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精神科に通う日々
■クリニックはお金がかかる
学生の身でありながらクリニックに通うというのはとても大変だ。
クリニックのある日は4限、5限が終わったあとにすぐに大学を出なければいけない。
もちろんその日はサークルも休まないといけないし、バイトも思うように入れられないのだ。
そしてお金がいる
だいたい一回の診察は五分とかで終わるのだが薬代金と合わせて5000円近くかかっていた。
二週間に一度通う感じだったが、月に1万も診察代金がかかるので行ったり行かなかったりになり、薬も飲んだり飲まなかったりしていた。
■ハルシオンという薬に恐怖した
この薬はBUMPの曲名になってたりしてるし割とポピュラーな薬かなと個人的に思う。
しかし、作用が短いということもあり、途中覚醒してしまう。
私はハルシオンを飲んでいた時期にバイト先からBacardiの賞味期限の切れたカクテルを二箱もらい毎日寝る前に薬と一緒に飲んでいた。
酒と薬である
これもあったせいか夜な夜な裸足で徘徊していたのだ。
(話が少し逸れるが酒と薬がなんかカッコいいみたいに思ったり、ODで死んだカートコバーンが神聖されたりという風潮が酒と薬を後押ししていたと思う。)
今でも覚えているのだが朝方に近所の川に裸足で足を浸しながら道ゆく人に笑顔で話しかけていた。
この木すごい大きいですねー
台風で破れてますねー
と言ったことだが、意味不明だ。
幸い通報されなくてすんだが、他にも交通量の多い道を裸足で渡ったり、近所の飼い犬に勝手に触れ合ったり(この家には後に頑丈な塀ができた)と、まさにヤク中であった。
この際に医師は薬物療法を止めるべきだっと思う。
思うに医学博士なんだから、医者なんだから間違ったことはしてないと意味不明な根拠を当時は持っていた。
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