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宇宙のつじつま

空間から自由にエネルギーを取り出す方法が公開されているらしい。その方法を公開しているのは、なんか胡散臭い財団のようだ。

「『エネルギー保存則』があるのでそんな事はできるはずがない」と言いたくなるが、エネルギー保存則は経験的な法則なのだから、自然において必然、とは言えない。N大先生との対話の中でも、エネルギー保存則が成り立たなくても世界を記述することに特に問題はないだろうと言うことになりつつある。

この公開されている方法で装置を作ってみれば只で電気が得られるだろうか。駄目だろう。地球の変動する電磁気から市販のテスターなどで簡単に測定できるぐらいの電位差を得るには物凄く大きなコイルを巻かないと駄目に違いない。ただ、地球規模では年がら年中、雷が起こっているので、大量の電気は簡単に得られると思う。大きな装置さえあれば。

 エネルギー保存則はなぜ成り立っているのか。宇宙全体のエネルギーの総量はなぜ一定と言えるのか。普通に考えれば、そんなことはあり得ないと思いたくなる。例えば、宇宙のどこかにエネルギーの塊があれば、そこから取り出せるエネルギーは有限であると言える。ところが宇宙の果でエネルギーが出てきたなら、宇宙全体で見ればどこかでその分が減っているというのだ。それが成り立つためには宇宙全体が綿密につながっていると考えるしかない。星と星との間は何もない空間ではなく、何か緻密なもので埋め尽くされているのかも知れない。そう、かって考えられていたエーテルのように。物質としてのエーテルは完全に否定されているが、宇宙を構成する、そして物質を構成することにもなる「概念」としてのエーテルは存在し続けるかも知れない。

https://web.archive.org/web/20160511121534im_/http://keen-area.net/images/2015/151101_1.jpg


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