経営者ではあるけど、セラピストを辞めないわけ
同業者経営者の中でもスタッフと一緒に施術に携わっている人と、オーナー業だけで他の人に任せている人といます。
オーナー業だけできて、左団扇で暮らせれば楽だろうな・・・なんて妄想してみたこともありますが、私は無理でした。
まずは、「セラピストでいたいから」です。昔出会ったベテラン男性は当時で施術歴10年以上でしたが、それはそれは凄腕の持ち主で、頭も良く尊敬される存在でした。
しかし彼は施術にはなるべく入りたくないと言うのです。「もう飽きた。」「別にしたいと思わない。」と。
そのことが頭に残って、私もいつかそういう風に思うのだろうか・・・と想像していたわけですが、どうやら15年以上やっていますが、飽きません。毎回毎回集中して新鮮な思いで施術をすることができます。お客様をどう気持ち良くなっていただくか考えるのも飽きません。
そして次に「お店のことを知っていたいから」です。お店に出向かないということはリアルな店の情報を知ることができません。閉店後に報告の連絡が来たとしても、それは誰かのフィルターを通した情報です。それは大切な情報が抜け落ちている可能性が高いです。どんなお客様が来られたとか・どんな反応だったとか・機材の調子が悪いとか・活けている花が弱ってるとか・お向かいの事務所の方が挨拶に来られたとか・電気点検の連絡が来ていたとか。どんな小さなことでも知っていた方がいいんです。
もちろん、スタッフのモチベーションも気になります。同じように時間を過ごすと分かるんです。士気がさがっていると思えば私が声を掛けますし、忙しすぎたなと思えば労いの声を掛けます。それを経営者からしてもらうのは気分が違うと思うのです。もちろん計算ではなく、本心です。
だって、スタッフあってのお店であり🦇さとこうもり🦇でしょ。誰かだけが得をしてはダメです。
最後に「店がすごく好きだから」です。これには理由はいらないです。
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