映画「チョコレートドーナツ」の感想(ネタバレあり)
こんにちは、さとみです。
今回は、映画の感想を書きます!
私さとみ、多い時は年間50本鑑賞する映画ファンでもあります。
50が多いか少ないかは置いといて。
ちなみに2021年はスレ活があったので少なめでした。
ただ、ここはLUNA SEA関連専用の場所にしていたので、書こうかどうか悩みましたが、INORANが新アルバムのインスピレーションを受けた作品ということを知ったので特別に書いちゃいます!
INORANきっかけですが、中身はただの映画の感想なので、ご了承ください。笑
知らない方の為に
映画「チョコレートドーナツ」は実話を元に2012年に作られたアメリカ映画。日本では2014年に公開されました。
原題は「any day now」
そう、INORANのニューアルバムのタイトルと同じなんです!
このタイトルは、INORANが作曲中に見た映画にインスパイアされてつけたもの。
彼がこの作品を観て何を思い、何を伝えたかったのか?
これは、INORANファンとしても映画ファンとしても観ないわけにはいかない!
あらすじ
舞台は1979年アメリカ。
ゲイカップルのルディ(ゲイバーのパフォーマー)とポール(検察官)は、薬物所持で逮捕された隣人女性の息子で、知的障害を持つマルコを引き取り、3人は家族同然の暮らしを始める。
(ここまでは映画サイトなどにも書いてある内容。ここからはネタバレ!読んでも映画は楽しめると思うけど、気になる人は読まない方がいいでしょう)
マルコの好物はチョコレートドーナツ。寝る前にはルディにハッピーエンドのお話をせがむ。ディスコダンスが得意。
3人は幸せな時間を1年間過ごした。
今よりも差別や偏見が色濃い時代、2人は恋人同士であることを隠していた。
しかしある日、ポールの上司に2人の関係がバレてしまい、ポールは解雇。マルコは2人から引き離され施設に入れられてしまう。
再び共に暮らすべく、訴訟を起こし、様々な人達に協力を求めるルディとポール。周囲も2人に理解を示すように…。
そんな中、歌手を目指すルディは、マルコと暮らしていた時に作った歌のデモテープが認められ、歌手活動を始めることに。
一方、訴訟はうまくいかない。ついにマルコは仮釈放された母親の元へ。
しかしマルコの母は薬物をやめられず、息子の世話を十分に出来ない。
家出したマルコはルディとポールの家を3日間探し歩いた末、橋の下で命を落としてしまう。
ラストシーンでステージに立つルディ。
客席のポールに見つめられながら、
美しいピアノの調べをバックに気持ちを込めて高らかに歌い上げる。
Any day now, any day now
any day now
I shall be released
Yes, I see my light shining
From the west down to the east
And I swear, I swear
I swear my love
We shall be released
もうすぐ 今日にでも 私は解放される
私の光がやって来るのが見える
西から東へ輝きながら
約束する
信じて欲しい 愛する人よ
私たちは必ず解き放たれる
INORANのメッセージ
最後の歌、「I shall be released」の和訳が秀逸ですね。
「any day now」を「もうすぐ 今日にでも」と訳したセンスが天才です。
これこそがINORANが伝えたいメッセージなんだと思います。
パンデミックで止まってしまった音楽シーンも、人とのつながりも、必ず取り戻せる。その為に行動する。
そしてそれは、ANY DAY NOW、もうすぐなのであると。
ジャケットのゼロ距離カップルは、映画のオマージュのようでもあり、密を避ける今の時代の願望を表現しているようでもありますね。
私の感想
ラストシーン号泣しました。
やはり音楽のいい映画には弱いです…。
ラストの歌のシーンだけでも見てほしいくらい。
差別や偏見、好奇の目にさらされながら愛を求めた性的マイノリティの大人たちと、ハンデを抱える子供に注いだ愛。愛のために惜しまぬ努力。
人は何を大切に生きるべきかを考えさせられます。
ぜひ多くの人に見ていただきたい。
ただの映画の感想でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました!