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行く事が出来ました。角野隼斗さんツアー2023Reimagine【2023.2.22 札幌コンサートホールKitara】
【プログラム】
J.S.バッハ:インベンション 第1番 ハ長調 BWV 772
ラモー:新クラヴサン組曲集 第2番(第5組曲)雌鶏、未開人
グルダ:プレリュードとフーガ 変ホ短調
角野隼斗:追憶
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ BWV 147
J.S.バッハ:パルティータ 第2番 ハ短調 BWV 826
Ⅰ. Sinfonia Ⅱ. Allemande Ⅲ. Courante Ⅳ. Sarabande Ⅴ. Rondeau Ⅵ. Capriccio
________
角野隼斗:胎動
角野隼斗:Human Universe
カプースチン:8つの演奏会用エチュード 作品40
Ⅰ. プレリュード
Ⅱ. 夢
Ⅲ. トッカティーナ
J.S.バッハ:インベンション 第13番 イ短調
カプースチン:8つの演奏会用エチュード 作品40
Ⅳ. 思い出
Ⅴ. 冗談
J.S.バッハ:インベンション 第4番 ニ短調
カプースチン:8つの演奏会用エチュード 作品40
Ⅵ. パストラール
J.S.バッハ:インベンション 第14番 変ロ長調
カプースチン:8つの演奏会用エチュード 作品40
Ⅶ. 間奏曲
Ⅷ. フィナーレ
(ヘッダーの写真は、コンサートの後、静けさの中で灯りがともる、札幌コンサートホールKitaraの正面玄関とクリスマスツリーのような可愛い木たち。筆者撮影。)
【はじめに】
(毎回のnote同様、コンサート前の私のグダグダが長くなってます💦これを踏まえてのコンサートなのですが、読み飛ばして頂いて構いません!)
2023年2月22日、札幌コンサートホールKitaraでの、角野隼斗さんのソロコンサートへ念願叶って行く事が出来ました。
(以下、いつも呼んでいるかてぃんさんと呼びますね)
昨年2022年のKitaraでのソロコンサートには行けず、その後すぐにまたKitaraでの蔦谷好位置さんプロデュースで札響さんとのコンサートもありましたがそれも行けず…。
やっと5月のKitaraで初めてかてぃんさんの音を聴く事が出来ました。
忘れられない甘いラプソでした…。
そして9月、NOSPRとMarinAlsopさんとのツアーの初日に行くことが出来てショパンのピアノコンチェルト1番を聴く事が出来ました。
こちらもとっても胸に残る凛とした素晴らしい演奏でした…。
という事で、私はかてぃんさんの生演奏を今までに2回聴く事が出来ましたが、どちらもコンチェルトの演奏だったので、まだソロコンサートは経験ありませんでした。
なので今回は
絶対に絶対に
ソロコンサート、札幌のは行く!
と心に決めていました。
初めてFCの先行予約にも申し込み、無事に当選して、この日をずーっとずーっと心待ちにしていました。
その楽しみにしている気持ちが強すぎて、コンサートの日が近づくとどんどん緊張が増えていきました。
色々と家族(夫の母や実父)の体調の心配もあり、当日何かあればコンサートには行けないだろうし、その心配も出掛ける直前までずっとありました。
そして何より、もう既にこのツアーに行かれた方々の感想などを読んだ時には、このたくさんの曲たちをちゃんと聴いて帰ってこれるか心配になりました。
プレイリストを聴いたり、かてぃんラボ(YouTubeかてぃんチャンネル内の有料コンテンツ)でも、かてぃんさんご自身で曲の説明をして頂いていたけど、全ては理解出来てない私だし…。
それに、「二進法」とか「ヒモ理論」⁉︎…なんだかピアノのコンサートではあまり聞かない言葉もたくさんあり、頭はパニック…。
物理的にコンサートに行けるか、精神的にこのコンサートを最後まで聴いて来れるか…。
プラス、その週は仕事がめっちゃ忙しく、22日に午後休をもらう私は、それも気になり…(結局、21日と24日は残業しました)。
コンサートの日が、どんどん近づいて来れば来るほど、楽しみな気持ちと行けるのか心配な気持ちが入り混じり…とうとうコンサートの朝は、こんなツイートをしてしまった私です…😭
