しぃペインターをGoogle Chromeで使う
Chrome拡張機能 CheerpJ Applet Runner
この拡張機能をGoogle Chromeに入れるだけでJavaアプレットが使えるようになります。Javaプラグインは必要ありません。
許可したサイトでしか起動しないので拡張機能のアイコンをクリックして許可します。
これで、これまでJavaプラグインで動いていたJavaアプレット=しぃペインターが使えるようになりました。
タブレットのデジタルインク機能をオフにする
Windows10でデジタルインク機能を使うとスマートフォンのようにペンでブラウザをスクロールする事ができます。
しかし、その状態でしぃペインターを使うとキャンバスがペンと一緒にスクロールして絵を描く事ができません。ワコムタブレットの設定でWindows Inkをオフにします。
PaintBBS NEOは2019年の今も開発者によるメンテナンスされているHTML5の新しいアプリなのでデジタルインク機能がONでも描けます。iPadやスマートフォンでも描けます。しかし、しぃペインターはWindows10にあわせて作られていないのでWindows Inkをオフにして使います。
CheerpJで起動したしぃペインターの場合は、Windows Inkオンの状態でも問題なくなりました。
しぃペインターとPaintBBSは別アプリ
Twitterでこの画像をみた多くの方が「しぃペインター」とつぶやきました。しかし、これは「PaintBBS」で「しぃペインター」ではありません。
懐かしいというツイートも多かったのですがPaintBBS NEOv1.5.0は2018年11月25日に公開されたHTML5の新しいアプリです。
見た目と機能が「PaintBBS」のオリジナルに近くなるようにしぃちゃんとは別の作者の方が1から作り直しました。
ちなみに、レンタルお絵かき掲示板「お絵かきーず」「お絵かきすと」は「しぃペインター」に対応せず最後まで「PaintBBS」でした。
多くの人が観たことがある画面は「PaintBBS」で同時期に「しぃペインター」もひろまっていたので、どちらも「しぃペインター」と呼ばれる事になってしまったようです。
しぃペインターのUI
しぃペインター標準版のUI。
「PaintBBS」のレイヤーは2枚なのに255枚?すごいですね!
試してみたところ262枚追加できました。(ここから先は面倒で…)本当は何枚まで…なのでしょう。
しぃペインタープロ版のUI。
標準版はPaintBBSとよく似たUIですが、プロ版はかなり違います。
CheerpJのサポートに報告したら直してくれました
2018年9月の時点ではCheerpJでしぃペインターを起動する事はできても、絵を描く事ができませんでした。
しかし、1ヶ月後には描けるようになりました。一体何があったのでしょうか?
しぃペインターが動作しない事を報告して対応を要望する書き込み…。
サポートに連絡すれば対応してくれるかもしれない…という事ですね。
しかし、その後もツールメニューのテキストが部分的に消えるなど不安定な状態になり、動的パレットをクリックするとツールパレットのテキストが消えるバージョンもありました。
バグ報告に使った画像。
なれない英語で翻訳しながら…報告すれば直してくれるかもしれないので…。
そしてこれは、つい先日。
CheerpJの拡張機能でJavaアプレットが起動しなくなっている事を報告したところ修正済みでGoogleが更新してくれるのをまっている…との事でした。
しぃペインターは不滅…といいたいところですが、Cheerpjの拡張機能が使えなくなってしまったら…動かなくなるのかもしれません。
PaintBBS NEOは2019年の現在も開発者によるサポートがつづいているブラウザだけで動作するHTML5のアプリです。ブラウザのJavaScriptの解釈が変わらない限り今後も動くと思います。
気軽にお絵かき PaintBBS/しぃペインター
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の絵板は Cheerpj が起動する仕組みを組み込んでいるのでChrome拡張機能をインストールする必要もありません。
Firefoxでもしぃペインターを使う事ができます。
Cheerpjで起動したしぃペインターは描いている最中にまちがってページを移動してしまうと絵が消えてしまい復元できませんが、HTML5版のPaintBBS NEOには復元機能があります。
そんな事もあるからなのかNEOを使う方が9割、しぃペインターを使う人はごくわずか…になってしまいました。
しかし、ただの周知不足なのかもしれません。
そんな事を考えながらこの記事を書きました。
こちらにも関連記事があります。
CheerpJの使用方法が変わりました。