【快活ガチ恋】0 私生活
私には家庭がある
ごく一般的な、、
他から見れば普通の家庭
私は居て居ないようなもの
生活の為だけに必要な人間
夫婦間の営みは長い事無い
無くて良い
日に日に嫌われているのが分かる
会話も必要最低限
目も合わせない
仕事に行き、夜中に帰る
朝起きる前には妻子はもう居ない
休日も同じだ、別々に過ごす
いつから一緒に出掛けなくなっただろう
一緒に出掛けても会話は殆ど無いが、、
妻との会話は気を使う
素っ気なく怒り口調の妻と話すのは疲れる
たまに来る文句や小言のLINEは気が重くなる
怒っている妻は悪くなく
怒らせる私が全て悪いのだ
以前は話し合いらしきものもあった
とは言え一方的に不満をぶちまけられて
謝罪して改善点を述べるだけの話し合い
私は頼る事も安らぎを求める事も出来ない
責任感だけの生活
喧嘩などはこれまで死ぬほどした
子供が物心ついてからは無くなった
親の怒鳴り合いを聞かせたくないからだ
怒りはあっても通り越すようになった
何でも私が悪い事になるからだ
ちゃんとぶつかれ!とか
目を見て話し合え!とか
妻に感謝しろ!とか
妻を大事にしろ!とか
言われる前に察しろ!とか
これまでに全部やってみた
何ひとつ響かなかったのでやめた
私が辛い時、落ち込んでいる時、体調が悪い時
「ふーん、そーなんだ」と
嘘でも寄り添ってすらくれない
女性は大変!
女性が一番偉い!
女性の言う事を黙って聞け!
男は働き蟻で良い!
妻の母がそんな考えだから妻も同じ
息苦しい、、
自分の家なのに落ち着かない
拭えない違和感
辛くても寄りかかれない、、
弱音を吐いても
こっちはもっと辛いんだよ!
いつもこれで黙らされる
別にどっちが辛いか競ってるわけじゃない
ただ、分かち合えて支え合えていたら
辛い時に抱きしめ合えていたら、、
妻とはもうそんな気にもならない、、
温もりが欲しい、優しく抱き締め合いたい
こうして私は、ひと時の温もりを求めて
長らく封印していた快活を再始動させたのだ。
心が満たされない、不安が溢れ、ボロボロの中
どタイプの快活女性と出会う
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