とうとう今日が来た…
— sato mi (@satomi_sora0328) February 21, 2023
昨日は残業、
帰って爆睡…
今日は午前中仕事して、
夫の父の用事に付き添い、
15時発のJRに乗れるか…
カバンの中の整理…
グッズ買えるかな…
色々気になり3時頃から
目が覚めて…
大事なコンサート、
集中して聴けますように。
お姿をちゃんと拝見できますように
頭痛の朝…
【出発❣️そして開演まで】
そんなこんなでコンサート当日を迎えた訳ですが、何とか予定通りに事が進み、予定通り予約していたJRに乗れました😊
無事に札幌に着き、フォロワーさんと島村楽器さんで合流し(初対面)、その後Kitaraへ向かうという行程となりました。
グッズも購入したかったので早めにKitaraへ。ロビーで、またもう1人フォロワーさん(初対面)と合流して、おしゃべりしながら大ホールの入り口付近に立っていたら、私達は入場列の1番前の列になっていました😆
(会場によっては、開場までホールの外で待っていた場所もあったようですが、こちらは北海道ですし、会場の外で待つ事がなくて良かったです…。)
開場して真っ直ぐの所にグッズ販売の場所が見えます。これはなんとか欲しいグッズを売り切れる前に全部買えそうです…。
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大ホール入り口の写真😆
ホワイエではたくさんのスタッフさんが
お忙しそうにお仕事されていました
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18時に予定通り開場。
無事に欲しいグッズは全部買えました!
後からやはり黒トートは売り切れたようなので、ゲット出来て本当に良かったです…。
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その後いつもやり取りしているフォロワーさん達(皆さん初対面笑)と、ワイワイおしゃべりして過ごしました😊
開演15分ほど前に大ホールへ移動しました。
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プログラムと共に。
座席表では真ん中より少し上手寄りのお席だったので、どんな風にステージが見えるかと思っていましたが、座ってみると親切設計(MCにてかてぃんさん談😆)により、お手元もお姿もはっきり見える素敵なお席でした。
そしてステージ上には…。
あぁ…あれがかてぃんさんと一緒に旅をしているアップライトピアノなんだ!遠い北海道までよくいらしてくれました!と、静かに感動…。昨年のツアー最終日の配信やかてぃんさんの動画などで見たり聴いたりしていたアップライトピアノの音も生で聴けるのは今日が初めてなので、生の音はどんな風に聴こえるのかな…と、とっても楽しみでした。
開演時間が近づき、プログラムに少し目を通しますが、緊張で頭に入りません…。どんなコンサートになるのかな…と、ジッとステージを見ていると、程なく開演のアナウンス。
開演時間となりましたが、スタッフの方に先導されて入場されるお客様があちらこちらに何人も。
その後、照明が少し暗くなり、下手からかてぃんさんがご登場されました。
たくさんの拍手の中、黒系のスーツの中には白シャツ姿のかてぃんさんは、私が昨年初めてこのKitaraで拝見した時と同じように、大股で颯爽と歩き、正面の客席に深々とおじぎされ、2階席、3階席にも目を向けられ、ご挨拶。反対側のステージ後方のお席にもご挨拶して、グランドピアノに向かって着席されました。
(以下、私が演奏を聴いた感想です。当日、翌日に思ったこと、思い出したことをメモに残していたものを見ながらまとめましたが、何分素人の耳、今回が初めて聴いたプログラムという事で、記憶違いなどがあるとは思いますが、かてぃんさんの一ファンの文章として、読んで頂けると幸いです…)
(あぁ…ここまでで既に2900文字超えました…相変わらず前置き長くてごめんなさい…)
【J.S.バッハ:インベンション 第1番 ハ長調 BWV 772 】
