曙橋で不思議発見！奇跡の「贈与」食堂

ジュンク堂東京本部の帰りしなに、何やら異彩を放つ食堂を発見👀❗️
「ナポリタン80円」とはどういう事か⁉︎

コレは入らない訳にはいかないだろう😋

すると、一見さんへの洗礼。
「ランチはマイ箸か割り箸をご持参」やて！

意地でも割り箸をゲットするぞ！

〜割り箸探索の旅〜

近くの牛丼屋で割り箸を一膳拝借し😜
再訪。

今度は割り箸持ってるからバッチリだ！
「何？」
「あのランチを食べに来ました」

「ゴメン、今日ゴハン無いわ」
「え〜箸、取って来たのに〜」
「ゴメンね」
「マジかぁ、また来ます」
と飛び込んで来たのは
【ナポリタン80円】の文字、
「ナポリタンは？」
「え〜と、ゴメン、パスタも今無いね」
続いて【焼きそば220円】。
「焼きそばは？」
「焼きそばなら出来るよ」
「じゃ焼きそばで」
「ちょっと待ってね」とお通しのように出て来たのは肉炒めのようなモノ。

見た目は悪いが中々美味い。でも完全にビールの当てだ🍺
「ゴメン、マスター、やっぱビール貰うわ」
千円でアルコール２杯とおつまみ３品のセットがお得そうだ。
「いいよー、ウチ完全セルフだからどうぞ」
肉をつまみ、ビールを飲んで待つ事、数分。

「ヘイ、お待ち、焼きそばね」
B級感は否めないがコレまた美味い。ビールに合う😁
「マスター、お替り頂くね。あとこの店のシステム、よく分からないけど、あと一品頼めるの？」

「ウン、待っててもう一品出すから」
（よく分からんがお任せ方式なのね）
最後に出て来たのが、
「ハイ、コレね」

豚のロース焼き。美味くてビールが進む。
「もう一杯飲んでいいよ！」
「でも千円のセットですよ」
「いいの、いいの駆け付け３杯と言うでしょ」
「そう言う提案は断りません！」
でももう一軒、書店を回る予定なので控え目に入れる。
するとお隣の常連さんの話、どうやら自衛官のようだ。
「お二人は自衛官ですか？」
「ハイ、私は元自衛官ですが」
「近くに防衛省があるから、その関係で自衛官や職員もよく来るよ。あと坂の上に警察署もあるから警官もよく来る」
「へぇ〜、そうなんすね」
「でもね、キャリアの自衛官と機動隊の警官が同席すると必ず喧嘩になるんだよ」
「何でですか？」
「やっぱり警官は現場で汗かいてて、デスクワークの職員にやっかみがあるんじゃない。だから同時に来た時は２階と１階に分けんのよ」
残りのビールを飲み終わるとマスターにジョッキを強奪され、もう一杯ビールを注がれてしまった。
「え〜ちょっとマジで仕事中なんすけど」
「いいの、いいの」
「マジか。マジわんこ方式か！先に千円払って置きますよ」
「そこに入れといて」
とタッパーに千円を入れる。
常連さんとマスターの話を聞いていると何だかディープな話に。

この店、異彩を放つだけによくメディアに取り上げられているらしく、
「この前もね、遠方から子どもが来てね。「焼きそば４人前ください」っていうから渡してやったけど」
どうやら、子どもにはタダで食事を提供する事で有名な食堂のようでメディアに出ているらしい。
家庭の事情（育児放棄やDVなど）で飢えた子どもが度々訪れるらしい。
「でもその子の家は大丈夫だったぽくて、後からお母さんが菓子折り持って御礼に来たのよ」
完全に頭の中では「let it be」が流れてました。

ビール４杯と「肉炒め」と「焼きそば」と「豚ロース焼き」で1000円。
「ご馳走さまでした！仲間を連れてまた来ます！」
ここだけの話、
食べ飲み放題時間無制限で「3000円ポッキリ❗️」
奇跡の「贈与」食堂です^ ^

誤配されたメッセージは必ず届くと信じてる
市井哲学者・佐藤学

［定食酒場食堂］
https://s.tabelog.com/tokyo/A1309/A130903/13212658/