「万が一」を想像しちゃう心配性は、いっそその先まで突き抜けてしまえ
私の姉は、「万が一」は万に一回しか起こらないのだから心配なんかしなくていい、という9,999の世界で生きる人。
一方私は、「万が一」にとらわれ、気になり気に病み、こんなこと考えてしまう私って、と自己嫌悪に陥る面倒な性格。
先日の夜も、お風呂へ入りながら、こんな「万が一」の想像をしてしまった。
――もしも母が入浴中に溺れてしまったら。
母はいつも、ゆっくりしたいという理由でお風呂は最後に入りたがる。
そうやって母がお風呂へ入っている間、先に上がった私はのんきに髪を乾かし