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奇妙な同居生活(第60話)
SNSで大反響だった実話
「小5と余命宣告」続編(第60話)です。
父ひとり、子ひとりの家庭で育った娘が
小5の時に、その父の余命宣告を受け
その後の覚悟と成長を描いた実話。
脚色は一切なし。
むしろ、各方面に配慮し
わざわざ抑えて書いているくらいです(笑)
ということで、
これは長~く続く連載ものです。
思い込みという鎧を背負い、
重くなっているアナタに
非常識で自由な世界をお届けしています。
最終話まで読んでもらえたら
世界は、
自分が思っているより
ずっと優しくて
人生は、
覚悟を決めて動くだけで
意外にも簡単に思い通りになる
ということに気づけるかもしれません。
初めての方は、1話からどうぞ。
母親との同居生活がイヤで
どうしてもイヤで
ほんっとうにイヤで
転がり込んだ先は
それまでに2回しか会ったことない
店のお客さん。
詳しいことは、知らない。
年齢は50代くらい?
職業は、建設関係?
生活を面倒見てもらう訳じゃないから
別にその辺は、まぁなんでもいいや。
危ない感じが全然ないから。
電気とかガスとか水道を使わせてもらえて
雨風とストレスをしのげる空間を
与えてくれるのなら、もう神様よ。
でも、2回しか会ったことないおじさん。
ほんとに大丈夫かなぁ~
ホントにそんな親切な人っているのか!?
という不安と疑いを残しつつ
キツネにつままれた気分で
当時、付き合っていた彼の車に
荷物を載せて、押し掛けた。
もちろん、事前にいっしょに行くって
伝えてあったから、相手が驚くこともなく
ただただ、
うぉーーー!
ホントに来たんだなー!
まさかホントに来るとはなぁー!
と、楽しそうな?
面白そうな?
笑顔で出迎えてくれた。
車から降りて、これから暮らす
その建物を初めて見て、ビックリした。
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