初心者の中国語学習は発音から
数年前、中国語のスクールに通いはじめた時の話。
グループレッスンに申し込みをしたのだけど、グループに参加する前に発音のマンツーマンレッスンを半年してからでないと参加できないことになっていました。これは私が申し込んだグループレッスンだけでなく、他のコースも入会者(初心者)は全て同じでした。
日本人の過去の英語学習の経験から行くと、グループレッスンに入ってから文法と一緒に発音も習うイメージですが、中国語の場合、発音が一番大きな壁なのでそこをクリアしてから、ということのようです。
個人的にも学校の義務教育の前から英語を学んでたり、社会人になってからもフランス語やイタリア語、スペイン語なども興味があってかじっていたこともあり、中国語のまずは発音だけ、というのもその違いに戸惑いました。
発音だけでなく他のことも学びたいのに、というモヤモヤをもったまま半年間がすぎていきました。おそらく他の生徒さんもそうだと思いますが、中国語が学びたい、学校に通おう、と思ってたのに、発音だけで半年というのは、なかなか大変です。
しかも、発音レッスンはマンツーマン。逃げ場がないんですねえ。。
これがきつい。
英語とかだと、本人が希望しなければマンツーマンはないですし、英語の発音の練習もグループレッスンが多いので、この逃げ場がない感じは追い込まれ感がすごいです。軽い気持ちで通いだした人はここで脱落していったんじゃないかなと思います。
たしか時間は45分か50分だったと思いますが、体感はもっと長く感じられました。
発音だけで1時間弱。。。
しかも日本語にはない発音や四声なので、まず日本人ではじめからちゃんと発音できる人はいないだろうと思います。
まずはじめに発音や四声の為にピンインを学びます。
ピンインを学んで、母音から入っていった覚えがあります。
中国人の先生は、日本の人はうまく発音できないのは承知の上でわりとやさしめに判定して進めていってくれたのですが、いつもの先生が休みで代打になった日本人の先生が厳しかったです。
ちゃんと発音できるまで延々繰り返させられます。
その先生は日本人で自分がちゃんと発音できるようになったので、なんでできないの?的な感じで、それを求めてきているんだろうな、と思うのですが、スパルタ方式が苦痛でしかなく辟易しました。
終了後、受付に授業の様子は伝えて、以後担当にならないように伝えた覚えがあります。
いま思うと、(その学校は先生の指名方式で)きっとその先生は中国語教室で日本人の先生ということもあり、指名があまり入ってなかったので、代打ということで力が入ってしまったのかな、とも思いますが、初心者に対しては厳しすぎた感は拭えないですね。
ということで、中国語学習は文法の前に「発音」が大事という話し。
学校から言われたのは、そこをちゃんとやってないと、独学で勉強している人に多いらしいのですが、ある程度文法が理解できて語彙がついても、本当に使える、通じる中国語にはならないそうです。
中国語を学びたい、学ぼうとしている方の参考になればと思います。