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28歳公務員のポジキャリ体験記①

9月に申し込んだPOSIWILL CAREERがいよいよ本日から開始しました!
引き続き転職奮闘記ではありますが、これからはトレーニングの内容や自分の気づきを中心に記載していこうと思います。

順風満帆な人生。でもなぜ自信が持てないのか?

家族関係、職場の人間関係、友人との関係はどれも良好。
努力して結果を出してきたポジティブ体験はいくつもある。
自分はやればできる人間だという自覚もある。
自分の長所だってそれなりに挙げることができる。

それでもなぜか私には自信がない。
自分の長所なんて長所として誇るようなものではないと本気で思っている。

自分の中では秀でている点だけど、他の人と比べたときそれらは別に大したことではないなと思えてしまうのだ。
皆の先頭に立って、テキパキと判断して、人に指示を出して、想定外の事態には臨機応変に対応して、成果を出せる人に価値があるしそういう人が会社に求められると感じる。(そしてこれらは私が最も苦手とすること!)
だから自分は転職活動で上手くやれなさそうだと不安に思っている。

トレーナーの瀬川さんは私が自信を持てていない点について不思議に感じ、それってなぜでしょう?と色んな角度から質問をしてくれた。

就活というゲーム

新卒の就活という土俵で私は間違いなく「負け組」だった。

耳触りの良い言葉を並べ相手に自分を良く見せアピールすることがとことん下手なのだ。
正攻法しか知らない私は等身大で就活を頑張ってきた。
面接でも自分を大きく見せようとせず、正直に、愚直にやってきた。

でもそれらは就活というゲームの上では大した武器にはならない。口のうまい器用な人がどんどん内定をとる。(もちろん、きちんと意思を持ってそれを伝えるのが上手い人もいると思うけれど。)
今までの自分の「勝ちパターン」が通用せず、どうもがいても空回りするばかりで。

価値があると思って大切に集めてきた宝物を持って市場に出ていったら、誰からも見向きもされない。おかしいな、こんなに綺麗なんだけどな。
私にとっては宝物だけれどこれは社会にとってさほど価値がないんだね。

そうして私は就活という経験を通して自分の長所を大したことではないと思うようになっていたのだ。


「嘘をつけないところ。真面目に、正直に、まっすぐに取り組む誠実なところ。そうやって人から信頼されるところ。これらは後天的に身につけることはできない、さとみさんが積み重ねてきたさとみさんだけの良さです。」

瀬川さんはそう言ってくれた。その言葉に涙が溢れそうになるのを面談中こらえていた。
「これは素敵だな」と思ってせっせと積み重ねてきた長所という私の宝物。社会では大して役に立たないと思っていた私の長所は素晴らしいものだと認めてくれたこと。それは嬉しいという言葉では表現できない気持ちだった。

きっと思っていた以上に就活で心を挫かれていたんだと思う。活動を続けるほどに自分の価値のなさを突きつけられて、傷ついて、自信をなくして。
そんな、自分でも気づいていなかった「傷ついたままの過去の自分」を見つけてくれ、私が傷ついていたんだということに気がついてくれ、そして私がダメだと思っていたものを認めてくれた。
感じたことのないような温かい衝撃が走った。

「リーダー=偉い人」ではない、らしい

どデカイ気づきがこれで、それがもう今日一番の収穫ではあるけれど、他にも大きな気づきがあった。

「リーダーシップのある人のほうが上だという気持ちがあるんじゃないですか?」
えっそうじゃないの?

瀬川さんは「マネジメントする人や指示する人がいたとしても、それはそういう役割。どちらが偉いとかはない。」という話をしてくれた。

私はいわゆる副部長タイプで、補佐は得意だけれど人をまとめて引っ張るのは前述の通り苦手。
部長のほうが偉くて副部長は二番手。指示する人/指示される人、総合職/一般職、正社員/パート……。これらに上下関係があるように私には思える。

苦手なことを克服するより得意なことを伸ばそうという考え方は理解しているけれど、それとは別に、そこに挙げられるスキルの中に優劣を見出していると分かった。また、認知の歪みの一つである「二分割思考」の傾向があるということも見えてきた。
この「役割」という考え方は私にとっては初めての価値観でまだ落とし込みきれていないので、少しずつ自分の頭にインストールしていきたいと思う。

人類皆ドーナツ🍩

目下のトレーニングのポイントは2点。
①自分ができることを長所だときちんと認識する。
②できないことを克服しようとそちらを目指しすぎない。

私がドーナツだとしたら、あんぱんとは違って真ん中に穴が空いていることばかりに目を向けて穴を埋めようとするのではなく、ドーナツならではの良さを自覚しようぜということだ。(どんな例えだ)

というよりみんなドーナツなんだと思う。
何でもできる人なんていなくてみんな何かしら苦手なことはあって、真ん中に穴が空いている。それでも人によってチョコレートがついていたり、クリームが挟まっていたり、食感がもちもちだったりする。
エンゼルフレンチよりオールドファッションのほうが素晴らしいとかそんなくだらない優劣はない。どれが一番美味しいかは人それぞれで、シンプルなドーナツを食べたい人もいればトッピングがたくさんのドーナツを食べたい人もいる。それはマッチングの話なのだ。

おわりに

初回の面談でしたが、これだけのことを引き出せるってすごいなとシンプルにびっくりしました!
この先も楽しみです!しっかりじっくり取り組みます!

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