優しい強さと 静かな情熱 新井リオくん
今、声のヴォリュームを最大にしておすすめしたい場所がある。
京王井の頭線 新代田駅から徒歩約75秒のところにあるお店
「新代田YACHT(ヨット)」だ。
バンドのグッズなどを小口から受注し制作・販売している小さな工房。
ここに、カナダ・トロントに居た頃出会った 新井リオくん がいる。
もう、この彼が本当にすっごくてぜひみんなに知ってもらいたいのだ。
年齢は私と同じ23歳。大学休学中の4年生。
職業、デザイナー兼、ミュージシャン兼、英語の先生(?)。
若干23歳でフリーランスのデザイナーとして生計を立てつつ
自身のオリジナルグッズである「英語日記Tシャツ」を毎日作り続けている。
英語日記というのは、こんな感じ
新卒で大企業に就職するという選択はせず
フリーランスで生きていくと決めた彼。
夜中遅くまで工房に残りデザイン作りをし、
朝早くに起きてスタバで英語日記を綴り始める。
はたから見れば一流のブラック企業並みに働いているけれど、
「大変だと思わないんだよ。その日1日で全部やりきったと思えることがない。時間が足りない。起きていることが楽しい。自分の大好きなことをしているから」と言う。
この世界に起きているのが億劫で、少しでも目を閉じていたいと思っていたこともあり、この言葉に驚いた。
そう、まさに自分らしい生き方を体現しているのだ。
そんな彼の作品の展示会が、新代田YACHTで開催されている。
英語日記Tシャツの作られ方についても展示会で公開されている
りおくんのデザインがクールなのはもちろんだけれど
自身が持つ哲学や“世界観”がいい。
例えば先日のライヴ&トークショーの中で語っていた言葉が印象的。
「“頑張れ”って言葉は直球で伝わりにくいかもしれないから、自分が頑張る姿で、他人を励ましたい」
どこまでも優しい言葉だけれど、自分自身に対して妥協を許さない決意も込められていて、強い。
そうだ。私も人からこうされたいし、他人に対してこう接することができる人間でありたいと思う。
何かとてつもないしんどさを乗り越えた人だからこそ、紡げる言葉や優しさなんだ。
私は一昨年、カナダに行ってたくさんの人に出会った。
こんな生き方もしていいんだよって、多様な選択肢を与えてくれた。
生まれてこのかたず~っと、人一倍「こうしなければいけない」「こうあるべきだ」という固定観念が強く、頑固でわがままな人間だった。周りに流されやすい人間だった。だからこそ、人一倍自分らしく生きている人が素敵で輝いて見えるし、惹きつけられる。
声を大にして叫びたい。みんなに知ってもらいたい。
“こんな素敵な生き方をしている人がいるよ!!”
ううん、みんなじゃなくてもいい。
デザインに興味がある人。フリーランスに興味がある人。
英語を使うことに興味がある人。
それから、今ちょっとでもしんどい思いをしていて、生き方の選択肢を広げたい人。
そんなどこかの誰か一人だけでも訪れてみてくれたらいいな。
YACHTはいつでもオープンで、優しくて、強く背中を押してくれる場所です。
下北沢周辺にいるひと、来た人、来る人はぜひぜひオススメします!
ああでもやっぱりできるだけ多くの人に知ってもらいたい!(笑)
服と同じように人生も、自分らしくデザインできる。
実際にしている人がいる。
どうせ一人ひとつしか与えられていないのだから
あらゆる「好き」に囲まれた、面白いストーリーに溢れる、オリジナルな人生にしたいものですよね。
新井リオくんの展示会
@ 新代田YACHT
2/3~2/11 (2/7休み)
13:00~20:00
Entrance free
((来年は、本も出版するんだって!))
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