グランドピアノで優しく落ち着いたタッチで曲が始まりました。Kitaraのホールに「こんばんは!」と、ご挨拶をしているように聴こえました。
あたたかな雰囲気で始まったコンサート…。プレイリストで聴いていたグールドさんの演奏のように、しっとりとテンポも心地よく、すぐにかてぃんさんの音の世界へ誘われました。ホール中に(やはり前にこのホールで聴いた時と同じように)ひとつひとつの音符がキラキラと響く素敵な音色です…。
いつもプレイリストで聴いていた通りに曲が終わると、ビックリ‼️
クルリとアップライトピアノへ移られて、また同じ曲を弾かれました。でも、今聴いていたグランドピアノでの音とは全く違って、響きが抑えられているような、小さなオルゴールをカタカタ聴いているような…。私もグランドピアノの音を聴く時より、もっと集中して聴いていました。
そのアップライトピアノの音は、特に高音の音色はホールに舞う粉雪のように感じました。けしてキラキラと存在をアピールする雪ではなく、フワフワとしながら降る雪でもなく、夜中の静けさの中、人知れず、しんしんと降り続ける粉雪のような音色。
私の心にアップライトピアノからの音符達がゆっくり着実に積もっていく感覚でした。
キラキラフワフワで消えていく雪のような音色ではなく、儚いながらも足あとがしっかり残る雪のようなアップライトピアノの音…これがかてぃんさんのアップライトピアノの音なんだ…と、感じました。
プレイリストでは約1分30秒のこの曲をピアノを替えて2回リピート演奏された、この約3分間で、2台のピアノの音を紹介してくれたような気持ちになり、私も心の中で「お帰りなさい。今日を楽しみにしていました。アップライトピアノの音ってこんな風に聴こえるんですね…他の曲も楽しみです…」って思いながら聴きました。
弾き終わり、一礼され、たくさんの拍手の中、一度下手へ下がられました。
(このタイミングで、入場されたお客様が着席されるのを待ち、客席が落ち着いたところで、再び下手よりかてぃんさんがご登場)
【ラモー:新クラヴサン組曲集 第2番(第5組曲)雌鶏、未開人 】
再びたくさんの拍手の中、下手よりご登場。一礼されて着席。
グランドピアノでの演奏。
この2曲は非常にトリルが美しかった事を強く覚えています。
あんなにプレイリストで聴いていた2曲、全然違う曲なのに、当日聴いていた私は、きっとトリルに感動して舞い上がっていたと思われますが、雌鶏が終わり、次が未開人!と思ったら、次のグルダさんの曲が始まってしまい、アレ〜⁉️の私…。
2曲がとっても滑らかで、曲が未開人になったのも気付かず聴いていたようです…。生ソロコンサート初体験の私は聴き逃さないように頑張っていましたが、もう2曲目3曲目でつまづいてしまいました。
【グルダ:プレリュードとフーガ 変ホ短調 】
まだラモーさんの曲が続くと思っていた私は、グルダさんの曲が流れてきてビックリ‼️
でもすぐにそのキレッキレのビートにウキウキして引き込まれていきました。
フィンガースナップ🫰に、刻む足のビート、トリスターノさんの音源よりも少し早めに聴こえた印象だけれど、本当にカッコいい。先程までのラモーさんの曲とは全然タイプが違うと思うけれど違和感なくすぐにまた違う世界に連れて行ってもらいました。
最後のカデンツァの部分は、あ〜!これは聴いた事ないメロディが聴こえて来たから、ココがかてぃんさんのカデンツァなのね!という記憶のみ…。
トリスターノさんのそれよりは、ずっとずっと派手な感じに聴こえました。これは会場ごと、少しずつ変わる要素たっぷりですね。
(余談…このグルダさんご本人が演奏されているアルバムを見つけました。トリスターノさんの音源ばかり聴いていたので、このグルダさんの原曲はまた新鮮に聴けました。グルダさんのこのアルバムでのカデンツァは、両手ユニゾンからのまるでビッグバンドのブルースのフィナーレみたいな、これまたカッコいい終わり方でした。)
たくさんの拍手の中、かてぃんさんは一度下手へ下がられました。
そしてマイクを持って戻って来られました。
【MC①】
9ヶ月くらいぶりに札幌に帰ってこれました。(←ここで客席から、ものすごく温かい拍手が…。あのラプソ以来ですもの。みんな待ってましたよ!)
