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迷路のまちの食堂「ひよこ食堂」

迷路のまちで働く人も暮らす人も皆が集まる、まちの食堂「ひよこ食堂」。日替わり定食、カツ丼、親子丼、オムライス、そうめん、カレーライス、うどん、ラーメンなどメニューが豊富。昭和25年創業で、当時からあるカツ丼は「カレー」と「たまご」の二種類。元々は「カツ丼カレー」だけがメニューにあり、お客さんから「カツ丼たまご」も出してとの声で増えたそうです。私は、この「カツ丼たまご」が大好きで、ほとんど毎回頼みます。カリッと揚がったカツに、出汁のきいたフワトロの玉子がたまりません。

かつ丼たまご

カツ丼の次によく頼むのが日替わり定食(竹)。仕事が忙しくなると、どうしても外食が増えてしまうのですが、そんな時はひよこの定食を食べておけば大丈夫と思っています。ご飯にお味噌汁、おかずも数種類ついて、実家のような安心感。海外からの観光客にとっては、日本の定食を食べるというのも一つの楽しみのようで、よく注文している姿を見かけました。日替わりの他に、トンカツやコロッケ、エビフライの定食もあります。

店内には木製のオカモチが置いてありますが、なんと現役です。このまちの会合では、会議の後にひよこのラーメンを出前するが定番。妖怪美術館でも大掃除の日などに出前を頼みます。大将がオカモチを担いで届けてくれます。この日は「カツ丼たまご」と「オムライス」を頼みました。↓

大将曰く、料理の味を決めるのは「どれだけ美味しいものを食べてきたか」かつて、新しいメニューを開発する時には、100軒以上食べ歩いたそうです。メニューそれぞれに歴史があって、ついつい長居して話を聞いてしまいます。

食堂に来ると、隣の人が何を食べているのか気になるものです。焼き飯も美味しそうだなとか、「そうめん」を食べる人を見て夏がきたなと感じたり、え?真夏なのに鍋焼きうどん食べるの?と思ったり。私は、結局いつも同じもの頼んでしまうのですが、これだけメニューが多いのは、お店を長く続け、お客さんそれぞれの定番を守っているからなのかも。ひよこ食堂でご飯を食べると、迷路のまちの日常にとけこむことができますよ。日曜日は定休、13時をすぎると売り切れてしまうことも多いのでお早めに。

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