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人は「いつ」上達しているのか?

スポーツ、語学、その他、上達したい事が人にはある。
人は上達している実感がほしいものだ。私もめっちゃほしい。何よりのモチベーションになるだろう。
しかし、この上達の実感・成果は大体見えにくい。「あんなに頑張ったのに勝てなかった」「筋トレの数値が伸びてない」「俺、上手くなってんのかな・・・」。
そんな不安が付きまとう。

私も長い期間レースラフティングというスポーツで結果が出なかった。
世界選手権で約12年間負け続けた。毎年落ち込んでは、挑戦しての繰り返し。

ではこの間、私は全く上達して無かったのか?と言うとそんなはずはない。


今だから言えるのは、
物事が上手く行かない時は『まだ氷が溶ける温度になっていない』と言うこと。

氷は摂氏0度で溶け始める。
マイナス10度では氷。
マイナス5度でも氷。
マイナス2.5度でもまだ氷。
マイナス1度でもまだまだ氷。
マイナス0.02度でもガッツリ氷。
プラス0.1度になると急に水になる。

つまり「全然前に進んでない」「数値が伸びでない」「成果が見えない」と言う時こそ実は前に進んでいるし、愚直に進む時期だと言う事だ。

多くの人は上手く行った人を見る時、
マイナス0.02度からプラス0.1度になった時の劇的な変化しか見てない。魔法を見たような目で見る。しかし、ここまでの地味に積み上げてきた歴史こそが本当に評価されるべきことだと思う。

あなたは今はまだ「マイナス」でも、
前に進み続けたらきっと「プラス」になる日が来るよ。

小泉聡

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