刑事との闘いの日々(第37話)
SNSで大反響だった実話
「小5と余命宣告」続編(第37話)です。
父ひとり、子ひとりの家庭で育った娘が
小5の時に、その父の余命宣告を受け
その後の覚悟と成長を描いた実話。
脚色は一切なし。
むしろ、各方面に配慮し
わざわざ抑えて書いているくらいです(笑)
ということで、
これは長~く続く連載ものです。
思い込みという鎧を背負い、
重くなっているアナタに
非常識で自由な世界をお届けしています。
最終話まで読んでもらえたら
世界は、
自分が思っているより
ずっと優しくて
自分は、
自分が思っているよりも
ずっと軽くて自由なんだ
ということに気づけるかもしれません。
初めての方は、1話からどうぞ。
雇い主(ママ)が逮捕された...
女の子たちにとったら、死活問題だ。。。
なんで?!
どうして?!
これからどうなるの?
出勤時間の夕方、集まってきた女の子たちが、
ママの逮捕を知って、動揺して、
事務所内は大騒ぎだった。
少しだけ事情を知っていた古株な私たち。
入って間もない新人さん。
たま~にしか来ないバイトの子。
それぞれが違った温度で
この出来事を捉えていた。
ママの逮捕の理由は、
「18歳未満をコンパニオンとして
働かせていた経営者だから」
前回といっしょ。
逮捕のきっかけは
長年の恨みが爆発した
女の子の告発によって
警察が動き出したから。
これもまた前回と一緒。
(前回 ⇒ 「母親の逮捕(第21話)」)
っざけんじゃねぇよっ!!
揉め事なら、2人でやってくれよ!
巻き込むなっつーの!!
マジ、カンベンしてほしいわ!
こっちは生活かかってんだから
これからどうしろってんだよ!(怒)
1つ上だった当時17才の
酒井法子によく似た女の子。
その可愛らしい顔から
想像も出来ないようなドスの効いた声で
ブチギレていたのが印象的だった。
すげーなぁ...
イメージ崩れまくり。。。
人は、見た目通りじゃないのね。
どういう仕組みだったのかよくわからないが
逮捕される時って、その時期が近くなると
知らせが入るのかな?
「いい?警察に何を言われても
年をごまかして入ったから
ママは私たちの年齢は知らなかった!
他の子の年も知らなかったと思います。
って言うんだよ!わかった?」
これが、もうすぐ自分が逮捕されるって
知っていたママ本人が
私たちに念押しした言葉だった。
ママは、こうやって従業員たちへの対策や
自分の留守中は(ママの)弟が代わりを務めること
など諸々の準備をしてから、
笑顔でパトカーに乗っていったらしい。
女の子たちは、というと...
さっさと見限って、辞める子。
ママがいなくても、ママが帰ってこれるように
私たちで乗り切ろう!という子。
今回の首謀者、告発した張本人は、
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?