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仲間たちと写真を共に学ぶ

見沼田んぼでのワークショップ「里ほっと」では、仲間たちと一緒に写真を撮ること、仲間たちが何を撮っているのかを感じられること、それらが大変な学びとなっています。

ある時、水たまりに浮いた油のようなものを撮っている人がいました。
ある時、藪の中を覗き込んで落ちている椿の花を撮っている人がいました。
すごく楽しそうでした。

10年ほど前、その当時の私はきれいなものをきれいに撮る事しかしていませんでした。“職業写真家”として汚いものは広告媒体に不向きなので撮る必要はないものと考えていました。大げさにいうと、きれいなものが“美”であると。

ですが、その仲間たちのようにいろいろなものを写してみたら面白いかもと思い、ある時、写してみました。一見すると汚いものかも知れませんが “美”があると感じました。命が消えゆく一輪の花に光が注がれる自然界の美です。楽しく撮影している仲間から何でも撮ってみることが大切だと気づかされました。

ワークショップが終わると参加者さんらは家に帰って写した写真の整理をします。Facebookに写真を投稿するためです。ワークショップ参加の仲間たちがアップするたくさんの写真を見るのはとても楽しいです。

なるほど、あの時こんな風に写していたのか。
わー、同じところにいたのにここには気づかなかったな。

一緒に写真を撮って、みんなで写真を見せ合って、私も含めて仲間たちみんなの写真の表現力がどんどん上がっていきました


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