札幌には昨日入りました。もうすでにジンギスカンスープカレーウニイクラ…たくさん食べました笑笑
(この「…」の部分が聞き取れなくて色々考えていましたが、後からスタッフさんが公開してくれたブログにて、あ、たぶんコレの事ですね、と気付きました笑笑 北海道米がどんどん食べらさりますよね😝)
今回のツアーのタイトルは「Reimagine 」としました。
「再構築」という意味があります。古いものが新しく聴こえたり新たな発見があったり「クラシック音楽」というくくりではなく「ここにある音」を楽しんでほしいと思います。(←このお言葉を聞いて、なんだかとってもホッとして、あぁ、気負わずにただこの空間をしっかり楽しもう!と思えて、張っていた心がほろっと崩れて、私は涙がジワリ🥲)
これが一緒に旅してるアップライトピアノです。何曲かはこちらで弾きます。グランドピアノとは違う音色も楽しんでください。
【角野隼斗:追憶 】
アップライトピアノでの演奏。
暗くなった会場。
かてぃんさんの右側にあるライトがひとつ灯り、アップライトピアノの開口部分を照らしながら、かてぃんさんのお姿もシルエットのように浮かび上がります。
ピアノの黒、鍵盤の白黒、かてぃんさんのお衣装の黒白が、とってもステキなモノクロの世界です。
(弾かれる前に、開口部の部分や鍵盤の下側のレバーなど音色を変えているだろう仕掛けの部分の調節をされていました。)
この曲は、何度も音源では聴いていますが初めて生でアップライトピアノで聴けました。
1曲目で粉雪に感じたアップライトピアノの音色は、今度は川面のきらめきに聴こえ、カタカタと聴こえる打鍵の音により、広がる波紋の繋がりのように聴こえました。
中盤のクレッシェンドでは、たゆたう流れに身をまかせているような気持ちになりました。
曲の途中、何度かブレイクというか、一瞬の間をとって、次のアルペジオに繋げていた部分があり(音源ではずっと滑らかに曲が続いているように聴こえますが)音が一瞬、スッと止まる度に、ホールの中の空気がキュッと緊張したように感じました。
昨年の国際フォーラムのショパンさんのお部屋で1人、弾いていた時とはまた違う印象で、たくさんの人にたくさんの愛を届けてくれている温かい演奏に聴こえました。
【J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ BWV 147 】
ステージ後方上部にあるパイプオルガンに柔らかなライトが当たり、その光りだけで、もうここは教会のように感じました。
追憶に続き、アップライトピアノでの演奏ですが、その音色はまた追憶の時とは全然違い、先程までの川面のきらめきとは正反対くらいに感じる艶をあえて消しているかのようなオルガンのような音、そしてテヌート気味に弾かれているように聴こえたのが、教会でのパイプオルガンのように聴こえました。
照明と音色…すっかり神々しく感じて、この柔らかな世界にしばらく浸れていたのはとっても素晴らしい体験でした。心が浄化された気分でした。
【J.S.バッハ:パルティータ 第2番 ハ短調 BWV 826 Ⅰ. Sinfonia Ⅱ. Allemande Ⅲ. Courante Ⅳ. Sarabande Ⅴ. Rondeau Ⅵ. Capriccio 】
プログラム前半の最後のパルティータ。時間にすると、アルゲリッチさんの音源で計算すると約20分。
先程までの曲はアップライトピアノでの演奏でしたが、この曲はグランドピアノの響きからスタート。
この曲は、このツアープログラムが公開されて初めて知った曲でしたので(プログラムのほとんどがはじめましての曲でしたが)何度もプレイリストで聴いていました。
6曲に分かれてはいますが、かてぃんさんの演奏は、私の中ではひとつの曲、と記憶されていて、グランドピアノとアップライトピアノを行き来されて演奏されていた記憶です…。
それぞれのピアノの異なる美しい響きを聴かせて頂いた、という感じでした。
