あったかUberと切り絵展
今、拠点としている津屋崎は、日常的におもしろいことが起こる。
歩いていれば、誰かに出会って、おしゃべりして、なんだか素敵な時間を過ごせたり。
夕食のおかずを買いに行こうと思ってたらお隣さんからおすそ分けを大量にいただいたり。
出かけていて帰ってきたらこれからB B Qしようなんて楽しいことが急に始まったり。
挙げればきりがないほど、「毎日が連ドラ」みたい。そんな中に、ああ大事だな、って思う豊かさがある。
だからそんな、日常のちょっとしたできごとや感じたことを、もっと書いておこうと思った。
そんな何でもない日の1つのエピソード。
その日私は、小倉方面へ出かけるため、津屋崎から、最寄りのJR福間駅へ行こうとしていた。
「津屋崎」からJR福間駅は、自転車で約15分、バスなら20〜30分に1本で大体15分、車なら約9分。
いつものようにシェアサイクル借りていこうかなと思っていたところ、近所のおばちゃんに遭遇。おしゃべりをしていると、「福間駅に行くなら車で送るよ!」と言ってくれて、ありがたく送っていただけることに。
駅に向かう途中、「ちょっと私の同級生の友達が、今ここで切り絵展やってるからちょっと見に行かんね」と、通り道の公民館へ。入ってみると、こんなすごい切り絵見たことないってほどの作品がずらり。
すぐ近くで数日やっていたらしいけど知らなかった!その日が最終日だったそうで、わ〜これ観ることができてよかった〜ってほど感動。
そこでまた色々な人に出会い、輪が広がる。大体いつもどこかへ行くと、人が人を繋いでくれる津屋崎。そして、この切り絵展のように、急にサプライズの感動が起こることもよくある津屋崎。
そこから駅までの間も、いろんな活動してる同級生の話だったり、一昔前の津屋崎の様子や思い出話だったり、たくさん面白い話が聞けて、福間駅までの移動でこんなにまた知らない世界が知れるなんて。。
福間駅についてお礼を言って降りようとすると、目の前のバス停に、赤ちゃん連れのご夫婦がバスを待っていた。
するとおばちゃんが、「あら、あの人たち津屋崎に住んでる人たちね。見たことあるわ。バス待ってるのね、送ってあげよ」
と言って、今から津屋崎戻るから乗って行きなさいと、おばちゃんはそのご家族に声をかけていて、彼らはとてもありがたそうに車に乗っていた。
ああ、なんかいいな〜。お互い名前は知らなそうだったけど、同じまちの者同士の信頼感があって、関心をもってるというか、声をかけて、車をシェアするこの関係性。
理想のあったかUberだね。
こういう関係性が、まちには必要で、シェアが叫ばれるこれからの時代、きっともっと大事になっていくんだろう。
まずは津屋崎で、私もそんな存在になれたらいいな。
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