
【ライブレポート】PYROMANIA 2022 -pyromania is back- Zepp DiverCity 2022.7.24
こんにちは、さとみです。
最後に参戦したLIGHTNINGツアー大阪が終わって、3ヶ月が経ちました。久々のライヴレポートです。(GWのhide兄のイベントは例外)
待ちに待ったPYROMANIA25周年ライヴ!
本題に行く前に、97年当時の思い出を少し。
私が初めて行ったJさんのライヴこそ、25年前のPYROMANIAツアー@福岡市民会館でした。
当時高校生だった私は、友達とふたり(ちなみにその子は杉スレ)で熊本から電車(いやバスだったか?とにかく親の送り迎えではなく自分達のお小遣いで)に乗って福岡へ日帰り遠征を敢行。
その公演ではSLAVE先行で2列目をゲットし、あまりの近さに軽くパニック起こしました。
気合いの入った近くの席のお姉さんに名刺をもらい、「ライヴネーム」というものを初めて知り、煌びやかでかっこいい夢の世界に飛び込んだ気分でした。
もしライヴネームを今つけるとしたら…うーん、やっぱり「さとみ」でいいや。
25年後に時を戻そう。
Zepp DiverCityは、私にとっては初めての会場。
実は私は25歳から2年ちょっとお台場勤務だったことがあり、あのエリア自体は懐かしいんですが、当時Divercityはまだなかったので、新鮮な感じでした。

Zeppの中に入ると、Special circuitでは見慣れた椅子の並んだ光景。
私の席はかなり後方の最下手。結構遠い…けど、GRAND FINALのSLAVEシートよりは近いかも。笑
その席がエアコンがガンガンに効いてて寒い!
たまらず買ったばかりのグッズのタオルを引っ張り出して始まるまで羽織ってました。スタンディングだったら荷物をロッカーに入れていたから、その点は椅子でよかったなと思いました。
(「こんなご時世じゃなければ上着貸してあげたんだけど…」て言ってくださった隣のお姉さんありがとうございました)
BGMはいつものツェッペリン。
オープニング
ブルーの光に照らされて、シンセとストリングスの重たいSEが流れる。
Jらしくないサウンドだなと思いました。
めちゃくちゃかっこいいんだけど、Jらしいかと言われたら疑問で、どちらかというとINORANやSUGIZOが作りそうな音だと思いました。
照明に照らされ、ステージに緞帳のように貼られたスクリーンにPYROMANIAの炎マークが浮かび上がり、大拍手!→スクリーンがバサッと落ちる→拍手さらに大きく!
J BAND登場!と言っても、私の席からは遠くてJさんとmasaさんしか見えない。
たまにごっちんが見えることもあったけど、全編通してほぼほぼ2ピースバンドでした。
Jさんは黒いTシャツで、masaさんは白タンクにノースリGジャンでした。
J「オーライ東京!飛ばしていくぞ!」
1.PYROMANIA
1曲目でタイトル曲回収ー!頭からみんなバンバン飛んでました!
席が後列だったのでいつもの炎が綺麗に見えました…✨
ライター忘れた私に貸してくれたフォロワーさんありがとう。持つべきものはPyro友だち。
思えば私が参戦した25年前のライブではこんな儀式はなかったのに、今ではこんなにJさんの炎が広がって…歴史って素晴らしい🔥
J「よく来たな!飛ばしていくぞ!」
2.BUT YOU SAID I'M USELESS
あたま2曲定番曲なので、ここまでは全然レア感なし。
ただ、定番曲=乗れる曲なので、既にめっちゃ楽しい。
私は、この曲の時にアンプやら機材たちが電飾這わされてデコられてるのに気づき、「アニバーサリー仕様や!」と興奮しました。
J「東京!全員でいくぞ!」
3.ONE FOR ALL
重厚感のあるミディアム曲きた!真っ赤なライトが追い詰められていく詩の世界のヒリヒリ感を強調しててすごくドキドキしました。
4.A FIT
この辺にくると歌でもかなり聴かせてくる。斜め並行に走る直線的な照明が印象的でした。
ボーカルのクォリティが格段に上がってるんだけど、どこかいつもよりも、いい意味で荒くて若い声が出ていて…すごいな、何かが起きているな。
あとギターソロの聴きごたえすごかった。
5.LOOP ON BLUE
