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神様はオレンジジュース
(この記事は、旧ブログ「ひかりのはな」からの転載です。→ 元記事)
以下に書き記すのは、日曜夜のオンライン瞑想会で出た話題について話しているとき、降りてきたイメージです。
ものすごくシュールな例え話なんだけど、でも、スピリチュアリティーを説明するのに、とても便利だと感じるので、今後書く記事の役に立つかもしれないから、書いておく。
私たちが肉体の目で見ている物質の世界というのは幻で、本当はたったひとつの生命(いのち)しか存在していないんだよ、という教えがある。
その話をしようと思います。
🍊 🍹 🍊 🍹 🍊
この宇宙(世界)が、目に見えないレベルでは、オレンジジュース🍊でできている、とイメージしてみてください。
無限に広がる、オレンジジュースの海🍹。どこまで行っても、オレンジジュース以外、何にもない。
このオレンジジュースの海に、魚みたいに、小さなストローが無数に泳いでいる(ように見える)。
ひとつひとつのストローは、時間のなかで、生まれては、消滅してゆく(ように見える)。
このストローのひとつ、それが、「あなたが、あなただと定義する、あなた」。
一言で言えば、つまり、「あなたという自己概念」(=自我、エゴ)です。
でも、その実、ストローの中に流れているのは、ただ普遍的に存在する、オレンジジュース(=真我。コースで言うなら、神、神の子、聖霊)。
ストローの、内側にも外側にも、おんなじオレンジジュースが広がっているのです。
分かたれることなく。
あなたが、自分がオレンジジュースだということを忘れ、自分とはストローだと思っているあいだ、あなたは分離の世界を生きる。
周りに、「自分ではない」ストローがたくさん存在するように見える。
その内側に流れているものが、自分のなかに流れているオレンジジュースと、寸分も違わないとは思えない。
ストローAとしての生を生きながら、この自分というストローを、「より良く」しようと努力したり、実際に「より良く」できたと思い、悦に入ったりする。
または他のもっと優れているように見えるストローと比べて、「自分はなんてダメなのだろう」と恥じたり、絶望したりする。
ストローを、もっと長くしたり、厚くしたり、美しくしたりすると、自分の価値は上がると信じて、奮闘したり、挫折を味わったりするあいだ、自分の本質であるオレンジジュースのことなど、すっかり忘れてしまう。
そして、ストローAとしての自分にしがみついている限り、周りに見える他のストローたちのことを、ストロー以上の何かだと見ようなどとは、もちろん思わない。
ストローAとして自分がしあわせになるためには、ストローCが自分の隣にいることが必要だと思ったり、はたまた、ストローDの不適切な言動のせいで、自分はふしあわせだと信じたりする。
それでも、あなたはストローAなどではないのです。
あなたは、無限のオレンジジュースなのです。
あなたは、ストローAというものが、生まれるより前から存在していて、ストローAが消滅しても、ずっと続いてゆく。
あなたが、自分のことを「ストローA」だと思っているあいだも、あなたがオレンジジュースでなくなったことなど、一瞬たりともなかった。
では、それならば、ストローAがストローBより、優れているように見えるか、劣っているように見えるかに、どんな意味があるのだろうか。
ストローAのイメージを、こねくり回すことは、本当の自分であるオレンジジュースのことを思い出すよりも、重要なことだろうか。
目の前の、ストローBやCやDであるかのように見える誰かは、実は自分とまったく同じオレンジジュースなのだと思い出すことは、ふたつのストローを引き比べてジャッジしたり、あるいは相手に「特別な愛」や「特別な憎しみ」の対象としての役割を押し付けたりするよりも、大切なことではないだろうか。
よしんばストローAとして、天下を極めたとしても、本当の自分が誰かを忘れているなら、虚しさは免れない。
無限というものから離れて、限られた時間のなかで、ストローとして生きるあいだに得るものは、すべて、時間のうちに手放すときがくる。
けれど、あなたが、ストローという自己概念を手放そうとするなら、あなたのストローは限りなく薄くなり、内側のオレンジジュースが透けて輝くようになる。
そのときのあなたには、まわりのストローたちを見ても、その内なるオレンジジュースが認識できる。
そのひとたちは、最初から、オレンジジュースとしてそこにいた。
あなたと違うものであったことは、一度もなかった。
あなたから離れたことも、あなたと対立するものであったことも、一度もなかった。
分離は、一度も起こらなかった。
だから、死は存在しないし、別れもやってこない。
あなたは、永遠で、普遍の、オレンジジュースです。
オレンジジュース🍹、ばんざい🍊🙌
🕊聡耳屋(さとみみや)🌿
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