2024年12月　射手座新月

12月射手座新月を迎える時間
2024年12月1日(日) 15:21
※ボイドタイム： 12/3日(火)0:47 ～ 12/3日(火)6:10

後悔するにはまだ早い
　自分を構成する太陽と月に対して、木星が180度の角度を形成しています。本来、「発展性」を示す木星が緊張の角度を形成すると、自分への期待が大きくなりすぎる傾向が見られます。物事を軽く見て、「これくらい余裕」などと自分へ過度にプレッシャーをかけてしまったりします。自分を過大評価することで、自分の自信を挫いてしまうのです。今ある事実をプラスに捉えるように意識してみましょう。思っていたより結果が出なかったことではなく、行動した自分を評価してみたり、少しでも結果に繋がった事実は大きく受け止めるようにしてみてはいかがでしょうか？

過去の傷や悲しみを見つめ直して
　ここ最近、火星は獅子座に、太陽と水星は射手座に滞在しており、主要な星々が火のエレメントに集中することから、外に向かう活気を感じている人も少なくないかもしれません。しかし、今回の新月図に関しては、水星逆行が開始（11/26~12/16）、木星逆行中（10/9~2/4）。さらに、火星も12/7から久しぶりの逆行を開始します。そのため、新月から1ヶ月くらいは自分の中のエネルギーが外側ではなく、内側に向かいやすくなります。なんとなくノリづらい、やる気が出にくいと言った状態に陥りやすいでしょう。自分を内観するには良い時期とも言えるでしょう。
　しかも、新月に対して、土星がスクエアを形成しているので、ここで始めたことはじっくりと時間をかけて進めていく運びになりやすいです。おまけに、土星が滞在するのは魚座なので、過去の傷や悲しみを救済し統合していく性質もあります。つまり、自分が抱える傷や悲しみに正面から向き合い、受け入れるよう行動させられるということになります。上手くいかなかった状況や気持ちをしっかりと内観しながら、一歩踏み出す準備期間と捉えておきましょう。

サビアンシンボルは「金髪の幸運の女神」
　新月が起こる射手座10度のサビアンシンボルは「金髪の幸運の女神」という意味が充てられています。目指す方向性は人々に感動と希望を与えられるような自分になること、人々の希望となるために努力して何かを成し遂げること、そこにいるだけで、周囲の人が元気になるような自分になること。わかりやすい例えで言うと、金メダリストのような存在です。自分が頑張る姿を披露することで周囲を盛り上げていく。辛い練習や急なトラブルなどの逆境に屈することなく、直向きな姿勢を示すことです。射手座にとっては、逆境はスパイスなので、今回の新月では大きな困難を乗り越えるだけのエネルギッシュさを感じます。

　木星と水星がミューチュアル・レセプション（星座と支配星が入れ替わっている状態）の関係を形成しています。本来なら知性や経験が大きく広がっていくものの、方向性を失って散漫になる傾向があるはずなのに、ある程度の制限がかかり、じっくりと取り組む流れになっているのも、不思議ですが、このサビアンシンボルと宿命的な関係があるのかな？と感じます。土星の課す努力は人によって様々だと思いますが、半年後の満月のときに努力が実を結び、それぞれが誰かの「金髪の幸運の女神」になれますよう、お祈り致します。