イントロにつながるベースのフレーズを弾くJさん。
ここでmasaさんはジャケット脱いでタンクトップに。
レア曲&重厚&ミディアムシリーズが3曲続いて、かなり非日常に浸かってきました。
重い、ひたすら重い。息ができないくらい重い深海の中にいるよう。
重たいサウンドの中で歌声が伸びる。かなりうまい。
でも「もうどれくらい」で掠れることもあって、そこが生々しくも切ない。
ラストに向かって、PYROMANIAのジャケットの色合いのような青とオレンジのビームで照らされて幻想的な空間の中、締めはJさんのスキャットも入って、最後まで重苦しく、切なく息絶えた。
MC
ここで初めてようやく長いトーク。
J「会いたかったぜ!会いたかったぜ!PYROMANIA2022へようこそ。25年前の今日、あの忌々しい俺のファーストアルバムがリリースされました。
発売25周年を記念して、当時そのままのセトリでお届けします。
25年って長い長い時間だけど、俺にとっては鮮明に思い出せる。
25年経った今、何が見えるか。
当時のぶつけようのない怒りや憤りを連れてきたつもりです。
今日、来れなかった人もたくさんいるようなので、ここにいるみんなは一瞬も見逃さずに楽しんで行ってください。
25年前のツアー来てくれた人いる?」
はーい!!!!!🙋♀️
張り切って手あげました🙌
こういう「〇〇の人いる?」系の質問で当てはまったことが無かったので、挙手できてうれしかったです。
チラホラいたかな、5%くらい?
J「すごいことだよね。その時のTシャツ着てきてくれている人いるね」
この時、私のほうに指さしたので、嬉しくて飛び跳ねちゃったけど、私はTシャツじゃなかったので私のことではなかったです。
J「心から祝いましょう。とことん行きましょう!」
6.PUNK FLOYD
最初は何かの曲のイントロをアレンジしてるのかなと思った。(LUNA SEAのB&Bというライヴでは原型留めてない神イントロ曲があってですね…)
途中であ、これ曲なんだ!と気づいた。笑
4人で音を揃えるところめっちゃかっこいい!終わったあとフロアから大拍手!
5曲目までの重苦しい流れからのMC挟んでこれは振り幅すごい。
7.ACROSS THE NIGHT
J「25年前から何も変わらない思いを込めて」
年末のバースデーで配信では見たことあったけど、生では25年ぶり!
歪みのアルペジオ天才か。イントロからちょっとウルッと来た。
Jさんがこの曲に込めた思いが25年ぶりにグサグサ届いた気がしました。
サビではフロア上のミラーボールがきらめいて、流星群のようでした。星に願いを・・・!
ラストはJさんががピンスポに照らされて、その光景があまりに切なくて涙が出そうでした。良すぎるof良すぎる。
実はこの曲のアルペジオを帰宅して(と言っても翌日の夜です)すぐ耳コピでギターで弾いてみようとしたんだけど全然無理でした。笑
バンスコ買うわ。
MC
前の曲終わりでチューニングするJさん。
J「オーライ、いい感じかい!?
まだみんなにはマスクをしてもらったりとか、お願いすることも多いけど…。でも今日は晴れて最高だね!この景色、みんなかっこいいよ」
ここで客席をあおるJさん。
J「2階!後ろ!前!」
それぞれのエリアをコールするたびにみんなが手をあげたり拍手したり。
声が出せていたら大歓声だったろうな。
ひとしきり煽ったあと、ちょっとみんながおとなしくなると…
J「ちょっと待って。俺の嫌いな静寂はやめてくれる?
25年ぶりだからってかしこまらないでくれる?」
静寂と言っても声は出せないので意図して黙っているわけではないんだけどね。笑
8.WHAT 'S THAT MEAN
J「ライブも後半戦だぜ!」(え、もう?)
MCでフロアはだいぶあったまって熱気もすごい!
英詩のアップテンポ曲、大好物!
今日イチ跳ねた!多分ここで左足首をやっちまったな(ライヴ前から捻挫してたのが悪化した)
9.CALL ME
英詩曲2連発!んがっごいいいい!😭
うっとりするほど素敵でした。
WHAT’S THAT MEANからの流れis最高。
10.LIE-LIE-LIE
J「全員で行くぞ!」
来たー!ある意味1番求めた曲!ライヴ映像を見ていて、生で体感するのを楽しみにしていました!