最初から厳かな雰囲気を感じていました。曲が進むと柔らかな優しさを感じる場面やマズルカのようにトリルや音が跳ねる場面もあり、かてぃんさんは楽しそうに見えました。
バッハさんの曲をたくさん知っている訳ではない私ですが、かてぃんさんの演奏を聴きながら、やっぱりバッハさんの曲は素敵。これからもずっと聴いていきたいと思いました。
6曲目、Capriccioの華々しく凛々しい演奏が終わると大きな拍手がホール全体に響き渡り、かてぃんさんは深々とおじぎをして下手へ下がりました。
ここから20分の休憩です。
余談…ツアー初日が終わった深夜にInstagramで、かてぃんさんがお知らせしてくれたこちらのカンタータのアルバム。とっても心地よく聴いています。
休憩中、ステージの前にたくさん人が集まっていました。アップライトピアノの仕掛けなどを見に行っているようでした。私は自席で半分放心状態で、ステージを眺めていました。
そして、前半の記憶が消えないうちにスマホのメモ画面にちまちまと思いついたことを残しておきました。
【角野隼斗:胎動 】
ここから後半のプログラムです。
かてぃんさんは、またたくさんの拍手に迎えられご登場。
スーツの中の白シャツは黒シャツにお召し替えされていました。
グランドピアノで胎動が始まりました。
美しいアルペジオが今までよりもさらに優しくそして、力強く感じました。
このアルペジオの美しい流れは、「胎動」という単語から浮かぶのか、大きな愛と優しさの輪がずーっと繋がっているように聴こえ、かてぃんさんの生の音は私の心の中にスーッと沁み渡りました。
そして中盤の転調の部分、一瞬止まる音色。そして続く転調後のうねりが今まで聴いてきたものよりも増しているように聴こえ、光の先へ連れて行ってくれるようでした…。素晴らしい演奏でした…。
【MC②】
胎動の後、一度下手に下がられたかてぃんさんは、また大きな拍手でステージに迎えられ、そして、次の曲、「Human Universe 」についてのお話しが始まりました。
「小さい頃から宇宙が好きで本など読んでいました。
宇宙の構造は人間の脳に似ているところがロマンティックに感じています。
広い宇宙の中で1人で聴いている感じで聴いてください。」
このような内容のお話しを、ステージ上、下手から上手に回り、舞台後方席の方も回りながら、優しくお話しされて、グランドピアノに向かわれました。
【角野隼斗:Human Universe】
この曲を初めて聴いたのは、2021年6月のblue note東京でのライブの配信でした。その年の2月にかてぃんさんを知った私は、YouTubeチャンネルの動画をアレもコレもと観て回っている時期で、YouTube LIVEともインスタライブとも違う、有観客でのライブを配信ではあるけれど、観るのは初めてでした。だから、まだまだ「かてぃんさん初心者」の時期でした。(今もまだ🔰)
そのライブの1曲目がこの「Human Universe」で。
私は最初から完全にかてぃんさんの世界へ引き込まれました。
大好きな曲になりました…。
確かその後4曲目が終わった後のMCで、今日のライブのために僕が作った曲です、とのお話しがあったと記憶していますが、その時に、えっ⁉️自作⁉️と、とってもビックリした覚えがあります…。こんな壮大な曲を作曲される方なんだ…と。
(「奏鳴」も、もちろん聴いていたけど、それとはまた全然違う世界観だったので…。)
(余談ですが、そのライブ、2曲目はバッハさんのインヴェンション、3曲目はQueenさんのWe Will Rock You と続き、このセトリでご自身の音楽の背景を自己紹介しているように思えて、この人ホントスゴイ人…と思った記憶です。まさにThis is Hayato Sumino…)
と、長くなりましたが、この曲には色々と思う事があり大好きな曲なので、このプログラムが発表された時から、この曲を楽しみにしていました。
いよいよ演奏が始まりました。
でもblue note版とは全然違う曲…。
