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母が癌になりまして。

やっと、なんとなく。
気持ち的に、ひと段落しました。

母が癌になりまして。

#母が癌になりまして

私がコロナの影響もあり、
苦渋も苦渋で、仕事を辞めた途端、

母が癌になったんです。
胃癌」です。

母の癌は、食道と胃の入り口あたりにありました。

発見に至った経緯を。

母が、妙に食べ物を喉に詰まらせて、
ゲホゲホむせることが多くなってたので、

「病院に行ってみたら?」と言ったんです。

元々、持病がありましたので、
病気通いに抵抗のない母でした。

「そうだねー」なんつって、行きました。

そしたら、電話がかかってきて、
「精密検査をしましょう」とのことで。

急ピッチで、検査入院になりました。

マジか、と思って心配になりました。
そこで、癌が確定しました。

そんななか、主治医の方が、
お母さんは、年齢のわりには体力がありますので
"治験"に参加してみませんか?
」という話をいただき、

話し合いを重ねながら、
参加してみよう、ということになりました。

"治験"は、新しい癌のお薬を試すもので。
点滴での抗がん剤投与と、
錠剤での抗がん剤を飲むのを、
同時に行うものでした。

入院せずに、通院での、治療でした。

私は、今後どうなはのかわからなかったので、
仕事はしばらくできずに、
母の通院に付き添う日々がはじまりました。。。

抗がん剤の点滴の日は、
通院で、歩くのもままならない感じになるのです。
支えがないと、フラフラで。

支える私もしんどかったです。

死に物狂いで家に着いて、
そのあとは、食事もままならないまま、
ベッドでグッタリするのです。

副作用で手の痺れがひどくて。
何かが触れるのもつらい状況が続きました。
(ビリビリするらしいです。正座の後の足みたいな)

次の点滴の日までは、錠剤の抗がん剤を飲み、
味覚がほぼなくなり、
だるさと、微熱。

テレビや資料で認識していた抗がん剤のかんじとは、
少し違うかんじが、
逆に私の戸惑いでした。

約1ヶ月それが続き、
様子を見て、また投与。


しかしながら、
先生がいうには、
癌は落ち着いてきた」とのことで。

安心してきたところで、
ふと、不思議な宣告をされます。

胃癌


「え?」となりました。


食道の付近、胃の上にあるのに、
「全摘出?!」となりました。

癌の安定、癌の進行は抑えられているというというのに、全摘出とはなんぞや、と。


再発を食い止めるために、それが最適です」とのこと。

そこから、不安が倍増。

「胃のない生活とは?」という勉強が始まりました。


抗がん剤と闘ってる母を心配しながら、
私は、いろんな本を読み漁りました。

食べられるもの、食べられないもの、
食べかた、消化のされかた。

見れば見るほど、わからなくなってきました。

そんななか、母は、意外と冷静でした。
「大丈夫」とひたすら言葉にしていました。


〜つづく〜

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