リフのベースがめっちゃかっこいいし、何と言っても果てしなく長い間奏(と言っていいのか)でのパフォーマンスが見どころ。
J「とことん行こうぜ!限界超えていこうぜ!そんなもんか!?」
J「ONE…TWO…ONE… TWO…ONE,TWO,THREE,GO!」
タメて弾けるパート、燃えた!
Jが曲の途中でベースを置いた、というか脱ぎ捨てた!来る来る!w
カミテの機材をよじ登り始めて、ワクワすると同時に、落ちてケガでもしないかヒヤヒヤしたかなりスリリングな時間でした。
テッペンまで登ると、天に拳を突き上げる、得意技「アンパンチ」!!!大将!!!!!
もうわけわからなくて可笑しくて、爆笑しました!
ダイブしてしまうのでは?という雰囲気を一瞬醸し出したけど、次の瞬間、そろりそろりと降りてきてこれまた爆笑!隣の席のお姉さんと顔見合わせて笑っちゃいました。
するとどこからか持ってきたスポットライトをバズーカ砲みたいにして抱えるJさん。
多分、彼はそれで客席を照らしたかったんでしょうけど、そのライトは消えたまま。何度か振ってみるけど点灯せず…ポイッと投げ捨てました。
そして2個目のライトを同じように抱えるけど、また点かない…で、またポイッ。
その拗ねた様子がヤンチャ坊主みたいでめっちゃ笑いました。
J「アドリブ効かねーなー!何年ライヴやってんだ?」
スタッフに対しての言葉だと思います。2回繰り返して言ってました。
でONE,TWOのカウントで歌に戻ってラストまで駆け抜け!
なんやかんや体感10分以上やってたと思うけど、これ原曲2分台よ?
燃え尽きたとはこのこと。すごかった!
11.BURN OUT
どんなに燃え尽きたと思っていても、まだこの曲があったかー!
イエス、ボス、ついていきます!
J「途切れないように!途切れないように!ラストの曲です!」
12.CHANPAGNE GOLD SUPER MARKET
直前のJさんのタイトルコールが終わらないうちに益男さんのドラムが鳴り始める。(ちなみにドラムは私には全く見えていない)。この始まりカッコよ!
照明ワーク、音ハメが今日イチ。
まるでJBANDの楽器から光がでているのかと思うほどにビタビタ。
グルーヴ感最高すぎ。乗れるだけじゃなくてダンサブルでもあるんだよね。Jさんの踊れる曲まじ最高。
そしてこの曲の途中で、ステージの背景に「Wake Up! Mother Fucker」の文字がデザインされていることに気付きました。
最初からあったのか、途中から出てきたのかも分からないけど、とにかくこの曲で初めて気づきました。
J「何年経っても変わらないものがあるって、みんなで証明しないか!?」
「Down, Down,Up and down」
歌詞に合わせて指の上下運動するPyro達。Go to the hell!!
アンコール
明転する前に一番乗りで走って出てくるJさん。可愛い!
グッズのTシャツ姿がめっかわ!似合いすぎる。
J「このアルバムが全ての始まりでした。ここから物語は始まった。25年前の俺は、25年後のことなんて全く考えてなくて、その使命感、燃え上がっていくものだけを持っていた。今もそうです。その連続で今を迎えています。あまり昔を懐かしむ方じゃないけど、当時の曲をプレーしていると、色んなことを思い出します。
怒り、悲しみ、苦しみ、願い、希望…。
そのメッセージを込めた、今でも愛おしいアルバムです。
それは俺にとっては過去のことではなく、今もいつもそこにいる感じです。絶対に忘れない。俺はこれからも突っ走っていくので、よろしくお願いします」(大拍手)
このスピーチを聞けただけでチケット代回収できた気がします。ジンとくる言葉でした。
J「今日は見ての通りカメラも来てます。今日のライヴ、リリースされます!そして8月のバースデーライヴは生配信されることになりました!これを言えってうるさいんだよ(笑)みんなからも仲間たちに伝えて下さい」
本当に鬱陶しそうにいうJさんが面白かったです😊
J「25年前、みんな何してた?」
唐突にメンバーに振る。今日はこれがメンバー紹介の代わりみたいな。
益男さん→BACK DROP BOMB
ごっちん→ヌンチャク
masaさん→FULLSCRATCHが上京した年
ちなみに私は熊本の高校生でした😉
J「25年間ドラマがあって、同じ音楽で愛し合って、高め合って、音楽に感謝、ROCKに感謝だね」
J「今日は97年のセトリでライブしたんだけど、今でも新鮮で刺激的です。アンコールの最後の最後までそのままで行こうと思います。あっという間にライヴって終わっちゃうんだよ。何せアルバム1枚しかないからね(笑)」
13.New Rose(The Demned)
ごめんなさい知らない曲だったんだけど、タイトルコール聞き取れなくて「You lose」だと思った😅
Jさんならそんな曲も作るかもしれないじゃん?(笑)
曲はめっちゃカッコよかった!やはりJさんには英詩が似合う。
赤、青、緑のカラフルな照明が印象的でした。
14.MY WAY
CRIME SCENEのDVDでも聴いたフランク・シナトラの名曲。
シナトラの曲というか、シド・ヴィシャスはじめ尾崎紀世彦とかCharaとかたくさんの人にカバーされまくってるスタンダードナンバー。河村隆一さんもカバーしてるそうな。
JさんヴァージョンのROCKなMY WAYサイコー!
