駐輪場にキャベツ(他人を非難する人は味方をつくろうとする)
僕のおうちはマンションです。
駐輪場で自転車を出そうとしていると、こちらをじっと見ている人がいて
おはようございますっていうと、駐輪場を指差して
「〇〇号室の住人だけど、これ、どう思う?」
って言うんです。
僕の住んでいるマンションには、1階にテナントの 中華料理屋さんが入っていて、駐輪場のすぐ横っちょに、中華料理屋のキャベツが箱に入って置いてあるの。
これ、いつもの光景なんです。ある日はお芋だったり、白菜だったり、大きな油の缶だったり、いろんなものがそのスペースにおかれているんだけど。今日はキャベツ。
で、これ、どう思う?
いやいやいや、どうも思わないよ。
辛うじて何か思うとすれば、外に丸ごとの野菜が置いてあるなんてインドの市場みたいで面白いなあと、思ったことはある。
僕が何も答えずにいると
「やっぱり誰かが言わなきゃダメだろうな」
とおじさんは呟いて去っていったのです。
人の話を聞きたいのなら、受け入れる準備をしてからにしろよな!
でも、彼は自分の部屋番号まで伝えた上で、キャベツへの不満を訴えた。
人を非難する人は味方を作りたがるなあと思ったことがある。
人を嫌うということは、その人と戦うことだから、味方を作りたいのかな。
でも、今までどうも思っていないことにネガティブな問題提起をされてしまうと、今度それが気になってしょうがなくなってきて、生きづらくなってしまう。
だから、人の陰口とか、悪口を聞く時には、僕は「流されるな、流されるな、気にするな」って思いながら聞く。
ネガティブな感情に巻き込まれないために。
それで、別にどーも思ってなかったものやひとやことをキライになっちゃったら、涙が出そうなくらいいや。
だから、ぼくは人のネガティブになるべく流されないでいたいの
そのひとは、ぼくに「どう思う?」ってきいた。
自信がなかったのかなあ。単純にみんなはどう思ってるんだろうって知りたかっただけなのかもしれない。
だけど、同調してほしい、するべきだ、という気持ちで聞いてきたのなら、ちょっとやだな。かんべんしてほしいな、というきもちでした。