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写真を楽しむためのステップ ②いい写真を撮るには

いい写真を撮るにはどうすればいいのでしょうか。 主に2つのポイントがあると思っています。一つは「量を撮る」こと、もう一つは「言葉にする」ことです。この2つを実践することで、写真の表現力が向上します。

<量を撮る>
たくさん写真を撮ることが大切です。成功と失敗を繰り返すことが撮影技術の向上につながります。撮影した写真を見返して、ピントは合っているか?露出は適正か?構図は整っているか?といった基本的な要素を撮影ごとに検証することで、撮影技術が身につき、いい写真が撮れるようになります。

<言葉にする>
撮影した写真について、技術的側面や内面的部分を言葉で説明することも重要です。たとえば、絞り値やシャッター速度、構図などを撮影意図に即して具体的に言葉にすることで、写真への理解が深まります。また、被写体から何を感じて撮影したのかを言葉にすることも大切です。たとえば「美しい」と感じた場合には、具体的に何がどのように美しいのかを掘り下げてみます。この言語化の過程を通じて、視点が磨かれ、いい写真が撮れるようになります。また、他の人の写真を鑑賞するときにも、言葉にする習慣を持っておきます。

<うまくなるのは突然>
撮影を続けていても、なかなか上達しないと感じることがあるかもしれません。しかし、ある日突然、表現力や技術力が一段と向上したことに気づく瞬間が訪れます。この感覚は本当に突然やってくるものです。だからこそ、成長を実感できなくてもくじけずに撮影を続けることが大切です。量を撮り、きちんと見返し、言葉にする習慣を続けていれば、いい写真が撮れるようになります。ただし、他人と比較するのではなく、数か月前の自分と比較して成長を確認します。


そして何より、自分自身が 写真を楽しむこと がいい写真を撮るために最も大切です。


埼玉県さいたま市見沼田んぼ
2013年5月撮影
FUJIFILM X-E1 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
(佐藤尚写真集「47サトタビ」収録)



▼佐藤尚写真集「47サトタビ」
詳細やご購入は ホームページ をご覧ください

価格 3,000円(税込)


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