CLOUD9

こんばんは、satoriです。
最近、圧力鍋を買いました。

東雲はるさんのオリジナル曲『CLOUD9』を作詞作曲させていただきました。解釈は聴いてくれた方にお任せするのがかっこいいとは思いますが、最初からかっこよくもないので解説します。

少しでも伝われば幸いです。

やらなきゃなってことが
まだまだたくさんあるんだよ
昨日は変わらない 明日はわからない
鮮やかに咲いた夢を
離さず歩いてきたんだよ
この花束をいつか君に届けるよ

曲を作るにあたって東雲はるさんを2、3時間尋問(インタビュー)しました。リスナーさんとの思い出をベースに、皆さんからもらったたくさんの幸福(ファンマーク)をお返しするというテーマで書いています。
応援する気持ち=花束です。
私の大好きな配信アプリに応援の花束というギフトがあり、それもイメージしています。

『明日はわからない』は『急に活動方針を変えてもついてきてくれるリスナーさんには感謝しかない』というところから来ています。

やらなきゃ、まだまだ、鮮やか、花束で韻を踏んでいます。韻とは母音を合わせることです。ボインをあわせる。いやらしい響きですね。

今日は月が綺麗だなんて
演じてないと言えないな
目指してた世界は変わって
自分を隠せなくなったな

『月が綺麗ですね。』はとあるキャラクターのセリフです。
『目指してた世界』は声優業界、声だけで勝負する声優業界が段々と変わってきて顔出しが必要になったり、歌も重要視されるようになったという話から来ています。


もういいかい
まだだよ
もういいかい
まだだよ

人の真似事としての自分なのか
Vtuberとしての自分なのか
声優としての自分なのか
揺れ動いている気持ちを表しています。

幸せも苦しさもきっと大差ないから
ふとした瞬間も愛せるように
着替えて帰ろう
伝えようまだ間に合うから
東の雲を越えて
行こうか

座右の銘が『幸せも不幸も自分次第』とのことだったので盛り込んでいます。
愛せるようにの歌い方…最高ですね。
『着替えて帰ろう』は東雲はるさんの一番好きな映画『湯を沸かすほどの熱い愛』からの引用です。
観ると言葉の意味が変わってくると思います。とても良い映画なので、ぜひ。
『東の雲を越えて』は色んな活動をしていて悩むことがあっても飛び越えていってほしいという私の気持ちです。

『行こうか』からバンドが入ってきます。
ぱっと視界が広がるようなアレンジにしています。
ギターはいしいさんPにお願いしています。
良いフレーズを良い音で弾けるギタリストです。

真っ白なキャンバスに詰め込んだ
クサいセリフと花言葉
苦労ばかりではなかった
君がいて世界は色づいた 

真っ『白』なキャンバスに『詰め』込んだ『クサ』いセリフで『シロツメクサ』、ファンマーク。花言葉は約束、幸福です。
『苦労ばかりではなかった』は苦労ばかり、クローバーです。活動2周年記念にリスナーさんからCLOVERという曲をプレゼントされていました。素敵でした。

花が咲いて夏に焦げて秋が降りて冬を転がして
また春が来るように
私は私になっていく

春夏秋冬を入れたのは東雲はるの『春』と声優としての活動名の季節が逆という話を聞いたからです。

もういいかい
まだだよ
もういいかい
もういいよ

どんな名義でもどんな活動をしても自分は自分。

幸せも苦しさもきっと大差ないから
ふとした瞬間も愛せるように
着替えて帰ろう
伝えようまだ間に合うから
東の雲を越えて
行こうか

歌詞は同じですが、前向きに聴こえるよう演奏だけ一回目と大きく変えています。

もらった勇気でどこまでいこうか
へたくそなジャンプでも宇宙にだっていけるよ

Getting Over It、通称壺男というゲームがあります。大きな壺にはまった男がなぜかハンマーを岩壁にひっかけながら山を登っていくゲームです。クリアするまで終わらない配信をされており、ジャンプが低くなる謎のバグで足止め(壺止め)を食らいながらもすさまじい忍耐力でクリアしていました。作曲依頼をいただいた瞬間からこのフレーズは絶対入れようと思っていました。

Don't forget this time, Don' t forget me
怖くて震えた手も
壊れそうな未来も
全部全部抱きしめて
Don't forget this time Don't forget me
独りにはしないから
走り出した世界の物語その先へ
どこまでも描き続けていこう

挫けそうになった東雲はるさんを救ってくれた歌詞を引用しています。
もらったものを伝えていくの素敵じゃないですか。

やらなきゃなってことが
まだまだたくさんあるんだよ
この花束を君に届けるよ

決意みたいなものを表現するために最初のフレーズから『いつか』を消しています。
メロディーを変えずにコード進行を変更するリハーモナイズというのをやっています。
最初に比べて希望が見えませんか。

前に進んでいく前向きな気持ちを表現するために曲の途中で拍子が変わったり転調したり独特な曲構成にしています。
そんなことを考えながら書いた曲です。

曲名は東雲はるさんにお任せしており、心の雲が晴れるような曲ということで『CLOUD』はどうかとご提案いただきました。それに9をつけて『CLOUD9』になりました。アメリカの気象用語で積乱雲のことで、雲の分類番号で最上位を示し、『これ以上ない幸せ』を意味します。
東雲の雲、ファンマークのクローバーの花言葉『幸福』を含んだタイトルになっています。

今私にできるありったけを詰め込みました。
この曲が東雲はるさんと皆さんの架け橋になれば幸いです。東雲はるさんの活動がもっと大きくもっと楽しいものになりますように。

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