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コンサルタントの経営数字の教科書
【今日の読書旅】Day159
コンサルタントの経営数字の教科書
和仁達也 著 かんき出版 2017年
❶[3セレクト]
①社長のお困りごとトップ3
1、経営や社会貢献に対する熱い思いはあるが、経営理念やビジョンは言語化されず、頭の中には常にモヤモヤ感が残っている
2、会社全体のお金の流れが把握できず、投資の基準がなく、経営判断する際の相談相手もいない
3、時間管理が不十分、薄利の仕事のクレーム対応に追われ、利益を生み出すために最も必要な「見積もりにかける」時間が確保できない
【成功企業の思考パターンとドンブリ経営企業の思考パターン】
・BE(ありたい姿=理念、ビジョン)→DO(戦略→計画→実施)→HAVE(結果、持ちたいもの)売上高、利益、シェアなど
・HAVE(結果、持ちたいもの)売上高、利益、シェアなど→DO(戦略→計画→実施)→BE(ありたい姿=理念、ビジョン)
コンサルタントは、社長の思考を言語化して、正しい思考に書き換えていくことも求められる
②社長が気づいていない「課題」
まず、「問題解決」と「課題発見」の違いを明確にする。
・「問題解決」とは・・顕在化している問題を解決しようと、マイナスをぜろにする作業
・「課題発見」とは・・ゼロをプラス、あるいはプラスをもっとプラスに引き上げるためにどこに注力するかに注力する作業
※課題発見がとても重要!!
コンサルタントは、顕在化している問題ばかりをつくのではなく、社長が気づいていない課題をいち早く浮き彫りにして「今のうちからここに手をつけた方が良いのではないでしょうか?」と提案できる方が良い。(分解して考える力と着眼点が大事!)
課題をクライアント任せにすると、往々にして「集客」という。もしも、経営を正しく把握していたら、「粗利率」ということもある。
粗利率が低いまま集客に走ると、仮に成功しても、忙しさにますます拍車がかかり、サービスの品質が下がり、さらに価値を下げなければならない恐れも出てくる。
顕在化しているクライアントの課題を鵜呑みにしない。
③会社の経営数字を把握する(お金のブロックパズルをつくる)5つの質問
・質問1:売り上げはいくらくらいですか?
・質問2:粗利率は何%くらいですか?
・質問3:利益はいくらくらいですか?
・質問4:人件費はいくらくらいですか?
・質問5:借金残高はいくらくらいですか?
「お金のブロックパズル」と数字がわかれば、骨太の経営に変わる。
*「お金のブロックパズル」は、西順一郎さんが、開発されたSTARC表をベースに、利益から先の支出まで加えたもの
❷[マイエピソード]
「お金のブロックパズル」に関しては、和仁さんの元で学ばれたキャッシュフローコーチの方から学び、和仁さんご本人からも教えていただき、事業の見直しをしているタイミングで、この本を再読しました。
経営数字を視覚化できるだけで、必要な課題と対策が明確にわかり、今何を優先して取り組むべきか迷いがなくなります。「お金のブロックパズル」。シンプルでとても素晴らしいツール!!
❸[今日からのアクション]
人は、2つの理由で、やりたいことを諦めてしまうそうです。
1つ目は、「セルフイメージの低さ」
2つ目は、「ゴールに到達した時のお金の収支がイメージできない不安」
クライアントに不安がないように、一緒に視える化、言語化することを強化する。
このnoteを書いてる人・・
個人がハイパフォーマンスを発揮できる「心と身体の造り方」や「学びの効率化」「読書コーチング™️」など、個人の生活やビジネスの生産性を上げるサポートや講座を開催しています。