【デザイン基礎かるた:と】
トンマナと
制作意図を
掴み取れ
「トンマナもうちょい合わせて」
「その修正指示だとトンマナ崩れちゃいますね」
会社でデザインの仕事をしていると1日1回は必ずトンマナ系の話をしている気がする…。
新人デザイナーで最初から『トーン&マナー』を揃えてページを制作するのが上手い人は、一割に満たないのではないでしょうか(弊社比)。
『トンマナって何』をしっかり理解して、それを素早く掴み取るコツを身につけたら、デザインの仕事は100倍くらい楽しくなります(個人の感想です)。
トンマナ = トーン&マナーの略で「画面を構成する要素の方向性・世界観と、それを統一するためのルールやスタイル」と覚えておけばOKです。
英語圏だと、「Tone and Style」とか「Voice and Style」と言うらしいですヨ。
画面を構成する要素って、例えば何が含まれる?というのを今回絵札にしたのですが、分かりやすく日本語で大雑把にくくるとこんなものがあります。
ここには入れてないんですが、前回「テクスチャ」の回で少し触れた『触感』というのも、紙媒体を手がけるときは大切な要素。
あんまり機会がないから↑では除外しましたが、インテリアや空間デザインなどだと、「香り」や「空調」までトータルで考えることもありますね。
「トンマナが合っている」「揃って見える」という状態は
ということなのです。
ここまで書いたけど…これ見てもらった方が早いや。と思い出しました。
まさに「トンマナって何?」を説明している部分の講座お試し版動画があります!
お試しなのに30分近くあるので、お時間ある方はぜひ…!
新人の頃は、先輩が作ったものを引き継いだり、
すでにパッケージや他のクリエイティブがある商品に対してのLPやバナーを作るということが多いと思いますが、まず、そういったお仕事を受けたらやっていただきたいのが『方向性を言語化すること』
言語化、と言っても挙げ出したらキリがないですが、
トンマナを掴むためには最低でも下記の4つくらい、言葉にしておきましょう。
言語化するとなんとなく「この要素が集まってどんな雰囲気を出したかったのか」が見えてくる…んですが、これをやる前にはぜひ、デザインの基礎知識は頭に入れておくとより言葉にしやすくなります。
『この子あんまりトンマナ合わせるの上手くないんだよな…』という後輩を抱える先輩デザイナーさんは、この言語化+次の1ステップ、
言語化したものと似た素材を集める
というところまで並走してあげて、徐々に補助輪を外していくと良いですよ。
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