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自立への近道(第58話)
SNSで大反響だった実話
「小5と余命宣告」続編(第58話)です。
父ひとり、子ひとりの家庭で育った娘が
小5の時に、その父の余命宣告を受け
その後の覚悟と成長を描いた実話。
脚色は一切なし。
むしろ、各方面に配慮し
わざわざ抑えて書いているくらいです(笑)
ということで、
これは長~く続く連載ものです。
思い込みという鎧を背負い、
重くなっているアナタに
非常識で自由な世界をお届けしています。
最終話まで読んでもらえたら
世界は、
自分が思っているより
ずっと優しくて
人生は、
覚悟を決めて動くだけで
意外にも簡単に思い通りになる
ということに気づけるかもしれません。
初めての方は、1話からどうぞ。
家に居ても、居なくても
イライラして気が狂いそうな日々に
耐えられなくなって
「あーー!もう無理!!」
と、この場所を離れることを決意。
18歳にして、またもや住む場所を探すことに。
もうこれで3回目。
とは言え、それをあえて選んでいるのは自分。
このまま を続けるよりは
ずっとずっとマシになると信じているから。
このまま近くに居たら、
あの女を刺してしまうかもしれない。
かつて、これほどまでに私を不安定な状態にし、
不愉快な感情を募らせた相手はいなかった。
同じようにケンカばかりしていた
あの父ですらまだマトモだと思った。
私もバカではないので、一応あらゆることは想定(警戒)はする。
悪い大人に騙されて、ひどい目にあったら??
例えば、
事件に巻き込まれて、閉じ込められたり
騙されて輪姦(まわ)されたり
薬漬けにされて、売られたり
最悪、殺されたり、、、とか?
もちろん そうならないように、
最大限の警戒心を持って
付き合う相手を見極めるのだけど
万が一、そうなったとしても
今よりは、ずっとマシだ。
事件に巻き込まれていく子って
たぶん、みんなこんな感じ。
ほとんどの子があまり深く考えていない
というケースが多いけど
考えた上で、あえて選んでる子もいるんだ。
結婚が早い子たちも、そう。
家がイヤなんだよ...
早く出たいんだよ...
自由になりたいの。
だから、自分たちで立ち上がる。
あいつらなんかのせいで、人生諦めてたまるか!!
そうやって若い子たちは、みんな必死なんだ。
その覚悟が、生きる力に変わっていく。
新たな行先を求めて、アレコレ考えるも、、、
戸籍上の身内がもう1人もいなくなった
18歳の小娘(水商売)に部屋を貸してくれる人…
すぐ思いつくのは、
勤めているお店だったが、それは選ばない。
住む場所を提供してもらったら辞めづらくなるから。
(店側は、それが狙いなんだけどね)
だって
お水、もう飽きた。。。
飽きちゃったんだもん(笑)
長く追い求めていた「長期留学」という夢は、
「父親の死」と「借金」という大義名分により、
以前ほどの魅力は無くなってしまった。
短いけれど「留学はした!」という現実と
「父親の死」は、私の中の なにか を変えた。
きっと近い未来にはこの店にはいないだろう。
という予見があったから、店に頼ることは選ばない。
店ではなく、客だ!!
不動産会社の偉い人
不動産屋さんにツテがある人
空き物件で困ってるオーナーさん
又貸しOKの案件を知ってる人
もうこの際、なんでもいいんだ。
細かいこと気にしないで、法律ノープロブレム!で
住まわせてくれるなら誰でもいいから紹介して!!
常連であろうが、新規であろうが、
お構いなしに片っ端から声を掛けまくっていった。
目の前のその人がダメなら、その知り合いでいないか?
その知り合いの更に知り合いでもいい!
紹介さえしてくれれば、後はこっちで頑張るから
とにかく誰かいない????
数打ちゃ当たる!の精神で
悪い感じがしない人全員に声掛けていく。
そのイノシシのような勢いにビビったのか、
運命の女神は、意外と早く微笑んだ(笑)
そして、その出会いは
想像すらしたことがない現実を引き寄せた...