最初の部分は同じようなバッハさんのバロックの感じだけどその部分が終わると次からは和音も全く違う…。
blue note版よりも、より複雑な構造に聴こえる重なる音…。
色々グルグル考えていたら、そのまま銀河に投げ出された気分…。
コレはもうロック‼️
blue note版は奏鳴にイメージが似ている盛り上がりの部分だったと記憶しているけれど、今回は通奏低音の上で自由なロックのようなバロックをビートを利かせて盛り上がって…。(書いてて自分でも意味不明…メモにそう書いていて笑)
その盛り上がったビートに乗って銀河系の星を回って来た感じ…。
これは何度も聴きたい曲です…。
とてもスケールの大きな曲。
ピアノ一台で弾いてるのが信じられないほどの曲でした…。
演奏が終わり、かてぃんさんは一度下手へ。
その後、またステージへ。
バッハさんとカプースチンさんのお話しが始まりました。
【MC③】
「皆さんは数学は好きですか❓
キライですよね笑笑
僕は小さい頃から好きだったのですが、バッハも数学が好きだったようで作曲の時にも数学的な考え方で作っていたようですし、カプースチンも数学の考え方を作曲に活かしていたようです」
「舞台上にある4つの電球💡についてですが、上手から1.2.4.8という2進法を表しています
バッハのインヴェンション、4.13.14とカプースチンの8曲を連続して演奏しますが、ひとつひとつは短い曲なので何曲目を演奏しているか、すぐわかるようにライトで番号を表示しています」
との説明があり、ここで私は2進法とライトの意味を知ることが出来ました。
プログラムにも載せています、との説明があったためか、演奏中も客席は柔らかな照明が付いたまま。
【カプースチン:8つの演奏会用エチュード 作品40
Ⅰ. プレリュード
Ⅱ. 夢
Ⅲ. トッカティーナ
J.S.バッハ:インベンション 第13番 イ短調
カプースチン:8つの演奏会用エチュード 作品40
Ⅳ. 思い出
Ⅴ. 冗談
J.S.バッハ:インベンション 第4番 ニ短調
カプースチン:8つの演奏会用エチュード 作品40
Ⅵ. パストラール
J.S.バッハ:インベンション 第14番 変ロ長調
カプースチン:8つの演奏会用エチュード 作品40
Ⅶ. 間奏曲
Ⅷ. フィナーレ 】
最終のプログラム、バッハさんとカプースチンさんが組み合わさった、かてぃんさんオリジナルの構成。
恥ずかしいけれど、コンサートの後、寒い札幌駅構内で帰りのJRを待ちながら感想というか覚えている事をメモしたのでそちらを貼ります。
一回聴いただけでは、情報量が多すぎて、曲それぞれの感想は頭の中で整理しきれませんでした。
ただ、言えるのは
とにかく、圧巻だったこと。
バッハさんもカプースチンさんも素晴らしい曲を残してくれました。
プレイリストで聴いている音源とは全然違う曲に聴こえる場面も…。
以下、私の拙いメモ…。
1.グランドピアノよりはじまる。
キラキラして弾けて(はじけて)楽しそう
2.グランドピアノ、美しく流れる優しい音色、どんどんビートを感じる
3.かてぃんチャンネルのそれよりもテンポは落としぎみだけど、フジロックよりは始まりの疾走感が好き
フィンガースナップも左足で刻むビートの音もホールによく響く
13.後半はインプロですよね?
4.アップライトピアノの記憶
温かく懐かしい響き
5.一転、目が覚める入り
海外の田舎町のバーで弾かれているように聴こえるブギウギ
4.バッハのバロックにインプロ
6.始まりはインプロですよね?
こんなメロディあったっけ?と思わせる所くらいでパストラールの始まりのメロディが聴こえてきた
14.
7.アップライトピアノの柔らかな響き
気持ち良いビート
8.疾走感から始まる最終曲
(本当にお恥ずかしいけれど…
これが精一杯でした…。
バッハさんの14番は、どうしても思い出せなく…。
もし、また聴ける機会があれば、しっかり聴きたい…と思っていたら、千穐楽公演が配信される事になりました❣️
うれしい!!!!!!!!!!!!!!!
