「モード」に入る ② 〜日記〜

前回からの続き。
プロ選手になった日から「日記」をつけ始めた。
これは当時流行っていたミクシーで行った。ミクシーはニックネームでアカウントを作成するが、書いている内容で誰かはバレやすい。この時期の日記はバレるかどうかは問題ではなく、「単純に成功者は皆日記をつけている」と聞いたからやり始めた。日記を書く習慣が無かったため途中で辞めてしまう可能性だ大だったので日記の中で「毎日更新すること」「ありのままを書くこと」などを宣言。宣言するとメンツがあるので辞める理由が減少すると思ったからだ。男は何よりもメンツを気にする本能を利用した。

さて、日記と言っても学校の先生に提出するための物ではない。
この日記の目的は

「2011年10月にコスタリカでのラフティング世界選手権で優勝するため」

に書く。
書く内容が明日、明後日、来週、来月の自分の成長に繋がる内容でなくては意味がない。
そこで書いた内容は見返しやすいように以下のような項目で書いた。

①今日得た事→ラフティングのテクニック、ノウハウ。先輩から聞いた良い話。
②良かった事→先輩から褒められた事。ランニングのタイムが伸びた事など。
③ネガティブな事→練習の質(自分自身の)が低かった時。感情的に落ち込んだ事など。

この3つで分類した。
①はわかりやすい。ラフティングに必要なテクニックを学んだ事を書く。何を意識すべきか?など。できる出来ないはさて置き先輩から学んだ事をそのまま書く。幸運にも選手1年生の私の周りには世界チャンピオンが4名も在籍していた。4名とも独自の考え・美学があり、競技者としての持ち味・バックボーンも異なっていた為、それぞれに話を聞き「これは良かった」と思った事を書いた。時々変な事を言う(笑)人もいたが、念のためそれをメモした。

ちょっと長くなったので②、③はまた後日に!

今日も見てくれてありがとう!

小泉聡

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