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衝撃の事実。私はシティーガールだった件

 先日、戸籍謄本を母が見ていた時のこと。
「あんたの出身地札幌になってるよ!」

は?

見てみると、
 
出生地 北海道札幌市白石区

 札幌といえば、人口100万人超えの大都会じゃないですか!
 出生地は生まれた場所なので、私の場合、生まれた病院の住所になっているらしい。今まで、田舎の村出身だと信じていた私が、実はシティーガールだったということに、衝撃を覚えた。
 厳密にいうと、出生地と出身地は違う。でも、産まれてから一ヶ月ほど、札幌のおばの家に母と一緒にお世話になっていたし、こうやって戸籍にも書かれているのだから、札幌出身と言っても良いわけだ。
 
 さて。ここで突然ですが、私が小学校6年生の時に書いた日記をご覧ください。

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 12月30日(火)
今日は、小たるへかいものに行ってきた。
目がまわるようなあつさのなか、
私はたくさんの人や物を目にした。
寿都ではこんなことなんかめったに
ないのに都会ではいつもこんなふう
ににぎわっているのか。と思うと
同じ道内でもちがう世会のようだ。
私はそんな都会へ行くと、とても無口
になってしまう。こんないなかのかっこうで、みんな心の中ではバカにして
いるのかもしれないとゆう気もちがあっ
たからかもしれない。
札幌のようなすごく都会の所に行った
時には、もういなかものと思わせよう
とひらきなおった。
とてもたのしかった。
いつもそうできたらいいけど。
まわりの人にめいわくをかけるかも
しれない。
いろいろ考えなければいけないんだ。
きっと。



 ちょっと都会に買い物に行っただけなのに、とんでもない覚悟だ。
 そして、真冬に書いたはずなのに、「目がまわるようなあつさのなか」と書き出しているのが気になる。


 この文を読むと、都会に対する劣等感と、それが極限まで上り詰めると、逆に周りが見えなくなるほどハイな状態になっていた自分が垣間見える。

そんな私に言ってやりたい。

落ち着きな。あんた、札幌生まれだよ。




あと、「世界」の漢字、間違ってるよ。