このプログラムをアーカイブで何度も聴けるなんて本当にうれしいです🎶🎶)
カプースチンさんの最終曲が終わった途端、すぐにものすごい拍手👏👏👏
私のすぐ近くの方は、すぐにスタオベでした。私もすぐにしたかったけれど、どうも道民はシャイで慣れてないところもあり…。
鳴り止まない拍手に、かてぃんさんは3度ほど、下手に下がってはまたステージにを繰り返し、客席全方向に深々とおじぎをして応えてくれました。
次に出てきてくれた時、グランドピアノに向かって座ってくれました。
さぁ…アンコールです…。
【Ec① ショパン作曲 ワルツ第1番「華麗なる大円舞曲」変ホ長調 作品18】
わぁ…😭😭😭😭😭
1曲目がショパンさんでした。
私はショパンさんの曲は、コンチェルト1番しか生で聴いた事が無く、いつかはショパン国際ピアノコンクールでも弾かれていた色々なショパンさんの曲を一度は聴いてみたい…と、常々思っていて。札幌より前に行なわれたコンサートでのアンコールで、この曲を演奏されていた事もあり、是非是非聴きたいと思っていたら、最初のターンタタターンタタ…のファンファーレ風の音が聴こえてきて、
小さな声で「やった!」
心の中ではガッツポーズ!でした。
本当に美しいワルツを聴くことが出来て幸せでした。
何度かのカーテンコールに応えて、次はアップライトピアノに向かって座ってくれました。
【Ec② バッハ作曲 G線上のアリア
(管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068 第2曲 エール)】
こちらも弾き始めからすぐに曲がわかり…😭😭😭😭😭
アップライトピアノの儚げな音色が、この曲にピッタリだと思いました。
なんて優しい音なんだろう…
終わって欲しくない、ずーっと聴いていたかった。
こちらも素晴らしい演奏でした…。
またまた、何度かのカーテンコールに応えてくれたかてぃんさんは、マイクを持ち、お話が始まりました。
「今日は2月22日、猫の日なんですよね…
偶然とはいえ、僕の"大猫のワルツ"という曲の動画が、100万回再生行ったんです…」
ここで、客席から感嘆の声とスゴイ拍手が…
(私、後から知ったのですが、このコンサート始まる直前にかてぃんさんご自身でツイートされていたのですね🤣)
猫の日にミリオン再生😻
— 角野隼斗 - かてぃん (@880hz) February 22, 2023
Big Cat Waltz 大猫のワルツ https://t.co/JcvJCZb7cS pic.twitter.com/eAgL6XUOQT
「なので、今日の動画OKの曲は、大猫のワルツにしたいと思います」
…のような、お話をされて、SNSに投稿のルール説明などがありました。
私も早々にカバンの中でスマホの電源を入れて、準備OKでした。
【Ec③ 角野隼斗作曲 大猫のワルツ】
グランドピアノでの演奏でした。
この曲も聴きたかった曲だったので、それに前々から猫の日だし、アンコールに来るかも…と思っていたら、やっぱり弾いてくれてうれしかったです。
かてぃんさんのご実家にいるプリンちゃんの様子を曲にされた可愛らしい曲。
私は、エモく優しいグリッサンドが入った部分をSNSにupしました。
プリンちゃんと、ご実家にもう1匹いる猫ちゃん、チェロちゃんが追いかけっこをしてるような想像をしてしまう両手グリッサンドがとても好きな部分です🎶
そして、この曲が終わった後は、会場全体でのスタオベとなりました。
私もすぐにスマホを置き、立ち上がり、拍手をずーっとしてました。
何度もステージに出てきてくれたかてぃんさんは、最後にマイク無しの生の大きな声で
「ありがとうございました〜!」と、
客席に向かって、言ってくれました。
本当に幸せな時間でした…。
まだまだステージを見つめて余韻に浸っていたかったけれど、やっぱり、アレ、した方がいいよね…と、思い直し、ホワイエへ出ました。
アレ、とは…
↓↓↓
#角野隼斗ツアー2023#札幌kitara
— sato mi (@satomi_sora0328) February 22, 2023
Ec
華麗なる大円舞曲
G線上のアリア
大猫のワルツ#角野隼斗
もう…
お腹いっぱい… pic.twitter.com/AQovlFQs41
私も毎回楽しみに待っている、アンコール速報ツイートでした😝
この感動感激を早く皆さんと分かち合いたくて…。
本当にうれしいアンコール。
そして素晴らしいコンサートでした💕
ここからは、コンサート以外の番外編になるので、ご興味有ればどうぞ❣️
【番外編①】
札幌へ向かう前に、フォロワーさんから、かてぃんさんが島村楽器さんでゲリラライブをされた、と教えて頂き…
せめて、演奏されたPriviaちゃんやサインを見に行きたいと思い…。
島村楽器さんの場所は、札幌駅構内から繋がる場所だったので、何とか行けました😆そこで、フォロワーさんと合流して写真を撮ったりしました。
また私がいつ札幌に行けるかわからないので、行っておいて良かったです💕
【#カシオ】ピアニスト角野隼斗さんご来店いただきゲリラライブ開催されました!!!
