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資格取得向けセミナー資料公開! 登山の歩行術編

この記事は登山好きな貴方がガイド資格取得を
目指すために必要な知識を学ぶストーリーです
チャレンジを躊躇している方もこれでバッチリ!
私の信念はガイドを増やすことで地球環境の保全を
実現する事です


「資格取得者向けセミナー資料公開!」
 登山の歩行術編



<目次>
1なぜ歩行術が必要なのか?
2バテの7つの原因と解決策
3転倒する7つの原因と解決策
4実践的な歩行指導




1なぜ、歩行術が必要なのか?
 歩行技術を指導する目的は3つあります
・体力の消耗を少なくしバテないようにするため
・転倒・滑落を予防するため
・関節や筋肉等を痛めないようにするため
 これらの理由でガイドは歩行術を指導する必要
 があり、それはとても喜ばれるアドバイスと
 なります




2バテの7つの原因と解決策

◇バテの7つの原因と解決策
 「なぜ、あの人はバテてしまったのか?」

<参加者がバテる7つの要因>

1水分が足りない
2体力がない
3筋力が少ない
4運動経験が少ない
5メンタル的に不安定である(悩み事がある)
6関節の可動域が少ない(運動能力が低い)
7体調が悪い

<参加者のバテをを防ぐ方法>
・ガイドが参加者の体調を管理する
・あらかじめ参加者の情報を入手する
・ガイドがサポートする
・ガイドが強制的に誘導する
・バテないための知識を伝達する

<ガイディングでの対処法>
□こまめに水分補給させる
□疲れさせない努力をする
□参加者の筋力を把握し、無理の無い行程だけに
 する
□身体の動かし方を指導する
□「不安」を取り除く努力をする
 (悩みを聞いてあげる)
□ストレッチ運動を指導する
□体調のカウンセリングと観察をする

(ポイント)
 参加者がバテテしまう要因は
 ・参加者自身が原因
 ・自然条件や気象条件が原因
 ・ガイドの指導不足(観察能力不足)
  の3つが考えられる




3転倒する7つの原因と解決策

◇転倒する7つの原因と解決策       
 「なぜ、あの人はいつも転ぶのか?」

<参加者が転ぶ7つの要因>
1元々身体的にバランス能力が低い
(絶えず重心がズレている)
2過去の滑走体験が少ない
(メンタル的に臆病である)
3転んでも良いと思っている
(怪我しない自信があり、無茶する)
4身体的能力や老化により神経伝達速度が遅い
(視覚→脳→筋肉)
5予測力(滑るイメージ)が低い
(霜・雪質・濡れた木道など)
6関節の可動域が少ない
(運動能力が低い)
7そもそも滑る道具を使用している

<参加者の転倒を防ぐ方法>
・ガイドが滑りやすい条件を伝える
・ガイドがすべらないための作戦を伝える
・ガイドがサポートする
・ガイドが強制的に誘導する
・すべらないための知識と技術を指導する

<ガイディングでの対処法>
□ウォーミングアップ時の観察でバランス能力
 が低い人を見抜く
□最初のカウンセリングで過去のスポーツ体験
 を聞く(スキー・スケート・スノボなど)
□ウォーミングアップ時にバランスのエクサ
 サイズを取り入れる
□開眼片足立ち(平衡感覚)
□しゃがみ込み立ち上がり(重心)
□4方向ステップ(関節域を拡大する練習)
□調整力エクササイズ
(リカバリーをデモンストレーションする)
□地反力と重心の関係を説明する
(メカニズムを指導する)
□安全な転び方を伝達する(安心感を与える)
□ストックを使用させる
□道具を滑らないように工夫する

(ポイント)
 バランス能力やリカバリー能力が低い人はすぐ
 には上達(解決)しない
 長期的なトレーニングが必要です




4実践的な歩行指導
 この項では実践的な指導法を紹介します
 歩行術や登行術についてはたくさんの書籍や
 動画(YouTube)があるのでじっくりそれを
 見てみることをオススメします

 実践的な歩行指導とはいわゆるバテない歩き
 方(疲労が少ない省エネ歩行)の事と
 なります

 ザレ場や岩場での滑らない歩行や危険箇所での
 歩行術は安全管理のパートで紹介予定なので
 省略します
 ここではあくまでも安全な一般登山道での
 疲れない方法です

<疲労が少ない省エネ歩行>
ズバリ!忍者イメージウォークです
・小股
・音を立てない
・一定のリズム
 が3つの原則です

小股とは普
段の歩幅よりもステップを30%ほど短くすると
いう事です
大股やステップが広い場合はそれだけ筋力を多く
使うという事です

音を立てないようにとは
音が大きい場合はそれだけ無駄な動きも多く
筋肉や体重移動を多く使っているという事です

一定のリズムとは
もしリズム変化が大きい場合はそれだけ疲れる
という事です
ガイディング中これらを意識させましょう

とにかく「長時間歩いても疲れない」事が
理想(目標)です

他は運動生理学も紹介予定なのでその知識も
重要なアドバイスとなります



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