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【ケニア 】風に立つライオン2

🦁2日目

広い広いマサイマラ国立公園を、日の出から日没まで、一日中サファリ。

朝焼けがとても美しかった。

そして1日目にもう満足なんて、サファリ舐めてたーって思い知った。

金色の朝日を眺めながら、どこまでもどこまでも続く大草原を走る。その壮大さを、身体いっぱいに感じる、この充足感たるや。。

道無き道みたいなところをガンガン走るから、途中サファリカーが水溜りにハマって抜け出せなくなって、ロープで括って引っ張ったりとかして、そんな、本当に大自然の中を行く。

なんと運の良いことに、朝一で、オスライオン2頭が、インパラを捕食しているところを見ることができた。

捕食中のライオンは、攻撃性が無いそうで、すぐ近くまで寄って、天井から乗り出して、ほんの5メートルほど前から、その姿をしばらく見た。

初めはだいぶはっきり姿が見て取れたインパラが、だんだんと食べられていく。

時が止まっているような、まったく違う時空にいるような、不思議な光景だった。

今でも、あの時のどきどきというかスリルというか、そんな感情が鮮明に蘇ってくる。

完全なる自然の中の、生き、死に、そしてそれらは繋がっているのだという姿を、とてもストレートに目にした瞬間だったと。

残酷とかそんなんじゃなくて、とても美しいもののように思えた。

その後もまだまだ続く草原を進む。

悠々と歩くキリンがとてもかっこいい。

なんて草原と木が似合うんだろう。


ゾウの家族の大行進。黄緑色の背景に映えるそのシルエット。

タンザニアとの国境まで来て、川沿いでクロコダイルやカバも見た。

シートを敷いてピクニック。ちょっと昼寝。

夕方頃、メスライオンにもたくさん会った。木の下で休むメスライオンが絵になりすぎてて、ずっと見ていられた。

なんだかここにいる動物たちは、どれも、いるべき場所で生きている感じだった。

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