
転職回数を重ねたヒトの転職活動のリアルーかなり泥臭い転職活動になりますー
20代での平均転職回数は、1回で多くて2回ぐらい
➡20代で2社目、3社目を経験する
20代で転職経験あるヒトは、だいたいこのぐらいに当てはまるヒトが多いかと思います。
逆にこれ以上となると、相対的に転職回数が多いとみなされます。
しかし20代で転職を経験してるヒトも約6割となり、多くのヒトに取って転職活動は、割と身近になりました。
さらにたとえ20代で3回以上の転職活動を経験しても、実績や成果があれば、在籍期間だけ評価せず、短期間の在籍期間でも転職を成功出来たヒトも目立ってきました。
こうなると、
実績や成果さえ出し続けていれば、在籍期間は気にせず、転職回数を重ねても良いのでは?(いわゆるジョブホッパー)
という見方もあるかと思います。
冒頭でことわっておくと、
・他の誰よりもビジネス第一優先で仕事を楽しめること
・ワークライフバランスよりも携わるプロジェクトや得られるスキル、経験を強く期待し、頑張れること
・仕事とプライベートごちゃごちゃが苦で無いこと
・本業以外を頑張りたいなら、タイムマネジメント力が相当高く、時間に追われることを楽しめること
経験則上、上記を楽しめるなら、20代で何回転職を重ねても、生き残れると思います。が、それだけではジョブホッパーとして生きることは出来ません。
共通してるのは、
数多くの生き方がある中で、失うものも理解しつつ、その生き方を選ぶ覚悟を貫けること
に尽きると思います。
ジョブホッパーとして生きるのは、かなり難易度が高いことでもあります。ジョブホッパーになることを願わずとも、転職回数を重ねれば重ねるほど、転職活動はハードモードになります。
今回は、20代で4回転職活動をした経験を元に、その実態や残酷な現実を綴っていきたいと思います。
1.ことごとく書類選考で落とされ、転職回数を重ねるほど、応募社数を増やすことが求められ、合理的になってくる
自分がこれまでの転職活動で応募した社数は下記の通りです。
1回目➡約10社(1社一次面接 1社内定)
2回目➡約30社(5社一次面接 2社内定)
3回目➡約80社(10社一次面接 1社内定)
4回目➡約120社(15社一次面接 3社内定)
3回目から劇的に応募社数が増加しました。一般的に言われてる転職を進めやすい回数と自分の肌感覚もある程度一致してるかなって思います。
量より質もあり、改善の余地はあったと思いますが、実際相応の応募数が無いと転職活動を成功させることは出来ませんでした。
どれだけキャリアシートや職務経歴書をアップデートしても、落とされるものは落とされます。理由は割と単純で
他候補者の方が転職回数も少ないし、1社あたりの在籍年数も長い傾向にあるから
結構これに尽きるかなって思います
市場として優れたスキルや実績、経験を評価してくれる企業もありますが、転職回数が少ない、1社あたりの在籍年数が長いということを重視するポジションが多いかなと思います。
転職活動してると見落としがちですが、受験と同様に相手との競争になります。転職を重ねてどれだけ優れた実績やスキル、経験があっても「より適した候補者がいたため」と落とされるリスクは常に高いことを認識しておく必要があります。
さらに目指す業界や企業によっては、転職回数が弊害になり、全く書類選考が通らないという業界や企業もあります。
一例としては、
・大手企業(新卒就活でも倍率が高い企業 x 人気のある業界)
・比較的レガシーな業界
(インフラ業界【電力・鉄道・ガス・航空など】・化学業界・鉄鋼、金属業界などメーカー系)
・その他転職市場でワークライフバランスが取りやすい業界
自分自身も転職活動で化学業界の求人に応募しましたが、書類選考段階でことごとく落とされました。恐ろしいのは、
大手企業を受けず、中小企業も幅広く視野に入れる x 自分のスキルが活かせる分野を吟味する
ことをしてもことごとく転職回数が多いことでことごとく落とされてしまったということです。
これまでの経験を活かしたいと願っても、転職回数が多いことで、自分が経験した業界の門戸が閉ざされてしまうことがあるということも認識しておくのが大事だと思います。
2.転職エージェントでの求人で通用せず、転職サイトを使わざるを得なくなる
今回の転職活動で初めてリクナビNEXTという転職サイトを活用しました。内定はRecruit Agent経由で取れましたが、転職エージェントでは転職成功は出来ないと感じて、リクナビNEXTも併用することにしました。
応募企業目線で転職エージェントと転職サイトの大きな違いは、採用コストや利用者数が異なることです。
下表の通り、Recruit Agentの方が登録者も限られ、年収の30%が成功報酬となるため、リクナビNEXTと比べ、多くの採用コストが発生する傾向になります。
また転職エージェントの場合、全員が登録したから求人を紹介してもらえるというものではありません。
社会人経験が足りてない、実績やスキルが大してない場合は、紹介出来る求人が無いと断られるケースも往々にしてございます。
リクナビNEXTでは、誰でも登録が可能で、転職エージェントが介在することもありません。
すべての求人がそうとは限らないですが、転職エージェントと比べ、転職サイトの方が応募要件が低い(応募しやすい)傾向にあります。
それは良いことでもありますが、求人の質やスキル、専門性が身につかない求人の母数が多くなってるというデメリットでもあります。
実際、リクナビNEXTを使って応募し、面接した企業では
・オフィスがボロく、応接室が無い
・Web面接に対応してない
・面接官や社内の雰囲気が暗い
という企業が多くありました。また応募こそしてないものの、求人を見ていく中で、
・会社HPが1990年代のデザインで見づらい
・会社HPの内容がすっからかんなぐらい情報量が無い
・商材や事業でどこに強みがあるのかわからない
・ブラック企業の特徴に当てはまりそうな求人要項やキラキラ見せすぎ、条件を魅力的に盛りすぎてる
という企業が肌感覚8割を占めてると感じました。
転職エージェント経由で転職が上手くいかないと転職サイトを使わざるを得ない
➡転職サイトで探すも、条件が優れた求人に出会うのが難しくブラック企業を引いてしまうリスクがある。
転職サイトを使って、良い企業に転職することは出来ますが、一層転職活動のハードルが上がってしまうというのが、残酷ではありますが、現実であることも認識しておく必要があるかなと思います。
終わりに
転職回数が多くても、優秀なビジネスマンは多くいます。しかし実際、転職活動を有利に進められるビジネスマンは、ごく一部で大抵は自分のように転職活動で苦労して、書類選考にことごとく落とされる・転職媒体をとにかく広げないと自分が望む転職活動が実現出来ないというヒトがほとんどではと思います。
夢の無いことばかり綴ってしまいましたが、自分を変に特別視せず、目の前の現実と向き合い、不利な中で少しでも状況を好転させるために何が出来るのかは常に考えることが大事かと思います。