【デザイン基礎かるた:つ】
付け焼き刃
よりも土台の
基礎固め
昨今の「#〜とつながりたい」系の情報商材ビジネス関連の問題は、
やはり業界に長くいると思うところあり。
オリンピックの空手を見てノスタルジィに浸ったタイミングでもあり。
今日の「基礎が大事」というテーマです。
今年、オリンピックで空手の形を初めて見た方もいらっしゃると思いますが、他国選手と比べても日本の清水・喜友名両選手の気迫・美しさは段違いに感じたのではないでしょうか?(金、銀メダルおめでとうございます)
私、中学・高校と空手をやっていたもので、これだけは食い入るように見ておりました。
空手の形は、基礎の動きの組み合わせで出来ています。
突き・蹴り(それぞれ上段・中段・下段)はもちろんのこと、私が思い出せる基本の立ち方だけ言っても前屈立ち、猫足立ち、後屈立ち、四股立ち、騎馬立ち……(たぶんまだまだある)といろいろあるのです。
両選手はその一つ一つの基礎の動きが恐ろしく正確、かつ動きも早く、ブレない。一般人が想像できないくらい、ひとつひとつの基礎を繰り返して美しく磨き上げていったんだろうなと思います。
私は中学時代に町のコミュニィセンターで週2回習い始め、
高校でインターハイ出場常連の部活で本格的にと、ちょっとレベル感の違う場所で空手に取り組んでいたのですが、その5年間で学んだのが、
・基礎一つとっても、上手い人や本気の人と一緒にやると上達が早い。
・基礎がしっかり出来ないうちはどんな技も決まらない
・続ければ身体が覚えて、ずっと使える自分の武器になる
ということ。
やっぱり週2回、近所の仲間相手に無理なく楽しくふざけてやっている時よりも毎日失敗して、負けて、悔し涙流して向き合ってた時の方が覚えも上達も早かったし自分の身体が作る形のクオリティが全然違ってましたね。
そして、よく覚えてる。自分が実際に演じた形だけでなく、先輩の演舞を見ていただけのものまで、ちゃんと覚えてる。
デザインの基礎も同じで、ユルイ人たちに教わってるだけだと「基礎」っつってもベテランや大先輩から見たら「は?全然出来てないね。なんだこりゃ」ってクオリティなことがあるよ。(一番言いたかったのココ!)
だからこれから始める人は、自分が身をおく環境の精査がとても大事。
私が会社員の時に一緒に働いた新人デザイナーも、まだ会社で「アシスタント」の枠を出ないうちから辞めて独立し情報商材・教育系に走った子もいます。
Twitterでどんなにフォロワーが多くても、youtubeでどんなに上手く喋っていても作っている作品が「なんだかな…」な人、結構います。
それでも、何かを始める人にとって「入り口として使いやすい」という需要はあるだろうし、集客の才能あるなとは思うけども。
「稼ぎたい」んじゃなく、「デザインが、プログラミングが上手くなりたい」と思ったら早めに自分の環境を考えて欲しい。
1つのコミュニティを盲信してそこだけに身をおくのではなく、セカンドオピニオン的に2つ以上、参加できるコミュニティを持っておくと良いですね。
そして、誰にも崩されない基礎を固めて何でも上に乗せられる土台を、自分の中に作っていきましょう♪
ダルマちゃんはこちらの素材。
見つけた時から何かに使いたいと思っていた…!
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