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祝・成人の日|20歳の頃の自分に伝えたい2つのこと。

1月9日。note更新9日目。
今日は成人の日。

新成人の皆さん、おめでとうございます。

今の私は、41歳。新成人二人分の人生を生きているのだと思うと、驚きを隠せません。年齢に見合う人間になれていると良いのですが。

振袖姿、スーツ姿の新成人を見かけては、
「新成人のみなさんが充実した人生を送れるといいな」
そう願いながら、20歳の頃の自分に想いを馳せていました。

20代の頃の私は、大きな生きづらさとともにありました。
試行錯誤の20代へと漕ぎ出したばかりの自分に、今、どんなことを伝えたいだろうか?

そんな妄想をしていて、思いついたのは次の2つです。

自分のエネルギーを枯渇させないこと

色々と大変なことがあると思います。
落ち込むこともあると思います。
苦しくてたまらないこともあると思います。

だけど、そんなときこそ、生活を大切にしてほしいのです。

食べること、眠ること。

人って生き物です。機械じゃありません。

食事や睡眠が疎かになると、エネルギーは枯渇していきます

「気合いでカバーする」は、借金のようなもの。
どこかで必ず、そのツケは返さなければなりません。
利息付きで。(その利息は年々大きくなります)

自分のエネルギーを枯渇させないことは、
大人にとって優先順位がいちばん高いことです。

誰かに頼まれごとをされとしても、自分のエネルギー残量を優先してください。エネルギーが枯渇しそうな時は、断っていいのです。
友だち、親、家族などなど、誰の頼みごとだとしても、です。

(上手な「断り方」は、大人の大切なスキルですね)

エネルギーが枯渇する前に休めるといいのですが、
「もうムリかも」と少しでも思ったら、
あれこれ考えずに真っ先に休んでください。

「今は休めない…」と思う時ほど、実は休むべき時です。

エネルギーが枯渇しているときは、あまり良い考えは浮かびません。
まずは寝る。休む。
後のことは、起きたときに考えればいいのです。

「頼る」「助けを求める」ことは誰かの居場所をつくること

エネルギーが枯渇する前に休んだほうがいいとは言っても「なんとかしなければいけない時」はやってくると思います。

時には、限界にチャレンジすることも必要です。
私たちって、自分の限界をだいぶ手前に引いています。
だから、やってみると意外となんとかなることも多いのです。
(とはいえ、大変は大変なのですが)

でも、いちばん大切なのは、これです。

一人でやらなければいけないわけではありません。
そんなルールは、どこにもないのです。

自分一人でできないことは、弱さではありません。
むしろ、本当に強くて、賢い人は、誰かに頼れる人です。

誰かの助けになれること、誰かの役に立てることは「喜び」です。
誰かの役に立つことで、人は「自分の居場所」を得ることができます。

「助けてほしい」と言える人は、誰かの居場所をつくれる人なのです。

あまりそうは見えないかもしれないけれど、
実は、誰もが孤独です。
自分だけではありません。
普通な顔をして笑ってたとしても、内心では孤独を抱えている。
「ここにいていい」と心から安心できるような「居場所」を求めているのです。

本当に強くて賢い人は、誰かの孤独に気づき、手を差し伸べられる人。
そんな大人が増えると、世の中はもっとやさしくなるはずです。

「力になってください」
「助けてください」

あなたのひと言に救われる人がいることを、どうか忘れないでください。

実は、私は、ずっとそのことに気づけませんでした。ずっと自分の孤独に囚われて、人の孤独に思いを馳せることができずにいたのです。

ずいぶんと回り道をしてきましたし、41歳になった今でもまだまだです。

だけど、大人って、実はそんなもんなのです。
全然、完璧じゃないのです。

完璧じゃないけれど、なんとか助け合って生きていく。
どうやら世界はそうやって回っているらしいということも忘れないでください。

大丈夫。
よい人生になるから、安心して日々を目一杯すごしてください。何かを生み出すよろこびを、分かち合いよろこびを、体験するよろこびを、たっぷり味わい尽くしてくださいね。

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柏原里美|編集者・ファシリテーター
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