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はじめてのOisix

私は料理が苦手だ。苦手というか、レシピを見ればなんらかのものを作れないことはないのだけれど、冷蔵庫にあるものでぱぱっと一品とか、そういうことができない。家に引きこもっていてスーパーに足を運ぶこともないから、野菜の旬も知らない。今までは適当に、卵かけご飯とか袋ラーメンとかを食べてきた。(一応、得意料理は二品くらいある…)。

そんな私にも彼氏ができて、食生活に変化があった。彼氏も私と同様に(というか私よりも)料理が出来ない。なのでスーパーでお惣菜やお弁当を買ってきてくれる(少しでも私に身体にいいものを食べてほしいとのことで大変ありがたい。太ったけど)。彼氏も目に付くものをひょいっと買ってしまうたちなので、コンビニで一日に六千円とかを使ってしまったりしていて(一体何を買ったらそんな金額になるのかてんでわからない)、こりゃエンゲル係数がマジでやばいということになり、二人で協議した結果、ミールキットを頼んでみようという結論に至った。

ミールキットとは読んで字のごとく、調理前の具材や調味料が梱包されたもので、それらを切ったり炒めたりするだけで、一品メインおかずができてしまうという優れものだ。我々の協議の結果、初めてのミールキットはOisixにしようということに決まった。

ミールキットが届く当日。わくわくしながら待っていると、配送時間ギリギリに冷蔵の段ボールが届く。「Oisix」とでかでかと書かれたそれを開けると、中にはミールキットだけではなく、Oisixこだわりの食材がたくさん入っていた。卵、牛乳などは勿論のこと、みつトマト、にんじん、たまねぎ、リーフレタス、なめこ、油揚げ、海苔、そしてジュースやプリンまで。全てOisix仕様のこだわりの逸品だ。そしてこれだけ入ってお値段1980円(初回限定)。お得。

彼氏と一緒に調理を始める。彼氏は包丁を持つ手もままならない感じで、本当に料理に不慣れなんだろうなと思いつつ、「やった!小松菜が切れました!」とか「ニラと小松菜を入れてサッと強気で炒めます!(強火でしょ、と私が突っ込みながら)」とか言っていて、とても楽しそうだった(私も楽しかった)。

今日は温泉卵のせビビンバだったけど、本当にあっという間にできてしまった。なんてお手軽。最高じゃあないか。そして美味しい。野菜もたくさん食べられた。

夕食前にちょっと時間があったので、なめこ(これが特大サイズでびっくりするほど大きい)と卵の炒め物を作ってみたりもした。めんつゆと白だし、塩コショウで味付けした卵となめこを別々に炒めて後から一緒にする方法で作ったけれど、これもまあ悪くない味だ。

気になるのが入会後のお値段だが、入会してみないとわからない(ググれば出てきそうだけど、一食三三〇円と出てきたから、大体相場感はそれくらいなのかと予想)。

同じようなサービスを競合他社も展開していて、生協やヨシケイなどもミールキットを出しているようだ。どれにしようか迷うところではあるが、とりあえず、段ボールから何が出てくるかわからないワクワク感と美味しい一品をありがとう、Oisix。おしまい。

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