40代になったので、初めて乳がん検診に行ってきた話。
自治体から無料検診クーポンをもらっていたので、有効期限ぎりぎりで利用させてもらうことに。
知り合いから教えてもらったクリニックにネット予約を入れて、いざ。
無料クーポンで受けられるのは、マンモグラフィーによる診察のみ。触診や超音波(だったかな?)は有料で3300円。
せっかくなら・・・有料も頼もうかと思ったけど、3300円と聞いて、なんとなくとっさに「今日はクーポン内でお願いします。」と言ってしまう。
こんなとこでケチってどうすると思ったし、むしろ体験すべきだろ!とも思ったが、これが病院マジック。お金というより、怖さみたいなものがあったのかなと今は思う。
さて、クリニックでは受付で「名前ではなく番号でお呼びします」と説明を受ける。
そうそう。
毎回病院で名前呼ばれるのイヤだったんだよねと思っていたので、嬉しかった。薬局でも名前で呼ばないでほしいと毎回思う。
着替えて、マンモ室へ。
フジフィルムの機械で撮影するらしい。
放射線技師の女性が、態勢や撮影位置などを親切丁寧にやってくれる。
放射線が出るので、本当に妊娠していないか確認される。
2方向から計4枚撮影。
私は痛みはなかったな〜。個人差があるらしい。
圧迫されてる時間はおよそ10秒ほど。
これは、放射線技師の誘導や、機器の取り扱い方によってクリニック毎に差はあるだろうなと思う。
撮影後しばし待って、いよいよ専門医とご対面。
「画像を見る限り、怪しい影とかもないです。」
ということで、私どうやら要注意とかじゃないらしいので一安心。
今回検診に来た理由の一つに「この体験をまわりに話す」ということがあったのと、(お客様で乳がん既往歴がある方もわりといるので)「みんな検診に行こうよ」とお知らせしたいのと、触診をするなら私達がサービスとしてやってもいいなとか考えていることを話したところ。
先生が触診をサービスでしてくれました。
その感覚をすぐにクリニック内にある、乳がんを探すシリコンキット(等身大)で練習して、助手の方と少しお話をして帰って来た。
病院は何か悪くなってから行くことが多いけど、最近私の中で病になる前に行くことの大切さを感じ始めている。病院にいる方はもちろんプロの方々で、毎日いろんな患者さんと接しているから、私達はリラックスして身を任せたらいいと思う。
乳がんは1センチ位の大きさのしこりになると、触って気づくらしい。1センチになるには10年以上かかるそうで、マンモグラフィーや超音波であれば小さなしこりも見つけることができ、結果良好な結果が得られるという。
1センチになるのに何年もかかるのに、1センチ→2センチには2年ほどで倍増し、大事になってしまうことがある。だから検診は2年に1回はしましょうねということらしい。
「検診から乳がんが見つかるのですか?」と聞くと、
「いえ、だいたい皆さん自分で気づいて来られます」と。
なるほど。やはり日々自分の体をチェックするのが早道なのです。実りある受診でした。是非、皆さんも一歩踏み出して検診してください。乳がんの遺伝性はそんなに関係ないっぽいですよ。食生活と喫煙の方が因果関係が強そうです。