【デザイン基礎かるた:れ】
例外が
活きる秘訣は
法則にあり
人は『繰り返された同じデザインのものを同じ役割と感じる』デザイン4原則の一つ、反復の法則です。
く〜。。テーマが被らないようにしてたのに『す』と被っちゃった。
けど微妙に言いたいことは違ってるからセーフ!反復Part2です。
さて、『れ』の回なのでなかば無理矢理『例外』と捻り出しましたが、今回お伝えしたいのは『画面の中でそのものを立たせる』ということ。
「もっとここの見出し、立たせて」なんてアドバイスは新人デザイナーさんだったら一度は経験があるはず。
さて、まず『目立つ』とは何かを分かりやすく言うとこういうこと。
↓全員違う色であれば「わ〜5人のサンバダンサーだ〜!」
ですが、こうなると、
「わ〜!あの真ん中の人がメインのダンサーなんだ〜!」
ですよね。
そう、『目立つ』というのは、相対的なもの。
なので、
大きさ・色・形など、『だいたい同じ』に見えるものが近くにあると、本来目立たせたい要素が埋もれてしまうのです。
全部大きくてもダメ、全部小さくてもダメ。
全部に同じフチ文字に…なんてのはもってのほか!
役割が違うから色を変えましたよ〜、っていうのも、それが近くにあって、同じような位置に置かれているとパっと見の判別が難しくなります。
(↓こうなっちゃうならば、せめて反対色を使うとかさ〜!)
これはグラフィックデザインでも同じように気をつけるべきことですが、
特にWebデザインでは、
『今あなたここですよ』『これが新しいですよ』をパッと見で分からせる仕組みを作らなければ、見ているユーザーが直感で動ける画面にはなりません。
↓ 上:今ここですよ
下:これが新しいですよ
分かりやすいですね。
『特別感』は、ルールの揃った部分に一つ、例外として別のあしらいが与えられていることでハッキリと見えてきます。
・角版画像が多い中に一つだけ切り抜き写真
・全部四角形の中に一つだけ丸
・ほとんどが同じサイズの中の、一つだけ大きなサイズ
・普通のテキストの中に一つだけ大きく、フチや影がついた文字
など、大部分をルール化する。
画面の、そのパートの中の『メインダンサー』と『バックダンサー』に分けるつもりでやってみたら分かりやすいかもですね♪