それでもこの曲の歌詞の意味もそうだし、構成がドラマティックだから、聴いててジーンときた。感動しました!!
DVD見たからかもしれないけど、今日という日のエンドロールが見えた気がしました。
アンコール(2回目)
公演終了のアナウンスが流れた後も、鳴り止まない手拍子。
出てきてくれたら嬉しいな、と思ってたら、本当に出てきた!
バンドメンバーはいなくて、お一人だけ。
グレーの大きなタオル?ガウン?を頭からかぶって出てきて、そんな格好だし、明転前に出てくるから周りの人は一瞬Jさんだと気づくの遅かったと思う。
後で他のお客さん達も言っていたけど、ベールを被ったマリアのようだった…最高か。
マイクを通さずに、短いお礼だけ言ってすぐに帰っていかれました。
お出ましありがとうございました😭✨

セットリストについて
25年前のPYROMANIAツアー、私は1公演しか行ってないんですが、今回のセトリがAだとしたら、Bが存在しました。もしかしたらC以上も…?それは不明です。
Aはライブハウス用、Bはホール用なのかも。
私が25年前に行った福岡市民会館はホールで、Bでした。
そんな昔の記憶、本当に確かなの?と思われるかもしれないけど、確信が持てる理由は、今回SONG OF ETERNITYをやらなかったから。
当時の福岡公演で私が1番印象に残っている曲。
「ラララ…」のところでフロアはシンガロングし、Jさんは歌うのをやめ瞼を閉じ、バンドも演奏を中断して、ホールにはファンの歌声だけが響いていました。
壮大な大合唱。私はその2列目で、Jさんの閉じた目に釘付けになっていました。
私たちの声をJさんが集中して聴いている。その事実が尊くて、ソロ活動中の5人のLUNA SEAメンバーの中でJさんを選んでライヴに来て、本当に良かったと思いました。その記憶は今でもキラキラしています。
コロナで声を出せない今、この曲の本当の良さは体現できないとJさんが判断したのかもしれません。LUNA SEAのLOVE SONGみたいに。
シンプルにライヴハウスだからAにしただけかもしれないけど。
いつかみんなでSONG OF ETERNITYをシンガロングしたいですね。
終わりに
ありふれた言葉しか出てこないけど、本当に良かった。燃えた。
25年経って、色々変化した部分はあっても芯の部分は何も変わらない。Jさんの言うように、何年経っても変わらない物があるって証明できたと思います。
25年前にPYROMANIAツアーに参戦した、JKだった自分からも、思い出をプレゼントされたような気持ちです。ありがとう自分。
Jさん、今までずっと音楽をやめないでいてくれてありがとう。夢を見続けさせてくれてありがとう。Jさんはこの世界の宝石です。
さて、3ヶ月ぶりのライヴレポートは、仕事がタイトな中で書いたので少し遅くなってしまいましたが、たくさんのことを書き落とせたんじゃないかなと思います。これでまた思い出迷子にならずに済みます。ふー。
最後まで読んで頂きありがとうございました!NEXT、8.12Jさんバースデーライヴ@渋谷!
See you soon!