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最後の余命宣告(第48話)

SNSで大反響だった実話
小5と余命宣告」続編(第48話)です。

父ひとり、子ひとりの家庭で育った娘が
小5の時に、その父の余命宣告を受け
その後の覚悟と成長を描いた実話。

脚色は一切なし。
むしろ、各方面に配慮し
わざわざ抑えて書いているくらいです(笑)

ということで、
これは長~く続く連載ものです。


思い込みという鎧を背負い、

重くなっているアナタに

非常識で自由な世界をお届けしています。


最終話まで読んでもらえたら

世界は、

自分が思っているより

ずっと優しくて

人生は、

覚悟を決めて動くだけで

意外にも簡単に思い通りになる


ということに気づけるかもしれません。

初めての方は、1話からどうぞ。




「あなたのお父さん、

 もう、1ヶ月、もちませんよ...」


長年追い続けてきた夢を叶えようと

明後日、日本を旅立つ私に

告げられた医師の言葉。


あまりにもショックすぎて

時間が止まった。



クソジジイ!さっさと死ね!

と何百回も思ってきた。


そして

この人は、遠くない未来に死ぬ。

という覚悟も背負ってきた。


小学5年生のときから…


でも、それが、

「いま」だとは、

考えもしなかった。


「たかが1ヶ月くらい、すぐじゃないですか!
 必ず(もたない)って、決まった訳じゃないですよね?
 多分、大丈夫じゃないですか?
 今までだって、そうだったし…」


現実を受け入れたくなくて

私が発したこの言葉に

先生は苦い顔しながら、こう答えた。


「いや、もう…

 3週間でも厳しいかもしれません」


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