会場満席!げらっぷチャンピオンシップvol.8(2021/09/25) をレポート!
2021年9月25日(土)、『げらっぷチャンピオンシップvol.8』が大阪・道頓堀にある道頓堀ZAZA POCKET'Sにて開催された。
『げらっぷチャンピオンシップ』は、関西を中心に活動するお笑いライブ企画「げらっぷ」が主催する”若手、フリー、学生芸人を中心としたバトルライブ”で、今回で8度目の実施。
所属、年齢、キャリアは一切関係なし。おもしろさのみで評価されるストイックなバトルライブである。
ブロックごとにお客さん投票が行われ、最終的に各ブロックを勝ち上がった3組で決勝が行われる。
”ほんまにおもろいやつにスポットライトを!”というテーマ通り、白熱したバトルライブの様子をレポートする。
大阪・道頓堀にある道頓堀ZAZA
入場時には、投票用のアンケートと名刺サイズのチケットが配られた。
【出演者】
<Aブロック>
クリスピーチーズ
タグチ・タニシュン
並
ボケボケマンボーズ
徐行
<Bブロック>
ダイワダイ
ぺんしるロケット
樫本
魚雷2倍速
トキマボッシ
<Cブロック>
後の祭
ふわり春
水山
ギャンブルフード
Ms.ポストマン
<決勝トーナメント>
Aブロック1位 …ボケボケマンボーズ
Bブロック1位 … 魚雷2倍速
Cブロック1位 … 後の祭 Ms.ポストマン(同率1位)
白熱のバトルライブ!開幕!
18時になると、舞台上にMCが登場。本公演のMCは、げらっぷの主催者であるきぐちと運営メンバーであるイシコが担当。ライブの説明後、出演者が順に読み上げられ、観客の温かい拍手と共に、白熱のバトルライブが幕を開けた。
MCのイシコ(左)ときぐち(右) 会場は満席
Aブロック
最初に登場したのは、クリスピーチーズ。(左:市川 右:ロス)
「目立ちたい」とロスが悩みを漏らすところから漫才がスタート。唯一無二の”ロス様漫才”を繰り広げる。
2番目は、タグチ・タニシュン。
中国人留学生に扮したタグチ・タニシュンによる一人コント。勢いのあるネタを披露。
3番目に登場したのは、並。
「スキャンダル」をテーマに一人コントを繰り広げる。独自のセンスと演技力で観客を魅了。
4番目に登場したのは、ボケボケマンボーズ。
「アイドルの卒業発表」をテーマに漫才を展開。テンポ感のある掛け合いに、会場からは常時笑い声が。
Aブロック最後に登場したのは、徐行。
「算数が苦手だ」という話題から漫才を繰り広げる。
Aブロックが5組のネタが終了すると、MCが舞台へ登場し、投票タイムへ。
投票を待つ間、Aブロックラストに登場した徐行について、大学一年生であることが明かされた。
集計が終わり、Aブロック決勝進出者が決定。
最も多くの票を集めた”ボケボケマンボーズ”が決勝進出を果たした。
Bブロック
Bブロック最初に登場したのは、ダイワダイ。
「漢字の”分”」をテーマに独特な世界観の漫才を披露。後半になるにつれ、ボルテージの上がる漫才で観客を惹きつけた。
次に登場したのは、ぺんしるロケット。
「名字画数大会」をテーマに漫才を展開。会場の空気を掴み、笑いを誘う。
3番目に登場したのは、樫本。
自身が考案したという「喜怒哀楽ゲーム」を披露。
4番目に登場したのは、魚雷2倍速。
モノマネを交えながらフリップを使ったピンネタを披露。着実に笑いを誘い、観客の心を掴んだ。
Bブロック最後に登場したのはトキマボッシ。
これまでに見たことがないような漫才(?)を披露。独特さがクセになる。
Bブロックが終わると、再びMCが登場。投票タイムが設けられた。
集計が終わり、Bブロック決勝進出者が決定。
投票の結果、Bブロックを勝ち上がったのは”魚雷2倍速”。
ニャンちゅうのモノマネで登場し、喜びを語った。
Aブロック・Bブロックともに、決勝へ駒を進めたのは、前回大会の”優勝経験者”なんだそう。レベルの高い戦いが繰り広げられる。
Cブロック
Cブロック最初に登場したのは、後の祭。
「運命の出会い」をテーマに漫才を展開。テンポの心地良い圧巻の漫才で、観客を惹きつけた。
2番目に登場したのは、ふわり春。(左:クボ 右:まいち)
クボがまいちに対し、「まいちは4番目の友達だ」と言い放つところから漫才が始まる。ふわり春ならではの攻防を丁寧に客席へと届ける。
3番目に登場したのは、水山。
演技力で観客を魅了。作りこまれた展開に惹きつけられる。客席からは、常に笑い声が。
4番目に登場したのはギャンブルフード。
双子ならではの阿吽の呼吸で、テンポの良い掛け合いを披露。「将来の結婚相手」をテーマに漫才を展開。
Cブロック最後に登場したのは、Ms.ポストマン。
「タイムカプセル」を題材に漫才を披露。ボケに翻弄される様子が面白くクセになる。観客を楽しませた。
Cブロックが終了し、投票タイムへ。
激戦を繰り広げたCブロック。
投票の結果、”後の祭”と”Ms.ポストマン”が同率1位に!
Aブロック、Bブロック、Cブロックそれぞれの決勝進出者が決定した。
Aブロック1位 …ボケボケマンボーズ
Bブロック1位 … 魚雷2倍速
Cブロック1位 … 後の祭 Ms.ポストマン(同率1位)
後の祭を除いた3組は過去大会の優勝経験者。
決勝戦は、レベルの高い戦いとなった。
決勝戦
Aブロック代表・ボケボケマンボーズ。
「格闘ゲーム」をテーマに漫才を展開。前半のネタに引き続き、二人の掛け合いは圧巻。観客を笑いの渦に巻き込んだ。
Bブロック代表・魚雷2倍速。
逃走中のハンターを模したコントで会場を沸かせる。繰りだされるモノマネは、どれもレベルが高い。
Cブロック代表・Ms.ポストマン。
「サブリミナル効果」を題材に漫才を披露。あらぬ方向へと逸脱していく展開に、客席には笑い声が充満。
Cブロック代表・後の祭。
「地球最後の日に最後に会う人」をテーマに漫才を展開。飄々とした語り口で、笑いを誘う。
決勝投票
全組のネタが終了し、MCと決勝へ進んだ4組が舞台へ登場。
最終投票の時間となった。
左からイシコ、魚雷2倍速、後の祭、Ms.ポストマン、ボケボケマンボーズ、きぐち
投票の結果、栄えある優勝に輝いたのは、、、
”ボケボケマンボーズ”✨!
喜びをカラダいっぱいに表現した。
文句なしの結果に大きな拍手が起こり、ライブは終演。
げらっぷinfo
げらっぷでは、毎月様々なライブを企画している。今回レポートした『げらっぷチャンピオンシップ』も毎月行っているライブの一つだ。
まだ世にこそ出ていないが、面白い芸人は数多く存在する。
げらっぷの運営するライブは、そんな彼らを”青田買い”することのできるチャンスでもある。少しでも気になった方は、ぜひ一度現場へ足を運んでみてほしい。
次回『げらっぷチャンピオンシップ』は、10月30日、31日に開催予定。
詳しくはげらっぷ公式Twitter、公式LINE、または、tigetをチェック!
取材・撮影・文:サトミ