— 島村楽器 札幌ステラプレイス店 (@shima_sapporosp) February 22, 2023
サイン入りPX-S7000HM店頭にて展示しております✨(PX-S1100はファンの方にご成約頂きました🙌)
是非皆様試奏にいらしてください🎵#角野隼斗 さん#カシオ#プリヴィア#ピアノ pic.twitter.com/pwsSQVWTIR
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さすがに椅子に座ったり、鍵盤を触ったりは出来ませんでした…。既にお買い上げも決まったPriviaちゃんでしたし…。でも、ここでかてぃんさんが、午前中に演奏されたなんて…と思うと感慨深く感じました。
【番外編②】
これは、昨年の5月にKitaraに来た時の忘れ物…というか…。
どうしても、どうしても、行きたい、見たい、ご挨拶したい場所が、このKitaraのすぐ近くにあり、でも、5月の時は知らなくて…後から知って本当に残念だったので、今回こそ!と思っていましたが…前日、Kitaraさんにお電話でうかがったところ…冬の間は行けません…と言われ…😭😭😭
でもでも、もしかしたら行けるかも…と思い、フォロワーさんにも付き合ってもらって決行❣️
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ステキな案内板がお出迎えしてくれてます
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小さな道が雪原の中に伸びてました
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きっとあの方が…
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レニーさん、はじめまして。
あなたの音楽、大好きです💕
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こちらからのショットも…😝
とうとう、レナード・バーンスタインさんの像にお会い出来ました…。
夏は芝生の上にいらっしゃるのですか、今は雪に囲まれていました…。
でも、お会いできて本当にうれしいです💕
また、来ます❣️と、伝えてきました☺️
【おわりに】
こんなに長くなったnoteを最後まで読んで頂きありがとうございました。
どうしても、初めてのソロコンサートはまとめておきたい。
でも、コンサートが終わってから1週間くらいは、何から書いてまとめたら良いかわからなくて…なかなか進まず。
そうしたら、千穐楽公演の配信があるというニュースが流れて…これは早くnoteにまとめなければ…と。配信で答え合わせしなくてはいけないところがたくさんあるけど、私の聴いてきた感想など、その当日の思い出としてまとめてみました❣️
拙すぎる文章、ピアノの感想にはなってない、などなど色々あると思いますが、素人なりに楽しく聴いてきた遠征記として読んで頂けたら幸いです…。
#角野隼斗ツアー2023
— sato mi (@satomi_sora0328) February 22, 2023
☆最終列車23時05分発で帰りますが10分ほど遅れるそう…我が街着は0時40分頃…
☆雪のKitaraと外のキラキラはキレイでした
☆Penthouse さんのフライヤーが入ってました💕
☆レニーさんの像にやっとご挨拶出来ました😍
☆動画、感想はまた後ほどね😆
☆#角野隼斗 さん最高❣️ pic.twitter.com/a57s5BYpkn
当日帰りのJRは、最初から遅れが出ながらも無事に乗り込み、出発しましたが、あともう少しで我が街の駅に着く山の中で、シカ🦌さんと衝突…(こちらではあるあるです)。緊急停止して安全が確認されるまで約30分ほど停車した後、無事出発し、駅に着いたのはam1時15分頃でした…。
衝突が帰りで良かったです。行きだったら、コンサートに間に合わない場合も考えられました…。
ソロコンサート、行ってこれました❣️
読んで頂き、ありがとうございました。
#角野隼斗ツアー2023
— sato mi (@satomi_sora0328) February 22, 2023
最初のMCで「9ヶ月ぶりに札幌に帰って来れました!」って❣️
そうよ、そうなのよ、みんな待っていたわよ〜‼️
演奏会前にはPriviaちゃんにご挨拶💕実はウチにいた保護猫の名前は"ぷりん"でした😆動画切り取りは1番エモく感じた両手グリッサンド💕かてぃんさんの優しさのかたまり🥰 pic.twitter.com/ta5nfObGJ6
コンサートの次の日のツイート。
30秒動画も載せました😆