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どんな未来を創りたいか、についてよく考える

ビッグリトルファームという映画を観た。

カリフォルニアの枯れた広大な土地を再生させ、夢のような農園をつくりあげた夫婦のドキュメントだ。

地球の生態系が凝縮された農園の映像からは、それぞれの生き物が役割を全うしている自然のシステム(全体像)をみることができた。

ふと、「このシステムの中で人間の役割って何だろう?」と思う。

人間がいなければ、地球は美しいままだったんじゃないか??

(つきつめると、自己不信・人間不信に陥ってしまう類のやつ。そこはまた別の機会に。)

人間の役割とは
「融合」「創造」だと思う。

地球を持続不能に向かわせているのも人間なら、持続可能な地球を創造できるのも人間だ。

ビッグリトルファームで描かれた自然の美しい世界にも、もちろん様々な問題やそれに伴う悲しさや怖さがあった。

天敵、病気、自然災害、、それらを力で抑え込むのではなく、受け入れ観察し理解して融合に近づけていく。

不調和と思われた数々の問題は、すべて調和への一歩となっている。

人間に置き換えるとどうだろう。

人間は思考を持つ唯一の生き物。美しい生態系の一部であると共に、不調和という問題を生み出すエゴ・思考を持っている。

そのエゴを気合いや精神論で抑え込み、よい精神だけを残そうとするアンバランスなやり方ではなく、すべてを受け入れ観察し理解する。

自然と向き合う勇気と知性を持てたように、自分のエゴ・思考に向き合う勇気と知性が、人間に必要だと思う。

人間が自然を観察し融合に向かった知性を、人間が自分自身に持てれば、バランスのとれた未来が創造されると思う。

でもそれには勇気や知性と共に技術が必要だ。修行や優しさで何とかなるものじゃない。自分の思考に向き合い客観視するというのは、脳外科医が自分の脳を手術するくらい難しいと言われている。

その技術は、思考を包括する「意識」の分野になり、まだまだ科学的にわからないとされている部分が多い。

科学で解明されないものは大体雑にスピリチュアルで括られ、日本ではスピリチュアルは軽くみられがちだ。

でもサステナブル(持続可能)な地球に「意識」がキーとなることは、全世界的に研究されている。

「意識」の力で人間一人一人が自分自身を理解しバランスを取り戻すことが、「創造」「融合」の役割をもつ人間の生きる道ではないかと思う。




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