ 身体の正面(プレートの矢印)が目的地方向

2あの山は何ですか?(山座同定)
① コンパスを胸の前で正しく持ち、プレートの
 矢印を目的の山に向ける
② 身体の向きを変えずに、リングのNと磁北の
 赤(北)を合わせる
③ コンパスを地図上を顕在地に置き、磁北線と
 リング内の線を平行に合わせる
④ プレートの矢印の延長線上にある山が知りたい
 山となる

3私、今どこにいるの?(現在地を知る)
① 地図上で判断できる2箇所以上の目標物を見つ
 ける
② 身体の正面に持ったコンパスのプレートの矢印を
 目標物を向ける
③ 角度が分かったら地図上で磁北線とリング内の
 線を平行に合わせ、目標物からの平行線を引く
④ 別の目標も同様に確認し、地図上に引いた線の
 交点が現在地




5読図研修マニュアル
 一人でトレーニングするためのマニュアルです
1準備
地形図 プレートコンパス 鳥瞰図 1/50000
広域地図蛍光ペン 2 本 コピーしたもの 1 部
2地形図に磁北線を引く
西偏角の確認。
西偏角のズレを早見表で確認し、線を引く
世界測地系と日本測地系の説明
(早見表の位置がズレる)
3 折りたたむ
44つの角を 45 度に折り曲げる (右下はなし)
余白部分を折曲げる
5 コピーを使っての練習
・山頂にマーク
・登山道にライン
・谷にライン
・尾根にライン
・鳥瞰図との相関確認



6ガイディング中、山名をわりだすテクニック
1目立つ山やランドマーク的な山や明らかに名称が
 わかる山がある場合山の形(山姿)から山名を
 わりだす
2ランドマーク的な山がわからない場合
 コンパスの北と地形図の磁北をそろえる
3 はじめて訪れる場所の場合
 ガイドマップや島観図など市販のマップを
 もっていく

 現在では、パソコンで山岳展望のシュミレーシ
 ョンをおこなうことができるソフトもあるので
 活用する(カシミール3D)
4.マップがない場合
 地形図に観測点と目標の山を結ぶ線を引き等高線
 を読み取り、目標と山の間に他の山がないか調べ
 る方法
5コンパスがない場合
 時計の短針を太陽に向ける、文字盤の 12 時と
 短針の中間的が南となる
 時計の中心に棒をたて、棒の陰と短針を重ねる
 と文字盤の 12 時と短針の中間点が北となるこ
 とを利用する
 方位を知り、地形図により、割り出す

(アドバイス)
日本の山には、すべてに名称がついている
低山までも名称を覚えるには、かなり根気がいる
また、全ての名前を解説しても参加者はすぐ忘れ
てしまう
ランドマーク的な山や標高の高い山だけでも十分
満足するでしょう
最近は山頂付近に展望マップが設置されている
ところも多く、それを見ながら解説すると間違い
は少なくなるでしょう




「最後までお読み頂きありがとうございます」
ご自身に役立ったと思う方サポートお願いします
優良な記事を書くためのモチベーションや取材に
使わさせていただきます

「スキだけでも大感謝です!」

いいなと思ったら応援しよう!