大雷雨 18の練習曲より
ドイツの作曲家、ブルクミュラーの作品。
私なりに、この曲を弾くに当たって考えていたことを書いてみる。
私の中でメインは曲の中盤。
1.序盤
遠くでゴロゴロと鳴る雷の音。右手の弾き方は、イメージとしてはブツブツと何か言ってる?みたいに。
2.中盤
曲の中盤はf(フォルテ)、ff(フォルティッシモ)の強く弾く指示が多い。全ての音を強く弾くのは(私は)無理だし、疲れるので要所要所の音をしっかり弾けば良いのでは、と思っている。
では、その要所とはどこか。
①>(アクセント)、sf(スフォルツァンド)がついている音
アクセントはその音を強調する記号。親切にも、楽譜には作曲者が「こうやって弾いて」というメッセージが記されている。それらに従えば、だいたいなんとかなる。
②4分音符、2分音符の長さを忠実に守る。この曲の場合は16分音符の細かい動きが多い。4分音符はどちらかというと長さが長い部類になる。
ペダルは使うがペダルに頼りすぎないで、指でしっかり4分音符、2分音符の長さをキープする。
音が鳴っている瞬間瞬間に厚みが出て、雷鳴、ふっかけてくる雨の激しさが表現できる…気がする。
3.終盤
最後は嵐が過ぎ去って晴れ渡る…けれど、終わり方があまり明るくない気がする。
この曲は、「次の曲と合わせて1つのものとして考えてひいてもよい」とされている。次の曲は後日弾くつもり。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?