効率ばっかり求めて怒られる~~~。
めっちゃ持論なんですけど、
職場での義理と人情って線引きがとても大切だとおもうんですよね。
ある人が、仕事をして苦しんで帰ってきて、相談されたときに、
私は
なんであなたが苦しまないといけないの?
なんだ働いてる従業員がそこまで悩まないといけないの?
って率直におもっちゃったんです。
前職は総合職採用だったので、
技術者として専門的な仕事と、
現場の管理をしたりマネジメントみたいな仕事をしてました。
だからこそ、現場で働く方々の仕事もできて当たり前だし、
その上で現場がどうあれば働きやすいのか、を考え続けていました。
さすがに経営陣ではないし、雇われの身なので、
将来に向けて事業をどのように運営していくか事業の道筋を立て、事業全体での経営判断をする、
なんてことはできないんですけど、
目標達成のための職場改善は常に求められてきました。
会社の目的は利益であり、社会に還元、にあります。
一方で、社会に還元のなかには全部のステークホルダーが含まれているとおもってて、
利益を出して従業員に給与をわたしているので、
働く人が辞めてしまっては利益がでないし、
働く人が幸せでなければ、そこに人はいなくなってしまうと思っています。
仕事において、業務内容が多すぎたり、労働時間が長すぎると、働いてる人は健康面でも不調に陥るし、働きたくない気持ちが勝って長続きしなくなって辞めていってしまう。
人がいなくなればさらに業務は回らなくなり安全性も保てず、会社として信頼度もなくなれば損害しかでなくなる。
とはいえ、働く人が多すぎても、すぐに人が交代しても、教育ばっかりになったり、労働効率は下がってしまうし。
だから、働きやすい環境で、長く働いてもらうことが大切で。
会社は利益を出すところで、
従業員はそこで働いていて、お客様は神様だ、なんていわれる世の中で、
消費者がいなくなれば、製品は売れなくなって、利益もでなくなる。
そういう風に考えれるからこそ、
現場で働く方は消費者としての感覚ももっているから、こうしてあげなきゃ、こうすべきだ、って思ってくれて。
一方でお客さんの全ての要望に答えてたらキリがなくて、なんにも作れなくなっちゃうって思うんです。
だから、会社をマネジメントする側にたつ人は、
そこの線引きをしっかりしないといけないんです。
法律ではここまでオッケーだから、これ以上のことはしなくていい、
会社の基準はここまでだから、と。
お客様重視で考えてくれる現場と、働きやすい環境で無理なく働くための線引きが重要で。
生産効率と労働生産性。
少ない人数で、負担なく、製品を沢山作れる。
そんな環境が必然で、そこには安全性も品質も含まれるけど、
効率よく安全に働ける環境で、負担なく働ければ、そこには品質もついてくる。さらに、働きやすい環境を、と求めてスパイラルアップに繋がっていく。
日本の労働生産性が低い理由として、長時間労働の常態化やデジタル化の遅れ、モチベーションの低下、給与体系が時間基準であることなどが問題であって、
そこを改善していかないと、会社としてはやっていけないと思ってます。
だから、私は現場の声をしっかり聞くし、現場をちゃんと見てるし、そういう人たちと一緒に仕事ができてたから、
現場にいつでも要望言って!嫌なことあれば言って!これこうした方がいいんじゃない?とか、これってなんでやってるの?とか。
どんな些細なことでもいいにきて~って言ってたし、そこに信頼関係をちゃんと築くことができていたから、仕事を辞めずについてきてくれたんだなって思ってます。
だからその知人にも、
なんであなたが苦しむの?なんで働いてる人が悩まないといけないの?と言ってしまったけど、
その環境はそれが当たり前な環境で、
私が築いてきたものと違っていて、
そこに配慮ができなかったことをすごい反省してます。
だからこそ、経営陣は現場をもっと見てほしいし、
見ていく会社が増えていけばいいとおもいます。
義理は社会的な規範や期待に応えることを意味し、人情は人間の感情や思いやりを表すらしいです。
全てに答える必要はなくて、
それぞれがそれぞれの目的をもって働くけど、
そこに信頼関係があって、ひとつの集団であって、
サポートしあえる関係性でありたいですよね。