性教育について読者と対談してみた 〜学校と家庭の性教育〜
連載小説「毎年5月31日、私は決まっておすしを食べている。」のVol.9 花火で性問題について触れたところ、それぞれの家庭の性教育について読者からいくつかコメントをいただきました。読者のひとりでもあり、元教師&二児の母&現在三人目を妊娠中のやまだまいさんと、学校と家庭の性教育について対談してみました。
学校の性教育
Sato:学校の性教育って今も男女分かれているのかな?昔と変わった?
まい:小学校は今も男女わかれているし、昔と何も変わらないなー。
学校訪問して性教育をしている助産師さんは、「もっと中学校・高校も少人数で、悩みを打ち明けやすいように改善して欲しい」って学校に依頼しているけれど、全然変わらないみたい。
Sato:そうなんだね。学校の考えにもよるのかな?公立と私立やインターではだいぶ違うのかもしれないね。
まい:確かに。長女は公立の小学校だけれど、高学年でやっと性教育があると思う。義務教育のカリキュラムは遅れていると思うよ。
次女は無認可の保育園なんだけど、園長の方針で「園児たちに性教育は必要」って考えで、5歳で性教育があるよ。もちろん私も同感。
Sato:保育園の性教育ってどんなものなの?
まい:どうやって赤ちゃんを授かるか、精子や卵子の話、大きさ、受精卵の大きさなどの話があるよ。
そんな大切な精子や卵子を作る場所(水着で隠れている場所)はむやみやたらに触らない、ということを伝えているんだ。
幼稚園保育園は、男女や同性間で触った触られた問題が結構あるんだよね。
Sato:それは知らなかったー!
家庭の性教育 〜親から自分へ〜
Sato:わたしの家庭は性教育ってなかったけれど、まいさんの親は性教育どんな感じだった?
まい:私の親も性教育なかったよー!
Sato:時代もあるのかもしれないね。ちなみに、まいさんは親に性教育して欲しかった?性に対してオープンな家庭の方が良いと思う?
まい:私は親に性教育…して欲しくないかも(^◇^;)
性に対してオープンな家庭…もちょっと嫌かも(^◇^;)
小学生まではオープンでいいのかもしれないけれど。
Sato:そーなんだね。わたしはして欲しかったかな。何でも恥ずかしがらずに話せる関係の方が良いなと。
まいさんはなんで嫌なの?(もし差し支え無ければ笑)
まい:親の性感覚、知識を押しつけられる気がするから笑笑
Sato:なるほど笑
まい:中高生以上になると、外にアンテナが向いてくるから、家庭内ではなくて、困ったときに相談できる第三者(親や学校の先生以外)の存在が必要だと思うなぁ。
家庭の性教育 〜自分から子どもへ〜
Sato:まいさんは今幼稚園児と小学生の母親として、性教育って何か考えてる?
まい:性教育は5歳くらいからスタートする必要性を感じているよ。保護者向けにも。次女の無認可保育園は性教育があったけれど、公立に通った長女は小学校でまだ性教育を受けていないから、次女の性教育の時に同行してもらったよ!
Sato:子ども達がSNSも使いこなす今だからこそ必要な性教育もありそうだね。
まい:うん。今は子ども向けyoutubeからアダルトサイトに飛んだりすることもあるから、そこは注意が必要だね。
家庭で性教育っていうより、親が子どもを取り巻く性環境、対処法を知っておく方がまずは必要なのかな。
性の執着や興味は家庭の問題と比例していると思うし、結構深いものがあるから、親や大人が性教育についてまず知る必要があると思うな。
今、子育て教育グループを作っているけど、性教育とお金教育はグループ内でやっていきたいって思ってるよ。学校任せでは時代の流れに追いついてないジャンルだと思うんだ。
Sato:同感!(ちょっとテーマずれるけれど)私も連載小説「世界教室」の方でお金の話について触れたけれど、やっぱりお金の教育も必要だよね!
今まいさんはまさに三女を妊娠中だけれど、長女と次女は何で赤ちゃんができたか理解してる?
まい:長女は赤ちゃんをどうやって授かったか80%くらい理解してる。赤ちゃん誕生の本で一緒にオススメの本を数冊を読んだよ。
SEXの詳細までは伝えてないけれど、本にはある程度載っていたかな?小学生低学年で伝えるのはまだ早いってアドバイスもらったよ。
Sato:興味をもって色々聞いてくると思うけれど、どうやって答えたの?
まい:どうやって赤ちゃんを授かったか聞かれた時は「お父さんとお母さんが大好きって思って抱き合ったりキスしたりして授かった」って言ったかな?
長女は漫画等でキスや好きっていうシーンに興味を持ち始めたから、彼女が抱いた質問を私や夫に聞きやすい環境作りは意識してる。例えば、否定しないとか。
小学生までオープンな性トーク環境を作って、あとは本人を信じて見守りたいなぁ、と思ってるとこ。
Sato:さすがまいさん、ちゃんと考えてるね!何に関してもオープンな環境を整えておくのって大事だね。とても勉強になりました!ありがとう!
Satoの連載小説 「毎年5月31日、私は決まっておすしを食べている。」20歳まで生きれないと言われた兄にまつわる数々のストーリ。幼少期から順に連載しています。小説のテーマをもとに読者と対談したり、制作日誌も気まぐれに更新していきます♪気軽にメッセージくださいね☺︎
<プロフィール>
- Sato:小説「毎年5月31日、私は決まっておすしを食べている。」連載中。